道子プロフィール

特徴と習性 『鼻・口』

馬が笑う (フレーメン)

馬が頸(くび)を突き出し、上唇を巻き上げている表情を見せる動作は、フレーメンと呼ばれるもので、嗅覚(きゅうかく)と密接に関係した行動。フレーメンは、馬が匂いをより鋭敏に感じとろうとしている動作とすることができる。頻繁に見られるのは、雄馬が発情期の雌馬に出会った時。また鋤鼻器でキャッチされた刺激は、どんな匂いでも、脳の性行動と関連の深い部分に伝達されることが知られている。これらのことから、フレーメンは性行動の一部として発達したものと考えられる。

嗅覚

馬の嗅覚はとても鋭く、主嗅覚器系、副嗅覚器系の独立した2つのシステムで受容。また舌にある味蕾も匂いを感じることが出来る。雄馬は、最高800mの距離にいる発情した雌馬の存在がわかるといわれ、人間のことも匂いで記憶する。その感度は、人間のおよそ1000倍。函館競馬場の横を歩いただけで、敏感に反応していた道子。それは、他の馬の匂いを感じていたため。