2017.1.29 - 大阪府『0円おでん』『0円(具はイカの)たこ焼き風』

大阪府『0円おでん』『0円(具はイカの)たこ焼き風』

大阪府岸和田の0円食材で作ったのは、寒い冬に体温まるおでんと、大阪名物のたこ焼き。
おでんは、鶏の脂身とセセリの軟骨、数種類の野菜で作った旨味たっぷりのダシ汁に、サワラと烏骨鶏の白身で作ったはんぺん、セセリの軟骨と脂身の串刺し、茹で卵、結びキャベツと具沢山!
たこ焼き風は、里芋で作った生地の中に、タコの代わりのミミイカ、ニンジンを入れ、ソースと特製のマヨネーズ、ネギ代わりのエシャレットの葉をちりばめた自信作!

0円食材

又割れしたニンジン

城島が道の駅で見つけた「彩誉(あやほまれ)」という人参を作っている宮口久子さんの畑で分けて頂いた0円食材。
道の駅に出荷できないような又割れしている人参で、加工品にすることもないので分けて頂いた。

地面の上に出てきた里芋

人参を頂いた宮口久子さんの別の畑で分けて頂いた。
盛り土をしなかった畑で、生長した里芋が地上に飛び出してしまったもの。地上に出た里芋は乾燥して商品にならないため、捨ててしまうところを頂いた。

分けて頂いた方

宮口 久子さん

古くなった烏骨鶏の卵

宮口久子さんの娘さんである、宮口淳子さんがペットとして飼っている烏骨鶏の卵。約30羽の烏骨鶏が1日平均10個の卵を産むため、溜まって食べきれず、古くなってしまった卵は処分する。

地面に落ちたレモン

宮口さんのお宅の庭にあるレモンの木から、風にゆられて地面に落ちてしまったレモン。宮口さんは普段からこのレモンを食べることはないため、捨てるところを分けて頂いた。

分けて頂いた方

宮口 淳子さん

傷ついたサワラ

長瀬と横山が一緒に訪れた、佐野漁港の漁師さんから分けて頂いた。
漁でサワラを獲る際、同じ網の中に何匹もサワラが入ると、網の中でサワラが暴れ、鋭い歯などで傷がついてしまう。
傷ついてしまったサワラは鮮度が落ち、売り物にもならないため、捨ててしまうところを頂いた。

分けて頂いた方

澤野 一彦さん

傷ついて泥が入ったミミイカ

長瀬と横山が一緒に訪れた、佐野漁港の漁師さんから分けて頂いた。
底引き網に入ったミミイカが海底を引きずられた際に、傷がつき、泥が入ってしまったもの。1匹1匹泥を取り除くのも手間がかかるため、捨ててしまうところを頂いた。

分けて頂いた方

鈴 英樹さん

お腹に残っていた卵

長瀬が横山と別れてから訪れた肉屋で分けて頂いた。
卵を産んでいた鶏を捌く際、お腹の中に卵が残っていることがある。
見た目や味は変わらないが、鶏は捌く前に毛を取りやすくするため一度お湯につけており、その熱が卵に伝わって傷みやすくなるため、商品としては売り出せない。
捨てるために置いてあったものを頂いた。

セセリの軟骨と脂身

長瀬が肉屋で分けて頂いた。
セセリを精肉する際、軟骨がついていると食味が悪いことから、軟骨は取り除く。
また、余分な脂身も捨ててしまうので頂いた。

分けて頂いた方

加藤 修さん

エシャレットの葉・白ネギの葉

長瀬が横山と別れてから訪れた、道の駅にネギを出荷していた北畑さんの畑から頂いた。
白ネギは、根元の白い部分を綺麗にしてから出荷するため、汚れたものや余分な葉は取り除かれ、それらはすべて捨ててしまう。
また、エシャレットも出荷する際に見た目をよくするため、葉の部分は揃えて切り落とす。

キャベツ、白菜、紫白菜の外葉

北畑さんの畑にあるキャベツや白菜、紫白菜の外葉。
出荷する際に取り除かれる外葉の部分で、すべて捨ててしまうので頂いた。

分けて頂いた方

北畑 哲治さん

0円料理

0円おでん

1.水を入れた鍋にセセリの軟骨と脂身、白ネギの葉、キャベツ・白菜・紫白菜の外葉を入れ、20分ほど煮込む。
2.出汁を取った鶏肉と葉を取り除き、醤油、酒、みりんを加えて味を整える。
3.サワラをぶつ切りにし、フードプロセッサーですり身にする。
4.(3)にみりん、塩、酒を加えて味をつけ、メレンゲ状にした烏骨鶏の卵の白身を加えて混ぜる。
5.(4)の形を整えてはんぺん状にし、お湯で5分ほど茹でる。
6.出汁をとった鶏肉の脂身と軟骨を串に刺し、ゆでたまごと一緒に(2)に入れる。
7.(5)と結んだキャベツの葉を入れて完成。

0円(具はイカの)たこ焼き風

1.里芋の皮を剥き、おろし器ですりおろす。
2.おろした里芋に、烏骨鶏の卵、少量の小麦粉を入れ、ダマにならないよう混ぜる。
3.ミミイカをボイルし、一口大に切る。
4.小型のボウルにラップを敷き、(2)の生地を入れる。
5.(4)にミミイカと刻んだ人参をのせ、さらに生地をかぶせる。
6.ラップを丸く包みながらひねって間口を縛り、お湯で10分ほど茹でる。
7.烏骨鶏の卵黄とレモン、塩、サラダ油をハンドミキサーでよく混ぜマヨネーズを作る。
8.(6)をお湯から出してラップを取り、熱したフライパンで両面に焼き目をつける。
9.(8)を皿に盛り付け、ソースと烏骨鶏の卵とレモンから作ったマヨネーズ、刻んだエシャレットの葉をのせて完成。

道の駅

道の駅 愛彩ランド

大阪府岸和田市のほぼ中央に位置する道の駅。
幹線道路にも隣接しているため、年間来場者数は、なんと80万人以上!
岸和田名産の春菊やキャベツ、大根、山芋など、1000軒近くの農家さんが育てた100種類の野菜や、大阪湾・岸和田漁港から水揚げされたマダコ、チヌ(黒ダイ)、ヒラメ、サバ、しらすなど、新鮮な魚介類も30種類以上並ぶ!