2015.1.25 - 東京都『0円シチュー』と『0円レアチーズケーキ風』

東京都『0円シチュー』と『0円レアチーズケーキ風』

すべて東京産の食材で作った0円メニュー。
「0円シチュー」は、ホワイトシチュー。
牛乳とベーコンの脂でホワイトソースを作った。
シチューの具材は、ニンジン、ブロッコリー、ホウレンソウ、炒めたベーコンに加え、東京うこっけいの卵とベーコン、厚揚げを混ぜてつくった具を茹でた白菜でまいた城島特製『ロール白菜』の5つ。
そして、デザートの「0円レアチーズケーキ風」はホエーと牛乳に酢を入れて作ったリコッタチーズを作り、そこに水を切ったヨーグルトを混ぜ合わせ、香りづけにゆずを加えた一品。

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0円食材

長瀬が頂いた食材

カルシウム不足で殻が薄い卵

東京うこっけいを育てている冨沢実さんから分けて頂いた0円食材。
冨沢さんは、東京うこっけい生産組合の組合長。約1300羽の東京うこっけいを飼育。
2003年には「ご当地食材でこだわり弁当作れるか!?」の企画で長瀬と会っていた。
うこっけいは、カルシウムが不足すると、殻が薄い卵を産むことがあり、その卵は非常に割れやすいため、選別場に持って行く前にその場で捨ててしまうという。

※東京うこっけいは、東京都青梅市で生まれた品種。
普通のうこっけいは、週に1個しか卵を産まないが、東京うこっけいは週に3個卵を産むという。

分けて頂いた方

冨沢実さん

サンプルのヨーグルト

大量に余るホエー

売れ残りの牛乳

磯沼牧場で頂いた0円食材。
この牧場では約100匹の乳牛を飼育し、乳搾りなども体験でき、手作りの牛乳、チーズ、ヨーグルト、ケーキなどの加工品を販売している。
分けて頂いたのは、検査用にとっておいた賞味期限が切れたサンプルのヨーグルト、賞味期限が切れてしまった売れ残りの牛乳、チーズを作る際に大量に出るホエー。

分けて頂いた方

市川真美さん

前澤朋子さん

八王子ベーコンの切れ端

八王子市にある食品製造会社「アラカルトフーズ」で頂いた0円食材。
アラカルトフーズは、肉や野菜や海産物の卸売り、肉の加工・販売を行なっている。
分けて頂いたのは、国産の豚肉を使った八王子ベーコンの切れ端。
ブロック肉を燻製後、販売用に切り分ける際に、端っこの部分は形を整える為、切り落とし、一度真空パックで冷凍庫に保管されるのだが、棚卸しのタイミングで捨ててしまうという。

分けて頂いた方

精肉加工担当
大久保俊輔さん

城島が頂いた食材

傷んだホウレンソウ

股割れしたニンジン

傷んだブロッコリー

傷んだ白菜

落ちていたゆず

八王子市の農家秋間さんから分けて頂いた0円食材。
秋間さんは、ホウレンソウやニンジン、ブロッコリーなど、年間約20種類の野菜を栽培している農家さん。
ホウレンソウを収穫する際、折れたり、鳥が食べたりした葉っぱは捨ててしまうという。
また収穫後のニンジン畑で放置されていた、股割れしたニンジンも頂いた。
その他に、傷んだブロッコリー、傷んだ白菜、落ちていたゆずも頂いた。

貯蔵庫

少なくとも60年以上前に掘られた縦穴の貯蔵庫。
深さが3.5mあり、1年を通じてほぼ一定の気温の為、芋類の保存に適する。

分けて頂いた方

秋間俊雄さん

型くずれした厚揚げ

あきる野市のお豆腐屋さん「一丁庵」で分けて頂いた0円食材。
こちらでは、1日に3000枚ほどの厚揚げを作っている。
しかし、豆腐はもろく崩れやすいため、製造中に型くずれしてしまうものが出てきてしまう。
一部は、お惣菜として再利用されるのだが、どうしても余ってしまう厚揚げは捨ててしまうという。

分けて頂いた方

一丁庵 店長
高橋洋之さん

0円料理

0円シチュー

1.ホウレンソウ、ニンジン、ブロッコリーを一口大の大きさに切り、沸騰した鍋に入れ茹でる。
2.一口大に切ったベーコンを炒め、これもシチューの鍋へ。
3.ベーコンから出た脂に、小麦粉、牛乳を加え、焦げない様に弱火でじっくり炒め、ホワイトソースを作る。
4.みじん切りした厚揚げとベーコンに東京うこっけいの卵を混ぜ合わせる。
5.混ぜた具材を茹でた白菜で包み、これもシチューの具材に。
6.最後にホワイトソースを具材の中に入れ、塩を加え20分程煮込めばホワイトシチューの完成。

0円レアチーズケーキ風

1.ホエーに牛乳を加え60℃まで温め、さらにお酢を加え、弱火で5分加熱する。
2.めの細かいガーゼで漉(こ)せば、リコッタチーズに。
3.リコッタチーズに水を切ったヨーグルトを加える。
4.擦りおろしたゆずの皮と砂糖を少々入れ混ぜ合わせる。
5.最後にゆずの皮をトッピングしたら完成。

道の駅

道の駅 八王子滝山

2007年にオープンした、東京都で唯一の道の駅。
地元八王子産の野菜が、約50種類並び、東京都のブランド豚 TOKYO Xや東京うこっけいの卵も販売。
そんな東京産が人気を呼び、年間利用者数は100万人以上!