道草ファイル一覧ページへ

道草ファイル №7
スギナトクサ科

日本全国の山野、湿地に自生する。鮮やかな緑色で、主軸の節ごとに関節のある緑色の棒状の葉を輪生させる。上の節ほどその葉が短いのが特徴。
スギナの胞子茎がツクシであり、地下茎でつながっている。生命力が強く、春の早い時期に胞子を持った胞子茎(ツクシ)が出現し、その後、ツクシの脇から光合成をする、栄養茎(スギナ)が現れる。
ツクシの先に付く穂には、胞子をつくる胞子のうがあり、成熟すると緑色の胞子をとばす。その後、秋には枯れてしまうが、土壌中で地下茎を伸ばしながら、節々からも芽を出し繁茂する。
スギナの高さは、30cm~60cmと意外に大きくなり、ツクシは、春の山菜として食される。スギナに付いているため「付く子=ツクシ」と呼ぶという説や、土を突いて出るから「突く子=ツクシ」という説などがある。