新宿図鑑:昆虫

昆虫アゲハチョウ

分類:アゲハチョウ科アゲハチョウ属

大きさ:5cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でもまれにみられる

最もポピュラーなアゲハチョウ。幼虫は、ミカンやカラタチの葉を食べる。
新宿ベース基地で発見したのは、鳥のフンに擬態して天敵から身を守る若齢幼虫と、人間で言うと約18歳の終齢幼虫。

昆虫アブラゼミ

分類:カメムシ目セミ科

大きさ:約6cm

発見場所:新宿区下落合 付近

都会でも多く見られる

夏になると『ジージー』と鳴く。
幼虫は土の中で4~5年過ごし、成虫はわずか3週間程で息絶えてしまう。

昆虫アメンボ

分類:半翅目アメンボ科

大きさ:2.5cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でも多く見られる

道路の水たまりや庭先の水がめでも棲める水生昆虫。
足の先に生えている無数の毛を使って水をはじきながら水面を歩く、別名「水辺の忍者」。
背中には折り畳み式の羽があり、およそ500m飛ぶことができる。

昆虫エンマコガネ

分類:カブトムシ亜目エンマコガネ類

大きさ:約5mm

発見場所:新宿区下落合 付近

都会でもまれに見られる

カブトムシの仲間で、動物の糞を主な餌とする糞虫(ふんちゅう)。
糞の下の土に穴を掘って巣をつくり、穴の先に詰めて固めた糞球に産卵する。
幼虫は糞球のみをエサにして成長し、オスに角があるのが特徴。

昆虫オオハナアブ

分類:ハエ目ハナアブ科

大きさ:1.5cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でもまれにみられる

人を刺さず、花の蜜を吸うアブの仲間。
黒色で、腹部の太い赤黄色の帯が特徴的。
前脚の先にあるセンサーで、花の蜜を探す。

昆虫カナブン

分類:コウチュウ目コガネムシ科

大きさ:2.6cm

発見場所:新宿区下落合 付近

都会でも多く見られる

カブトムシの仲間。エナメル光沢のある茶色、青銅、色緑色、紫青色の体が特徴的で、環境や遺伝によって色が異なる。成虫は夏に現れ、昼間活動し、樹液や熟した果実に集まる。

昆虫カブトムシ

分類:コウチュウ目コガネムシ科

大きさ:オスは約6cm / メスは約4cm

発見場所:新宿区下落合 付近

都会で見られることはめずらしい

昆虫の王様と言われ、子供にはあこがれの対象。
新宿区では1940年代【第二次世界大戦】頃から激減し、新宿で見られることはあまりない。
1年で一生を終え、卵 - 幼虫 - 蛹 - 成虫という完全変態をおこなう。

昆虫キイロスズメバチ

分類:ハチ目スズメバチ科

大きさ:3cm

発見場所:新宿区新宿御苑 付近

都会で見られることはめずらしい

日本全土の平地および低山地に分布し、スズメバチ類中ではもっともポピュラー。
樹枝、岩壁、樹洞、土中などに幅広く棲みつく。
肉食で獰猛なため、二ホンミツバチの成虫や幼虫を捕食することも。

昆虫クマバチ(キムネクマバチ)

分類:ハチ目ミツバチ科

大きさ:約3cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でも多く見られる

日本固有種のハチ。
ずんぐりとした体形で、全身が黒く、胸部の毛は黄色いのが特徴。
低い羽音とその大きさから獰猛に思われやすいが、主に花粉や花の蜜をエサにし、手を出さない限り刺すことはない温厚な性格をしている。

昆虫ケラ

分類:バッタ目ケラ科

大きさ:約4cm

発見場所:新宿ベース基地

都会ではほとんど見られない

下半身がコオロギ、上半身がモグラに似ている事から、別名「モグラコオロギ」。
モグラと同じく指先がスコップ状になっているため、わずか4㎝だが、体の5倍の20㎝を1分で掘る。
田んぼや池などの湿った土のなかで暮らすが、実は水の上を移動し、空を飛ぶ事もでき、昆虫愛好家の間では「スーパー昆虫」とも呼ばれている。

昆虫コアオハナムグリ

分類:コウチュウ目コガネムシ科

大きさ:1cm

発見場所:新宿区新宿御苑 付近

都会でもまれに見られる

花に来るハナムグリの仲間。
緑色で白色の斑紋があるのが特徴。
日当たりの良い草花によく集まり、ハナムグリの中では比較的ポピュラー。
蜜や花粉を食べる。

昆虫コガタスズメバチ

分類:ハチ目スズメバチ科

大きさ:女王蜂 体長25~29mm / 働き蜂 体長22~27mm

発見場所:新宿区下落合 付近

都会でも多く見られる

人家周辺ではキイロスズメバチと並んで最もよく見られるスズメバチ。
樹枝や軒先などの開放空間に、巣をつくる。
巣を作るのは5月ころで、働きバチは7月ころ出現、交尾後の女王蜂は、よく年の巣作りまで朽木の中などで越冬する。
性格はおとなしく、刺激しない限りは攻撃的に刺してくることは少ない。

昆虫コクワガタ

分類:コウチュウ目クワガタムシ科

大きさ:3.6cm

発見場所:新宿区下落合 付近

都会で見られることはめずらしい

日本各地に生息するクワガタの1種。日本本土では最も普通に見られるクワガタで、名前に「小(コ)」とつくが、クワガタの中では中型サイズになる。黒色・黒褐色でオスは光沢が鈍い。クヌギなどの樹液に集まるが、昼間は根際や樹洞に隠れていることが多い。幼虫はクヌギなどの朽ち木の中で育ち、卵から成虫まで約2年かかる。

昆虫コバネイナゴ

分類:バッタ目バッタ科イナゴ亜種

大きさ:約4cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でもまれにみられる

農薬をあまり使っていない水田や、その近くのあぜや草原にすみ、イネ科の植物を食べている。
イナゴは湿った土を好むので水辺から離れた場所では姿は見られない。
戦後の食料不足の時代には各地でつくだ煮などにして食べ、貴重なタンパク源となった。

昆虫コミズムシ

分類:カメムシ目ミズムシ科

大きさ:6㎜

発見場所:新宿ベース基地

都会で見られることは珍しい

ミズムシの仲間で、別名は「ふうせんむし」。呼吸のために羽の下に空気を蓄えているため、何かにしがみついていないと浮いてしまう。昔は、この虫と小さく切った紙を水に入れて、紙につかまった個体が紙と共に浮いたり、水中に潜ったりするのを見て楽しむ遊びがあった。

昆虫シオカラトンボ

分類:トンボ目トンボ科

大きさ:3cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でも多く見られる

メスをムギワラトンボ、オスが成熟して腹背に白粉を帯びたものをシオカラトンボと俗に呼ばれる。
平地の湿地やため池、市街地などにも広く見られ、日本では最もポピュラーなトンボの一つ。
その幼虫はヤゴと呼ばれ、水中のミジンコなどを食べて成長し、1~2ヶ月で羽化する。

昆虫ショウリョウバッタ

分類:バッタ科ショウリョウバッタ属

大きさ:10cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でもまれにみられる

日本に分布するバッタの中では最大種。
斜め上に尖った頭部が特徴。
ご先祖様を送る「精霊(しょうろう)流し」の船に似ているのがその名前の由来。
イネ科の植物が生える草原でしか暮らせず、繊維質で固い葉っぱを強靭な顎で切る様に食べる。
飛ぶ際に出す音から、チキチキバッタとも呼ばれ、生息域を広げるため大きな羽で長距離移動ができる。

昆虫センチコガネ

分類:カブトムシ亜目センチコガネ科

大きさ:約2cm

発見場所:新宿区下落合 付近

都会で見られることは珍しい

カブトムシの仲間で糞虫の一種、糞の下の土を掘って産卵し、幼虫は糞を食べて育つ。
体は金属光沢を持ち、地域によって紫、紫銅、青紫、金銅など様々。
名前の由来は、江戸時代の汲み取り式便所「雪隠(せっちん)」から。

昆虫ニホンミツバチ

分類:ハチ目ミツバチ科

大きさ:2cm

発見場所:新宿ベース基地新宿区新宿御苑 付近早稲田大学 付近

都会で見られることはかなりめずらしい

古来から日本に住んでいる在来種の蜂。
群れの数は1万匹程で、1匹の女王バチとメスの働き蜂、わずかなオスバチで集団生活をする。
働き蜂は、蜜の少ない花や小さな花など、最大500種類の花を選ばず飛び回り、1年でおよそ80kgのハチミツを作って貯蔵する。

昆虫ヒメトラハナムグリ

分類:コウチュウ目コガネムシ科

大きさ:1cm

発見場所:新宿区新宿御苑 付近

都会で見られることはかなりめずらしい

花に来るハナムグリの仲間。
体は黒色で、淡黄灰色~褐色の毛が生えているのが特徴。
上翅には黒褐色の3帯紋がある。
東京23区では50年前に姿を消したとされる絶滅危惧種。

昆虫マツモムシ

分類:カメムシ目マツモムシ科

大きさ:約1cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でも多く見られる

英名は「Back swimmer(背泳ぎの達人)」で、その名のように、水面にお腹を向けて背泳ぎのようなスタイルで、オール状の長い脚でスイスイ泳ぐ。水面に落ちてきた昆虫などをとらえて食べる。

昆虫モンシロチョウ

分類:チョウ目シロチョウ科

大きさ:3cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でもまれに見られる

畑などで多く見られるチョウ。
羽の表は白く、裏は淡黄色。
幼虫はアブラナ科の植物の葉を食べて成長し、特にキャベツを好む。
成虫は同じくアブラナ科の花の蜜を吸う。

昆虫ヤマトシジミ

分類:チョウ目シジミチョウ科

大きさ:約1cm

発見場所:新宿ベース基地

都会でも多く見られる

ちょっとした雑草があれば生きていけるため、都会で最もよく見られるチョウの1つ。
一見、地味な見た目だが、羽を開くと美しい瑠璃色が現れ、この姿がシジミ貝に似ているのが名前の由来。

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