2014.12.14 - 長崎県『ひじきかまぼこ入り 0円皿うどん風』

長崎県『ひじきかまぼこ入り 0円皿うどん風』

パリパリに揚げた麺の上に、野菜や魚介類などで作ったあんをかけた、長崎名物の皿うどんをヒントに作った0円料理。 キャベツと、ひじきとシイラのすり身で作った特製かまぼこを入れたあんを、カリッと油で揚げたちりめんにかけた。 城島と長瀬のアイディアが光る一品。

0円食材

城島が頂いた食材

欠けたいりこ(ちりめん)

いりこの加工製造を行う大石水産で分けて頂いた0円食材。
獲れたてのカタクチイワシの子を、セイロと呼ばれる木枠の網の上に広げ釜の中へ入れ、6分程茹でる。
これを一昼夜干すると、いりこやちりめんとなる。
釜もすべて掃除してしまっているため、釜に残ったものなどは無かったが、箱詰め作業をする際に、折れたり粉々になったものは集めて捨てているというので分けて頂いた。

分けて頂いた方 『ご夫婦

大石久志さん

大石佐登美さん

甘いキャベツ サトウくんの外葉

キャベツ農家の久住呂(くじゅうろ)さんから分けて頂いた0円食材。
久住呂さんが作るキャベツは「サトウくん」という品種で、極甘キャベツと呼ばれ、スイカに匹敵する糖度になる。
久住呂さんは農業歴は70年の大ベテランで、「サトウくん」を松浦地域で最初に栽培して広めた。
収穫後の残っていた外葉を分けて頂いた。

分けて頂いた方

久住呂尭三さん
(くじゅうろたかみつ)

小さいゴミがついた乾燥ひじき

五島うどんを販売しているワークプラザ松浦で分けて頂いた0円食材。
本当は、うどんの麺を探して伺ったが、こちらでは販売のみで、製造は、ワークプラザ上五島という同じグループの別の施設で行われていたため、うどんの麺は手に入れられなかった。
その代わり、ひじきのパック詰めを製造しており、その過程で選別する、小さな異物(貝殻など)が付着したひじきを頂いた。

分けて頂いた方

寺崎政巳さん

長瀬が頂いた食材

傷みかけの冬瓜

農家の宮原笑子さんから分けて頂いた0円食材。
宮原さんは、里芋や冬瓜、大根やみかんなど季節ごとの野菜を道の駅などで販売する農家さん。
冬瓜は、冬の瓜と漢字で書くが、実は旬は夏。
寒くなると傷みやすくなってしまうため、収穫が追いつかずに残っていた冬瓜を分けて頂いた。

分けて頂いた方

宮原笑子さん

小さくて売れないシイラ

松浦魚市場で分けて頂いた0円食材。
松浦魚市場は、水揚げ量は全国で5本の指に入り、中でもアジの水揚げは全国2位。
サバは全国3位という巨大市場。
分けて頂いたのは、体が小さく数も少ないので、売る事のできないシイラ。

分けて頂いた方

森永健一さん

0円料理

ひじきかまぼこ入り 0円皿うどん風

1.シイラを三枚におろし、フードプロセッサーに入るサイズに切る。
2.シイラの身をフードプロセッサーにかけて、すり身になったら塩を加えて再度フードプロセッサーにかける。
塩は魚の2%の分量。
3.ひじきを水に20分程漬けて戻す。
4.すり身をすり鉢に移し、戻したひじきを混ぜ合わせる。
5.かまぼこ板に形を整え、蒸し器で10分蒸して、ひじき入りかまぼこの完成。
6.冬瓜は皮をむいて種を取り、一口大に。
7.キャベツの葉も一口大に切る。
8.細かく切ったキャベツの芯を素揚げにする。
9.いりこ(ちりめん)をザルで振るい、ゴミを取り除く。
10.いりこ(ちりめん)に小麦粉、水を少々加え形を丸く整える。
11.クッキングシートの上で、形を整えたいりこ(ちりめん)をシートごと低めの温度でさっと揚げる。
12.ごま油でキャベツと冬瓜を炒める。
13.塩、醤油、コショウ、酒、味噌、白出汁で味付けする。
14.かまぼこを入れ炒める。
15.水で溶いた片栗粉を入れ、弱火でとろみが出るまで煮詰め、皿うどん具のできあがり。
16.揚げた麺(ちりめん)に煮詰めた具をかけ、素揚げにしたキャベツの芯をふりかけて『皿うどん風』の完成。

道の駅

道の駅 松浦海のふるさと館

長崎県松浦市にある道の駅。
源平合戦で活躍した平安~戦国時代の水軍「松浦党」の発祥の地としても知られる。
玄界灘を望む南西部の伊万里湾に面し、養殖業も盛んな地域で、日本有数の漁獲量を誇る松浦魚市場をはじめ、近隣漁港から新鮮な魚介類が入ってくる。
中でもアジ、サバ、タイ、養殖トラフグは全国でもトップクラス。