道草マップ

昆布を干す網

海に出る道で、青いシートが敷き詰められているのを発見。
太一「コレ何のシートですか?」
漁師さん「昆布を干す網」
函館の名産である真昆布。最盛期には、地面に敷き詰め、天日干しをして風味を増す。

湯の川温泉

函館市街を目指していた道中、海岸沿いの砂浜で発見した「湯の川温泉」の源泉。それは、36本もの源泉の一つで、宿の源泉からあふれ出た湯。
松前藩第9代藩主高広が、幼少時、重い病気になった際、この湯で湯治させると、病気が全快したのが始まりという。慣れないハミで痛めてしまった道子の口元を、塩化物泉の殺菌作用が切り傷に効くという湯川の湯で、いたわった。

函館市のマンホール

函館市のマンホールは、今回目指した五稜郭のデザイン。
テントウムシを発見!

根崎公園アーチェリー場

思わず立ち寄ったアーチェリーの射場。初心者向けの軽い“リカーブボウ"という弓をお借りしてアーチェリーに初挑戦。日本書紀にも記される神事がルーツの流鏑馬(やぶさめ)は、騎乗して走る馬から矢を放つスタイルで、海外でも「ホースバックアーチェリー」として親しまれる。
太一は気分だけでもと流鏑馬風に、静止したままの道子にまたがって、的へ矢を射るが、道子は耳を寝かせ、初めての体験に警戒。
住所:函館市湯川町3丁目6番
TEL:0138-21-3475

道草ファイル №8
葦(ヨシ・アシ)イネ科

水辺で見られることが多く、9月から10月頃にかけて花穂を出す。地下深くに根を張り、高さ1~3mほどに生長する。
植物学的に「ヨシ」と「アシ」は同じもので、当初、呼ばれていた「アシ」は「悪(あ)し」に繋がる忌み言葉で、「善(よ)し」言い替えたのが定着した。
地方によって呼び名が異なり、関東では「アシ」、関西では「ヨシ」が一般的。
まっすぐに伸びる茎は木化し、軽くて丈夫な棒として古くから様々な形で利用されてきたが、日本では特に、葦の茎で作ったすだれを葦簀(よしず)と呼び、夏の涼風に力を発揮してきた。すだれの産地で知られる近江八幡では、中が空洞になっている葦を「ヨシ」と呼び、中が詰まっている荻を「アシ」と呼んで、すだれの材料には「ヨシ」を使う。
…道草ファイルへ!

道草ファイル
ヘラオオバコオオバコ科

ヨーロッパが原産の帰化植物で、江戸時代の末期に渡来。生育地は路傍や牧草地、堤防などで、日本全土に分布するが、特に北海道に多い。道子がサイクリングロードで食べていた草。
地下に太い根茎があるため繁殖力が強く、1株で最大1万個もの種子を作る。
葉は全て根生葉(根元に生える葉)で、ヘラ状の細長い形をしていることから、その名がついた。春から夏にかけて高さ30cmほどの花茎をだし、茎先端につける花穂は穂状花序で、白花が下から上へ順に咲き上がるのが特徴。
一つの花の中には雌しべと雄しべがあり、雌しべの方が先に成熟して別株からの花粉によって受精(雌蕊先熟)。これは自家受精を避ける巧妙な仕組み。
多種類の有効成分を含んでいるため、ヨーロッパではハーブとして食用や薬用に利用され、家畜用飼料としても栽培されている。
…道草ファイルへ!

マツトモ農産

じゃがバターに“塩辛"をのせて食べる美味しさを知った場所。
こちらの直売所では、男爵やメークインなどのじゃがいもの他に、野菜やお米も販売。美味しく頂いた「男爵いも」は、イギリスからこの芋を導入した函館どつく社長・川田龍吉男爵から名付けられた。
新じゃがが出る夏までは土の中で越冬させたものを販売。
低温で貯蔵すると甘みが増す。
住所:函館市高丘町4-15
TEL:0138-59-3939

ナズナ

「なつかしいね、ペンペン草」と、道子が道草する住宅街の道端で太一が手に取ったのは、ナズナ。小さな果実の部分を少しずつめくって、クルクル回すと音が鳴る、という遊び。
「鳴ってるでしょ?」という太一に
「ペンペンってより、なんかワサワサいってるな。ワサワサ草だ!」
と、長瀬。でも実は、ペンペン草の由来は、果実の部分が三味線のバチに似ているからなんです。

函館馬車鉄道/駒場車庫

道子が馬車引きを初体験した車庫。
明治30年開業の函館馬車鉄道が、函館市電となりもうすぐ100年。そのターミナルが、駒場町にある駒場車庫。開業当時の路線は、東雲町から蓬莱町~十字街~末広町~大町~弁天町に至るもので、その後、湯川までの路線も開通。
運賃は1区1銭5厘で、客車15両、馬42頭で、「馬鉄」の愛称で親しまれた。路線は現在の市電と同じ。

※函館市企業局交通部
住所:北海道函館市駒場町15番1号
TEL:0138-32-1730

五稜郭国有林

五稜郭の手前、300m付近の住宅街に突如現れた林。
五稜郭国有林は、景観維持や、防音のため、幕末からヤチダモやアカマツを植林した林。
太一「草木は傷つけないようにって」
長瀬「いい道だね」

五稜郭・五稜郭タワー

函館市の中心部に位置する、「函館五稜郭」。
幕末、北方防備の目的で造られた、日本初の西洋築城式要塞で、星型五角形を呈する。幕軍と官軍の最後の戦いである箱館戦争の舞台となったことでも有名。その建設には馬が使われたとされる。道子が訪れた6月には、300株ほどの白とピンクのツツジが咲き、五稜郭に隣接する高さ90mの展望塔「五稜郭タワー」からは、函館を一望できる。
住所:北海道函館市五稜郭町43-9
TEL:0138-51-4785

2011年7月31日

今回の歩み10.3kmスタートから20.5km

放送内容はこちら!