渚の記録

プランクトン調査

プランクトン調査

生物は何かいないか。そこで出来上がった干潟を調査してみるとミズクラゲとカブトクラゲを発見した。さらに目の細かいストッキングで作ったプランクトンネットを使って、植物プランクトンの姿も確認できた。
しかし、干潟作りに必要な肝心のアサリの姿が見られなかった。アサリは春に卵から孵り幼生というプランクトンの状態で浮遊して干潟を探すとのことだが、今のところはその姿は確認できなかった。
そこで、海流の研究をしている国土技術政策総合研究所の古手川さんに伺うことに。古手川さんいわく海岸がある横浜にやってくるアサリの幼生は多摩川沖から流れて来るとのこと。
そこで羽田沖に行って海水を採取して顕微鏡で見てみたところ、アサリの幼生の姿やプランクトンの姿が確認できた。

プランクトンネット作り方

材料
ストッキング、 2リットルペットボトル、 フィルムケース、 ロープ

作り方
ペットボトルを飲み口から15cmくらいで切り取る。飲み口の方を使用する
ストッキングの片足部分を切り取り、つま先部分を切って筒状の状態にする
切ったペットボトルの飲み口にストッキングを通し折り返して切り口にかぶせ、ホチキスで留める
フィルムケースの蓋に穴をあけ、そこに③のペットボトルの飲み口から出ているストッキングの先端をフィルムケースの蓋に通し、挟むようにふたを閉める。
沈みやすいように錘をつける
紐をつけたら完成

粗朶工法

海岸にはまだ多くのヘドロがある。そこで木村さんの助言で古くは縄文時代から行われてきた水辺工事の方法である敷粗朶をつくることに。
獅子ヶ谷市民の森で集めた枝を井型にくんで、敷き詰めて縄でしばって固定した。
敷粗朶はスキマが程よく、水位が上がっても砂中に酸素を供給しやすい利点がある。
完成したものを並べて、約2時間かけてその上に砂をのせていった。

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