2016.2.28 - 北海道『0円グラタン風』『0円握り寿司風』

北海道『0円グラタン風』『0円握り寿司風』

北海道白糠町周辺で集めた0円食材で作った2品。
濃厚なカニ味噌を加えたペースト状のキクイモを甲羅に敷き詰め、カニの身と脂ののった鮭のハラスをトッピングしてこんがり焼き上げた「0円グラタン風」。
そして、ゲットした食材が少ない中、城島がアイデアを絞って作った「0円握り寿司風」。
茹でたキクイモを酢飯に見立て、炙ったカニ身と鮭ハラスをネタに、本物の寿司に負けない一品に仕上げた。

0円食材

城島が頂いた食材

息絶えて間もないタラバガニ

「カニのデパート」との大きな文字が目を引く『釧路かに卸売場』
で頂いた0円食材。
地元の鮮魚を専門に販売し、タラバガニ、毛ガニ、カキなどを扱っているが、水槽の中で弱って死んでしまったカニは、味が落ち、商品にならないので捨ててしまう。
さらに、タラバのカニ味噌は苦味があるため、お店の人も食べないとのことで譲って頂いた。

分けて頂いた方

金橋 哲裕樹(てつゆき)さん

太一が頂いた食材

傷がついたキクイモ

道の駅で見かけたキクイモの生産者「キクイモ同好会」の方に頂いた0円食材。
掘るときに傷つけてしまったキクイモは商品にならず、そのまま放置しておくと次々に芽が出て他の作物に影響を与えてしまうため、燃やして廃棄する。とのことで、分けて頂いた。

分けて頂いた方

藤澤 愛介(よしゆき)さん

栄子さん

ハラスの切れ端

白糠町の水産加工場『大森水産』で頂いた0円食材。
ハラスは鮭のおなかの部分のことで、鮭の身の中では一番おいしいところとされるが、成型した際の切れ端は商品にならず、持って帰ることもなく捨ててしまうとのことで頂いた。

分けて頂いた方

大森 照子さん

0円料理

0円グラタン風

1.カニの脚から身を取り出し、甲羅を蒸してカニ味噌を取り出す。
2.キクイモの皮を剥き、小さく切って茹でる。
3.茹でたキクイモを潰し、塩・コショウ・マヨネーズ・カニ味噌を入れて混ぜる。
4.鮭ハラスをフライパンに入れ、日本酒を入れて蒸す。
5.カニの甲羅に潰したキクイモを敷きつめ、蒸したハラスとカニ身をトッピッングする。
6.最後にマヨネーズをかけて、オーブンで15分焼けば完成。

0円握り寿司風

1.茹でて潰したキクイモを俵型にし、片栗粉をつけ茹でる。
2.鮭ハラスとカニの身を網で焼く。
3.俵型にしたキクイモの上に鮭ハラスとカニの身を乗せて完成。

道の駅

道の駅 しらぬか恋問(こいとい)

暖流と寒流の合流点である豊かな水産漁場を持つ、北海道白糠町にある道の駅『しらぬか恋問』。
水揚げ量日本一のホッケ、タコやカニなど、北海道ならではの魚介類が15種類以上並び、鹿肉やラム肉などの肉製品、乳製品や旬な野菜も販売している。
釧路空港から車で15分という近さもあり、新鮮な昆布やホタテの貝柱などの水産加工品を求めて、海外から年間20万人を超える観光客が訪れる。