DASH島開拓史

高級食材ユリ根のデンプンで春雨づくりNEW2018/7/8

開拓6年目にして、初すすり…。それは、DASH島のユリ根の片栗粉から作った春雨。まずは、片栗粉を70℃のお湯に入れて、混ぜながら加熱して“つなぎ"を作る。しかし、熱加減と混ぜるスピードが難しく、さらに理想の硬さにするために、片栗粉と井戸水を繰り返し加えて混ぜていく作業にTOKIOも悪戦苦闘。ようやく、ちょうどいい硬さになったら、今度は麺状に。製麺機がないので、竹筒の底に穴を空けた特製の製麺機で搾り出し、なんとか麺っぽくはなったが、その太さはバラバラ。それを天日で5日間乾燥させて、ようやく春雨が完成した。その春雨を使って作ったのは、韓国の李氏朝鮮王朝時代からの定番のチャプチェ。島のエビとツルナを具にし、アケビ油で一緒に炒め、島の味噌で味付けした。なかなかな出来栄えになったが、弾力がありすぎて、アラフィフの城島には少々硬すぎた。次こそは、

反射炉の修復と炉床作り2018/6/24

昨年の台風で崩壊してしまったレンガを修復。そして、再び雨風にさらされないように、トタンと石で屋根を作り、雨対策を施した。その後、レンガ積みを再開させ、反射炉の土台を完成させた。
その土台の上には、溶けて液状化した鉄を出口へ流すための傾斜「炉床」を作った。1mで5cm上がる勾配となるよう、三和土で傾斜を作り、溶けた鉄が直接当たる部分には、熱に強く、溶鉱炉の内側などに使われている、ろう石レンガを敷き詰める。しかし、ろう石レンガに付けるモルタルはわずか1mmほど。慎重に作業を進め、レンガを積み始めてからおよそ1年でようやく炉床が完成。溶けた鉄が流れ出る2つの穴も開け、不純物と良い鉄が上下に分かれるようにした。これでも、反射炉としてはまだ6割。つまり、ようやく折り返し地点。
反射炉作り、いよいよ次は心臓部のドームへ。

フトモズクの天ぷら2018/6/17

今年もフトモズクの季節がやって来た。福岡や広島では、炒め物や、炊き込み御飯の材料になる、1キロ2000円の高級食材。腸内環境を整え、肌荒れを解消するだけでなく、高い保湿成分で、頭皮を潤す効果も期待できる。島では初めての長瀬がタモを使って取ろうと試みるが、上手くすくえず、タモを折ってしまうハプニングに見舞われるが、城島と2人で、サザエなどを取るヤスと折れたタモを使い、へばりついた石ごと取ることに成功。
いつもは、このモズクで味噌汁を作っていたが、今年は少し趣向を変えて天ぷらに。
下準備の段階で、城島が水を絞り過ぎた気もするが、小麦粉の代わりに、島のユリネで作った片栗粉にまぶし、島で取ったアケビの種から搾り出したアケビ油で揚げて、島の海水と海藻で作った藻塩をつけて頂いた。

シナミザクラの危機2018/4/22

倉庫跡のシナミザクラに異変を感じたのは、2月下旬のことだった。
何本かの幹が完全に横に倒れ、根が地上にむき出しになっていた。
崩れた石垣の石に圧迫されたことで横に傾き、さらに、日光を求めて横へと成長したことが原因と考えられた。
このままでは、花見ができなくなるだけでなく、シナミザクラの命そのものも危なかった。
そこで、根を圧迫している石を取り除き、桜に覆い被さって陽を遮っていたシロダモの枝を剪定。
さらに、垂れ下がってしまった枝には、幾つかの添え木をして支え、以前、柑橘の木を蘇らせた木の点滴、腐葉土を根元に撒いて手入れ。
また今年も、純白の花を咲かせてくれることを願った。
すると、TOKIOの期待に応えるように、2週間後、シナミザクラは満開の花を咲かせた。
そこで、毎年恒例となっていた念願の花見を。
城島の提案で、江戸時代に花見と共に楽しまれた“かわらけ投げ"をすることにした。
遠くから投げた杯が輪をくぐり抜ければ願い事が叶うという願掛け。
暖竹で作った直径2mの輪をめがけ、15m離れた倉庫跡の屋上から投げてはみたが、城島はもちろん、達也までも外し、散々の結果。
このままでは終われないと、最後はチーフD齋藤がきちんと決めて、落とし前を付けた。

台風被害の復旧と生き餌で春告魚2018/3/4

去年の秋にDASH島を襲った台風18号の被害は、反射炉、水路、石橋と広範囲に渡り、未だ全面復旧できずにいた。
そして、やっと取り掛かったのは、石橋に大量に押し寄せた漂着物を掻き出す作業。
そのままにしておけば、アーチから波が抜けず、崩落の危険性もあった。
漂着物の中には以前、DASH島沖で見かけたマネキンの頭や、反射炉建設で役立つかもしれない、工事現場専用のカメラを見つけた。
さらに、予想外の突き上げる力で、50㎏もある樋を押し流した強力な波から水路を守るため、消波ブロックを設置することにした。
ネットに大きい石と小さい石を詰め、水路の際に置いて、その石の隙間を波が抜けることで、力を分散させ、流れを緩やかにする作戦。
一方、春が近づく干潮の港跡で捕まえた小型のエビ・スジエビモドキを生き餌に、春告魚・メバルを狙って舟を出した。
しかし、釣れるのは生息数が多く、食い付きのいいベラばかり。
結局、メバルは一匹も釣れないまま生き餌だけを消費してしまい、リリースしたベラまでも、トビに持ち去られてしまう有り様だった。

虫こぶで“吸玉"2018/2/25

冬の砂浜で、城島が探していたのは“虫こぶ"。
ヨモギが寄生虫から身を守るため、茎に作る綿状の塊。
その繊維が、お灸のモグサに使われるヨモギの葉の裏の繊維と同じ事から、“くるみ灸"で目の疲れをとったり、“ボール灸"で腹を温め全身の血行を促すなど、五十路の肉体をケアしてきた。
しかし、今年は夏の長雨の影響か、虫こぶ自体が少なかった。
そこで、少ない虫こぶでもできそうな「吸玉」を試すことに。
吸玉は、瓶の中で布などを燃焼させ、真空状態にして患部を吸引することで内出血を起こし、自然治癒力を高める民間療法。
城島が今回、施術したいのは無人島の開拓で酷使してきた腰。
痛みのある場所に貝殻を置き、その上に虫こぶを載せて火で炙り、漂着物の空き瓶を被せると、吸玉は城島の患部を強く吸い上げた。
程なくして瓶を外してみると、皮膚には見事な赤い痕がついた。
その効果に、城島も大満足(個人的な意見)の様子だった。

ワンランク上の味わい2018/2/11

今回は、城島の希望で“ワンランク上の味わい"を。
まずは、DASH島、冬恒例の味・マガキを狙い岩場の波打ち際へ。
見つけたのは、生まれて1年未満の“バージンオイスター"と呼ばれる、高級な牡蠣。
さらに、潮の流れが激しい岩場では、手の平サイズのマガキを調達。
これを、ヌタウナギさえも深い味わいに変えた“燻製"に。
集落跡で見つけた水瓶に炭を入れ、桜のチップで煙を立たせた。
しかし、出来上がったのは、5分の1程に縮んだ、酸っぱい牡蠣。
乾燥させなかったことで、水と煙が反応、酸っぱさのもとになる酸が生まれてしまった。
そして、もう一つ、栄養価の高い“スムージー作り"も。
毎年美味しくいただくアケビの仲間・ムベで糖分、浜に自生する、ツルナで食物繊維、サボテンの赤い実とアロエでビタミンを。
さらに、初めて見つけたバラの仲間・アキグミの実はスパイスに。
これらの材料をミキサーの代わりに石臼ですり潰したが、結局はスムージーとは全くの別物に…。
しかもその味は、ツルナの苦み成分によって、アクの強い味となり、理想とは程遠いものとなった。

DASH島初の作物2018/1/21

開拓6年目にして初の試み。DASH島で農業を。
きっかけは森で見つけた野生の自然薯。栄養豊富な高級食材だが、掘るのにとにかく時間がかかる。
そこで、自分たちの手で自然薯を育てる決意をした。
毎年、拾い集めて味わってきた、自然薯のツルになるムカゴは、種の役割も兼ねる。今回は食べるのではなく、栽培して自然薯に。
畑の場所に選んだのは森の斜面、石垣が段々に積まれた平らな土地。
水はけが良く、陽が当たる、自然薯栽培にはうってつけ。
耕した畑に60個ほどのムカゴを植え、1年目は種芋作り。
土から顔を出したツルが、巻き付きやすいように棚を組み、夏には、それに応えるように葉を拡げ、上へ上へと急成長した。
冬、枯れた葉っぱは、成長を止め、養分が根に集中する。
採れた種芋は、どれも小ぶりだったが、2年目の自然薯作りへ。
そして、秋には大粒のムカゴがいくつも生り、DASH島の初収穫は、自然薯14本、1.5㎏以上となった。
これを炊き立ての新男米にかけて頂くとろろ飯は、格別の味だった。