2015.5.31 - 栃木県『ヤシオマス入り0円餃子』『0円ソーセージスープ』『0円イチゴクレープ』

栃木県『ヤシオマス入り0円餃子』『0円ソーセージスープ』『0円イチゴクレープ』

栃木県さくら市周辺の0円食材で作ったメニューは、3品。
まずは言わずと知れた栃木の名物、餃子。具を取り出した餃子の皮を再利用し、ヤシオマスのアラから取った身を、みじん切りしたニラ、白菜、春菊と一緒に包んで焼いた一品。取り出した餃子の具は、ヤシオマスの腸に詰めてソーセージにし、頭から出汁をとったスープの具に。デザートには、名産のイチゴ・とちおとめを卵の生地で包み、ジャム状に煮込んだとちおとめソースをかけたイチゴクレープ。

0円食材

太一が頂いた食材

ヤシオマスのアラ

さくら市にある養殖場『荒川養殖漁』で分けて頂いた0円食材。
栃木県水産試験場が4年かけ品種改良して作り上げた川魚、“ヤシオマス"を養殖している。
ヤシオマスは加工して販売されるが、肋骨部分は、小骨から身を取るのに手間がかかりすぎる為、捨ててしまうという。

分けて頂いた方

渡邊 学さん

冷凍焼けした餃子

さくら市にある中華料理店『金泉楼(きんせんろう)』で分けて頂いた0円食材。
こちらでは、餃子の皮から手作りで作っている。作り置きしていた餃子だったが、時間が経つと“冷凍焼け"するため商品にならず、捨ててしまうという。
太一は餃子の生地の入手に思いのほか苦戦し、やっとのことで手に入れた。

分けて頂いた方

土屋 文彦さん

長瀬が頂いた食材

出荷できない小さい春菊

さくら市の春菊農家さんに分けて頂いた0円食材。
23cmよりも小さい春菊は規定により出荷できない。
自分の家でも、食べないのでハウス横に廃棄してしまう。

分けて頂いた方

矢野 裕大さん

矢野 優似さん

捨て刈りしたニラ

花が咲き始めてしまった白菜

道の駅で見たニラを生産する、さくら市の農家さんに分けて頂いた0円食材。
ニラ栽培の“捨て刈り“という作業で捨ててしまうニラを頂いた。
“捨て刈り"とは、最初に生えてきたニラの葉を刈り取る作業のこと。
ニラは年間5、6回程の収穫が行えるが、1番目に生えてきた葉は球根に栄養を蓄えさせる為。
一方、2番目に伸びてきた葉は、その蓄えられた栄養分を吸収して育つため、味も香りも抜群のニラとなる。
また、旬を過ぎて花が咲いてしまった為、売り物にもならないという白菜も頂いた。

分けて頂いた方

田口 恵美さん

田口 富雄さん

熟し過ぎたとちおとめ

さくら市のイチゴ農家さんに頂いた0円食材。
熟しすぎてしまったイチゴ(とちおとめ)は、出荷せずに捨ててしまうという。

分けて頂いた方

大野 博司さん

大野 幸子さん

ヒビが入った卵

さくら市の『やなぎだ鶏卵』から分けて頂いた0円食材。
こちらの「フルーツ卵」は、フルーツを配合した餌を与えた鶏から産まれた卵で、ビタミン豊富で自然の甘みとコクがある。
運搬の作業を行っている時などに、殻が大きく割れたり、目立つヒビのある卵が出てきてしまう。それらは出荷できないので、破棄する。

分けて頂いた方

柳田 剛広さん

0円料理

ヤシオマス入り0円餃子

1.ヤシオマスの肋骨部分から、身を剥ぎ取り、包丁で細かく叩く。
2.餃子の皮をむき、中の肉を取り出す。むいた皮を練り直し、薄く丸く伸ばす。
3.ヤシオマスの身に、塩、胡椒、醤油、オイスターソースで味付けし、みじん切りしたニラ、春菊、塩を入れ、水気を絞った白菜を加え、よく混ぜる。
4.薄く伸ばした皮で、混ぜ合わせた具を包んでいく。
5.餃子をフライパンに並べ、少量の水を入れて、中火で10分置いて焼く。
6.焼き目が付いたら、完成。

0円ソーセージスープ

1.ヤシオマスの頭で出汁を取っておく。
2.ヤシオマスの腸に、餃子から取り出した肉を詰め、ソーセージを作る。
3.出汁を取っておいたスープに、ソーセージを入れて、灰汁を取りながら煮込む。
4.塩、酒、みりんを少々入れ、溶いた卵でとじて、最後に春菊を添えて完成。

0円イチゴクレープ

1.火にかけた鍋にイチゴと砂糖を入れ、実が崩れてジャム状になるまで煮る。
2.火にかけたフライパンに油を敷き、溶いた卵を入れ、薄く伸ばし、クレープ生地を作る。
3.生地が両面焼けたら、その生地でイチゴを包む。
4.クレープを盛り付け、ジャムをかけたら、完成。

道の駅

道の駅 きつれがわ

栃木県さくら市、国道293号沿いに立つ「道の駅きつれがわ」。
かつて、この地にきつねが多く住んでいたことから、その名が付いたと言われる。
海はないが、渡良瀬川や鬼怒川など、多くの川が流れる土地柄らしく、地元で穫れたアユ、ヤマメやイワナなど川魚の加工品が様々。
さらに、生産量日本一のイチゴを始め、採れたて野菜がおよそ50種類並ぶ。
また、日本三大美肌の湯に選ばれている“喜連川(きつれがわ)温泉"に入浴できる施設が併設されている。

立寄り処

フニュウフーズ道の駅に売っていた「氏家うどん」を生産・販売している会社。
ここでは、氏家うどんの他に、ラーメンや餃子の皮も生産している。
餃子を作る際に、生地をくり抜いて余る部分は出るが、全て近所の畜産関係の方に提供、牛などのエサになっているというので、残念ながら頂くことはできなかった。

出会った方

舩生 英一さん