渚の記録

アマモ

ウナギハウス

「DASH海岸にウナギを」の思いから始まった、ウナギが好む環境づくり。
エサとなる甲殻類やハゼ類も棲み着きはじめ、ウナギを呼ぶ準備も整いつつあったヨシの原。
しかし、DASH海岸はウナギの通り道である沖から300m離れた狭い入り江にあるため、
ヨシをウナギに見つけてもらう必要があった。
そこで、人間の約1000万倍も敏感と言われるウナギの嗅覚を利用する為、ウナギが好むアミノ酸を使って誘い込むことに。酒粕から抽出したアミノ酸をゼラチンで固め、アミノ酸ゼリーを作り、それを竹筒に入れたものをヨシ原から観測イカダの間に5本設置。
さらに、アミノ酸で誘い込んだウナギが棲み着いてくれることを願って作ったのは、お手製のウナギハウス。
狭く、体が何かに接している環境を好むウナギの為に、直径5㎝の細い竹筒を3本束ね、ヨシ原近くのトンネルの側に石で囲って沈めた。
ウナギは、アミノ酸の匂いに誘われ、好みを追求したウナギハウスに棲み着いてくれるのか?

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