道草マップ
道草ファイル №5
セイヨウタンポポキク科
春
北よりのやや冷涼な地域がもとものとの分布で、ヨーロッパが原産。現在では全国各地に生育しており、最もポピュラーなタンポポとなった。
花は春に最も多いものの、秋や初夏にも開花する。花は総苞片が反り返っていて、花弁が多く、豪華に見えるのが特徴。
食用として用いられるセイヨウタンポポは、明治時代に北アメリカから、北海道に持ち込まれたのが最初と言われ、乾燥させた根を焙煎して飲む、タンポポ茶で知られる。ミネラルやビタミンが豊富に含まれており、身体を温める効果があるとされる。また、色や風味がコーヒーによく似ていることから、タンポポコーヒーとも呼ばれる。
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道草ファイル №6
ケンタッキーブルーグラスイネ科
夏
北半球の温帯に広く分布し、路傍や草原にはえる。生存年数の長い多年生の牧草で、根茎が発達していて根張が良く、地表を密に覆う。そのため、回復も早く、芝としてゴルフ場やサッカー場、公園などさまざまな場所で広く利用されている。
初夏に出す花穂は、長さ8~15cmの円錐状で、5~7月に開花。まばらな枝に数個ずつ小穂をつけ、花穂の枝がざらつくのが特徴。
名前の由来は、競争馬の飼育が盛んなアメリカ・ケンタッキー州の愛称「ブルーグラスの州」から。ケンタッキーは牧草が生い茂る地であり、ブルーグラスとは、ナガハグサとも呼ばれる牧草のこと。
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道草ファイル №7
スギナトクサ科
春
日本全国の山野、湿地に自生する。鮮やかな緑色で、主軸の節ごとに関節のある緑色の棒状の葉を輪生させる。上の節ほどその葉が短いのが特徴。
スギナの胞子茎がツクシであり、地下茎でつながっている。生命力が強く、春の早い時期に胞子を持った胞子茎(ツクシ)が出現し、その後、ツクシの脇から光合成をする、栄養茎(スギナ)が現れる。
ツクシの先に付く穂には、胞子をつくる胞子のうがあり、成熟すると緑色の胞子をとばす。その後、秋には枯れてしまうが、土壌中で地下茎を伸ばしながら、節々からも芽を出し繁茂する。
スギナの高さは、30cm~60cmと意外に大きくなり、ツクシは、春の山菜として食される。スギナに付いているため「付く子=ツクシ」と呼ぶという説や、土を突いて出るから「突く子=ツクシ」という説などがある。
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今回の歩み4kmスタートから10.2km
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