新宿図鑑:哺乳類

哺乳類アブラコウモリ

分類:コウモリ目 ヒナコウモリ科

大きさ:5cm

発見場所:新宿区神田川 付近

都会で見られることはめずらしい

民家や建造物の屋根裏、高架下に棲みつく、日本人にもっともなじみのあるコウモリ。
大人の手のひら程の小型で、日没後に川や池の上を飛びまわり、超音波を発して飛んでいる昆虫を捕らえて食べる。

哺乳類タヌキ

分類:イヌ科 タヌキ属

大きさ:約60cm

発見場所:新宿区下落合 付近

都会で見られることはかなりめずらしい

雑食性のため、木の実•昆虫•小動物など 豊富なエサがある環境を好む。
新宿には江戸以前から生息していたが、都会化が進むにつれ大正以降姿は見られなくなった。
しかし、タヌキは順応力が高く最近では都会でも見られることも。
古くから日本人の最も身近にいた野生動物であるため、人間が作ったものへの警戒心は薄く、建物の物陰を好むため空家やお寺の縁の下などに巣を作ることもある。
毛の生え変わりで都会の冬と夏の激しい温度差にも対応している。

哺乳類ハクビシン

分類:ネコ目ジャコウネコ科

大きさ:50~60㎝(尾は40㎝)

発見場所:新宿区下落合 付近

都会で見られることはめずらしい

日本に生息する唯一のジャコウネコ科の動物。
漢字では「白鼻芯」と書き、顔の正面(額から鼻にかけて)に白い筋があるのが特徴。
柿など糖度の高い果物などが大好物で、タヌキなどに比べて高い所に登るのが得意。
“雷獣"とも呼ばれ、その由来は、かつて雷が落ちた木から落ちてきたという謂れにちなむ。
日本に入ったのは江戸の頃とされ、当時でも珍しかったことから見世物などにされていた。

哺乳類モグラ

分類:トガリネズミ目モグラ科

大きさ:13cm

発見場所:新宿区下落合 付近

都会で見られることはかなりめずらしい

地中でトンネルを掘って、地中で生活をする動物。
ずんぐりとした胴体で、鼻が尖っているのが特徴。その鼻先には、「アイマー器官」というセンサーがあり、地中の微弱な振動を感じとり、エサを捕獲する。
眼や耳は退化して小さく、視力はほとんどない。
トンネル内に落下してきたミミズや昆虫の幼虫などのエサを検知して捕食して生活。
8時間以上食べないと餓死してしまうほど大食漢で、1日の食事量は、自らの体重の3分の1から半分くらいもの量を食べるといわれる。

← 戻る

ページTOPへ ▲