DASH島開拓史

台風被害の復旧と生き餌で春告魚NEW2018/3/4

去年の秋にDASH島を襲った台風18号の被害は、反射炉、水路、石橋と広範囲に渡り、未だ全面復旧できずにいた。
そして、やっと取り掛かったのは、石橋に大量に押し寄せた漂着物を掻き出す作業。
そのままにしておけば、アーチから波が抜けず、崩落の危険性もあった。
漂着物の中には以前、DASH島沖で見かけたマネキンの頭や、反射炉建設で役立つかもしれない、工事現場専用のカメラを見つけた。
さらに、予想外の突き上げる力で、50㎏もある樋を押し流した強力な波から水路を守るため、消波ブロックを設置することにした。
ネットに大きい石と小さい石を詰め、水路の際に置いて、その石の隙間を波が抜けることで、力を分散させ、流れを緩やかにする作戦。
一方、春が近づく干潮の港跡で捕まえた小型のエビ・スジエビモドキを生き餌に、春告魚・メバルを狙って舟を出した。
しかし、釣れるのは生息数が多く、食い付きのいいベラばかり。
結局、メバルは一匹も釣れないまま生き餌だけを消費してしまい、リリースしたベラまでも、トビに持ち去られてしまう有り様だった。

虫こぶで“吸玉"2018/2/25

冬の砂浜で、城島が探していたのは“虫こぶ"。
ヨモギが寄生虫から身を守るため、茎に作る綿状の塊。
その繊維が、お灸のモグサに使われるヨモギの葉の裏の繊維と同じ事から、“くるみ灸"で目の疲れをとったり、“ボール灸"で腹を温め全身の血行を促すなど、五十路の肉体をケアしてきた。
しかし、今年は夏の長雨の影響か、虫こぶ自体が少なかった。
そこで、少ない虫こぶでもできそうな「吸玉」を試すことに。
吸玉は、瓶の中で布などを燃焼させ、真空状態にして患部を吸引することで内出血を起こし、自然治癒力を高める民間療法。
城島が今回、施術したいのは無人島の開拓で酷使してきた腰。
痛みのある場所に貝殻を置き、その上に虫こぶを載せて火で炙り、漂着物の空き瓶を被せると、吸玉は城島の患部を強く吸い上げた。
程なくして瓶を外してみると、皮膚には見事な赤い痕がついた。
その効果に、城島も大満足(個人的な意見)の様子だった。

ワンランク上の味わい2018/2/11

今回は、城島の希望で“ワンランク上の味わい"を。
まずは、DASH島、冬恒例の味・マガキを狙い岩場の波打ち際へ。
見つけたのは、生まれて1年未満の“バージンオイスター"と呼ばれる、高級な牡蠣。
さらに、潮の流れが激しい岩場では、手の平サイズのマガキを調達。
これを、ヌタウナギさえも深い味わいに変えた“燻製"に。
集落跡で見つけた水瓶に炭を入れ、桜のチップで煙を立たせた。
しかし、出来上がったのは、5分の1程に縮んだ、酸っぱい牡蠣。
乾燥させなかったことで、水と煙が反応、酸っぱさのもとになる酸が生まれてしまった。
そして、もう一つ、栄養価の高い“スムージー作り"も。
毎年美味しくいただくアケビの仲間・ムベで糖分、浜に自生する、ツルナで食物繊維、サボテンの赤い実とアロエでビタミンを。
さらに、初めて見つけたバラの仲間・アキグミの実はスパイスに。
これらの材料をミキサーの代わりに石臼ですり潰したが、結局はスムージーとは全くの別物に…。
しかもその味は、ツルナの苦み成分によって、アクの強い味となり、理想とは程遠いものとなった。

DASH島初の作物2018/1/21

開拓6年目にして初の試み。DASH島で農業を。
きっかけは森で見つけた野生の自然薯。栄養豊富な高級食材だが、掘るのにとにかく時間がかかる。
そこで、自分たちの手で自然薯を育てる決意をした。
毎年、拾い集めて味わってきた、自然薯のツルになるムカゴは、種の役割も兼ねる。今回は食べるのではなく、栽培して自然薯に。
畑の場所に選んだのは森の斜面、石垣が段々に積まれた平らな土地。
水はけが良く、陽が当たる、自然薯栽培にはうってつけ。
耕した畑に60個ほどのムカゴを植え、1年目は種芋作り。
土から顔を出したツルが、巻き付きやすいように棚を組み、夏には、それに応えるように葉を拡げ、上へ上へと急成長した。
冬、枯れた葉っぱは、成長を止め、養分が根に集中する。
採れた種芋は、どれも小ぶりだったが、2年目の自然薯作りへ。
そして、秋には大粒のムカゴがいくつも生り、DASH島の初収穫は、自然薯14本、1.5㎏以上となった。
これを炊き立ての新男米にかけて頂くとろろ飯は、格別の味だった。