道草マップ

登喜運送

昭和30年代まで登喜運送は代々、馬車で運送業を営んでいた。
現在、敷地内では4種類18頭の馬を飼育している。
しかし、登喜運送もすべてトラック化された。
その後も、馬車屋のなごりで、馬好きのご主人は今でも、住宅街の真ん中で4種類18頭の馬を飼い続けている。
昭和初期まで函館市内には馬車が行き交っていた。かつての函館では、函館駅前には12社の馬車屋の番屋が並び、市内各地の問屋に馬車が物資を運んでいた。運搬物も、野菜・穀物・反物・・・と、運ぶ物がそれぞれ決まっていた。

猫じゃらし(エノコログサ)

太一「懐かしいもん、見つけた!」
堀川町の市電沿いで太一が見つけたエノコログサ(通称:猫じゃらし)。
試しに道子の顔の前で振ってみるが、無反応。
太一「全然じゃれてくれないよ。」
長瀬「食べるかな?」
口元に持っていくと、道子はムシャムシャ!

広路(ひろじ)(堀川広路・新川広路・文化通り広小路)

函館市には道路と道路の間に緑地帯(グリーンベルト)がいくつもある。
昭和9年の大火後の復興事業によって形成されたもの。
函館は大火の多い街であったが、復興のたびに街並みの基盤を整えていった。
1934(昭和9)年の函館最大規模の大火の後、当時の日本最大幅員の30 間(55m)と20 間幅の防火帯が設置され、その交点や起点には公園や鉄筋コンクリート造の小学校を配置、防火都市の基盤を整えていった。

道草ファイル №9
アカツメグサマメ科

ヨーロッパ原産の帰化植物であり、牧草として導入された。種子とともに地下茎でも繁殖する多年生草本。
シロツメクサに似ているが、高さが30cmほどになり、小葉はシロツメクサよりも細長く、全体に毛が多い。
花の色が赤紫色なので、ムラサキツメクサとも呼ばれる。
女性ホルモンを活発化させるイソフラボンを多く含むハーブ素材として、サプリメントやハーブティーに利用される。


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田村氷室

函館市にある、創業約100年になる老舗の氷室。
大正11年(1925年)に昭和天皇が皇太子の時に五稜郭氷を献上したことがある。
田村氷室の始まりは元々、木材店をやっており、木材を削る時に出るおがくずが氷の保存に役立てないかと思い、氷室を始めた。
かつては、氷の保管にはおがくずを使っていた。おがくずは氷の表面の溶けた水分を吸収して蒸発させ熱を逃すので、氷が溶けるのを防ぐ。
「五稜郭氷」は、明治における函館の代表的な特産品。その運搬には馬ソリが活躍していた。
住所:「田村氷室」 函館市大森町17-9
TEL:0138-26-1608

八幡坂

テレビやCM撮影でも使われる、函館の代表的な坂。
真っ直ぐ海まで伸びる坂は、函館湾の摩周丸まで見ることができる。
八幡坂を登りきったところにある函館西高は、演歌歌手の北島三郎氏の母校。
函館八幡宮が火災で焼失、移転するまでこの坂の上にあったことから名づけられた坂。

八幡坂は急傾斜の坂で有名。最大斜度8.5度。

菊泉

大正時代の酒問屋「菊泉」別宅を利用した甘味処。
ほぼ手を加えていない店内で、なつかしい時代を感じながら、自家製の甘味を味わえる店内の調度品のほとんどは実際に使われていたもの。
函館市の伝統的建造物に指定されている。
住所:「菊泉」 函館市元町14-5
TEL:0138-22-0306

函館山ロープウェイ

高さ334mの函館山。
山頂から見る市街地の夜景は、世界三大夜景として有名。
植物の種類は豊富で約650種、野鳥の数は約150種といわれている。函館山ロープウェイは、繁忙期には一日述べ1万人の利用者が訪れる。
125人乗りのロープウェイのゴンドラは現在4代目。
トップスピードは秒速7m、山頂まで約3分で到着する。
住所:「函館山ロープウェイ」函館市元町19−7
TEL:0138-23-3105

道草ファイル №10
オオバコオオバコ科

本各地からアジアに分布する多年生草本であり、路傍雑草の代表格。日当たりのよい路傍や土手、庭園などに生え、葉が大きく広いことからこの名がついた。
やや湿った場所を好み、果実には粘着性があり、靴などに付着して散布される。
葉や花茎には踏みつけに適応できる丈夫な維管束が発達している。維管束の周りには丈夫な繊維が取り囲んで維管束を守っている。
オオバコを乾燥させたものは、日本薬局方に収録された生薬であり、咳止め(消炎)・利尿・下痢止めなどの作用がある。
漢方においては、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などに配合される。


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佐々木豆腐店

明治17年創業 現在5代目店主の老舗豆腐店。
かなり柔らかい木綿豆腐ひと筋127年。
3cmほどのぶ厚い油揚げも評判のお店。
住所:「佐々木豆腐店」函館市宝来町4-10
TEL:0138-22-6732

函館市の消火栓

函館市の消火栓は黄色で、3方向に水が出るのが特徴。
昭和9年の大火の後、アメリカの消火栓を参考にデザインされ、昭和12年から設置されている。

金森赤レンガ倉庫

現在倉庫群が位置しているのは、幕末に造船所や外人居留地があった埋め立ての土地。実業家・渡邉熊四郎が金森洋物店を営んでいた。
1887年に函館初の営業倉庫として開業したのが赤レンガ倉庫。
現在は歴史的建造物として函館の観光名所となっている。
住所:「金森赤レンガ倉庫」函館市末広町14-12
TEL:0138-27-5530

青函連絡船

1908年(明治41年)3月7日。午前10時に1隻の船が青森港を出港。「比羅夫丸」と名付けられたこの船こそ最初に青函航路を運行した青函連絡船。
青函連絡船は、本州・北海道間の鉄道を結ぶ航路として利用され、多くの人に愛されたが、80年の時を経た1988年(昭和63年)3月13日に、青函トンネルの開業に伴って歴史を閉じた。
停泊している摩周丸は、青函連絡船(青森-函館間)の航海を飾った一艘。
住所:「青函連絡船記念摩周丸」
TEL:0138-27-2500

2011年9月18日

今回の歩み17.7kmスタートから38.2km

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