渚図鑑

世界的に分布しており、日本全域に生息。

マルエラワレカラ

端脚目ワレカラ科

発見場所:ワカメイカダ
大きさ:20mm

魚のエサとなる、海藻などに付着して生活している数mmから数cmの小さなエビの仲間。
細長い体の前後の脚で、シャクトリムシのようにして歩く。
体の後半部にある3対の脚でものにしがみつき、頭を起こしてお辞儀をするような行動をとる。

物事には絶対完璧ということができないという意味で「ワレカラ食わぬ上人なし」ということわざがある。
つまり、殺生を禁じている仏教の最高位にある上人でさえ、ワレカラは海藻に混じって食べているだろうと、仏教の厳しい戒律を皮肉ったもので、それほど昔から海藻によく見られるものであった。

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