放送内容:2017年12月24日

クリスマスムード一色の大都会・新宿
東京都庁からわずか3㎞のTOKIOのベース基地では…
達也「大プロジェクトだよ」
城島「6年越しの作業やからね」
それは、2011年3月11日 福島DASH村 最後のロケ。
水道のない母屋の茅葺き屋根に自分達で作った雨樋を設置し、雨水を水がめに溜め、キレイにろ過して台所で使う『水づくり』に取り組んでいた。
雨樋・水を溜める水がめも完成し、後は設置するだけだった。
しかし、14時46分、東日本大震災が発生。
ロケは中断され、TOKIOやスタッフはなんとか東京に戻ったが、作りかけだった雨樋も水がめも、今なお福島に置き去りのまま。
そんな『水づくり計画』を6年ぶりに、東京・新宿の新たな基地で!
そのきっかけは、8月上旬、TOKIOのベース基地からわずか1.5㎞、「新宿区立甘泉園公園」の水場でニホンミツバチを発見した事だった。
太一「なんでこんな所にいるんだ?」
川上さん「水を吸いに来ている」
太一「水を吸う?」
福島DASH村にもいたニホンミツバチは、最大500種類の花を交配させ、種を作り、緑を広げる役割を担う。
そんなミツバチが花の蜜ではなく水を…。
川上さん「水を巣に運んでいる」
女王バチを中心としたミツバチの群れは分業制。
ハチミツを作るだけでも、まず蜜集め専門のハチが花の蜜を集め、巣の中にいる貯蔵専門のハチに口渡しで渡す。
その際、唾液に含まれる特別な酵素が加わる事で蜜が甘くなる。
しかし、糖度80度にもなるハチミツは、幼虫にとっては濃すぎるため、水で蜜を薄める専門のハチが。
城島「ミツバチにとっては水も大事なんですね」
と、見つけた
太一「キレイな水。飲めそう」
川上さん「湧き水ですねこれ」
それは地中に染み込んだ雨水が、長い年月をかけ、ろ過されて出てくる水で、森のミネラル分を豊富に含み夏でも冷たいのが特徴。
大都会・新宿もかつては一面に土が広がり沢山の湧き水の池があり、それらは、新宿屈指の名所としても有名だった。
しかし、戦後の復興で街がコンクリート化され、雨水が地面に染み込まなくなりほぼ枯れてしまった。
そんなかつての新宿名物が、東京都庁からわずか3㎞の小さな森に。
昆虫の中でも水質に敏感でわずかな汚れでも生きていけないミツバチにとっては、
城島「水質の良さもミツバチが棲みつく条件の一つですね」
さらに、キレイな湧き水を好む"清流の象徴"サワガニも発見。
川上さん「スゴイ発見。23区内では珍しい」
サワガニは、かつて湧き水が豊富だった新宿にもたくさんいたが、昭和20年代以降、大きく数を減らしてしまった。しかも、太一「子ガニだ」
キレイな湧き水と、そこに生える水草を食べ、江戸時代より遥か昔から命を繋いできた可能性が!
太一「屋上(ベース基地)にもこんな場所を作ろうよ。」
川上さん「様々な生き物が来ると思います」
コンクリートの屋上にもキレイな池をつくれば、ミツバチだけではなく、新宿では姿を消した様々な生き物もやってくる可能性が!
屋上での池づくり、必要なのは水道水に一切頼らず水をもたらすシステム。
それは、6年前、既に考えていた。
城島「村でやったろ過システム」
太一「雨どいの水を水がめで受けるやつね」
それは、2011年2月27日の『福島DASH村』で作った台所。
この台所づくりには、放送できなかった続きが…
それは水道のない母屋で雨水をキレイにろ過して使うという、ろ過システムだった。
まず取り掛かったのは、雨どいづくり。
材料はDASH村の裏山で切り倒した、水にも強い杉。
これに、溝を掘り、穴をあける。
明雄さん「この作業は大変だよ」
全て手作業で1か月。
達也「オッケー!完璧です」
水を流して実験してみても、完璧だった。
そんな雨どいが流した雨水をろ過する水がめも手作りで!
達也「折角だから村の土を使わないと」
焼き上がった時に赤みを帯びるDASH村産の赤土と、福島県浪江町(なみえまち)の名産『大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)』の材料の粘土を混ぜ合わせたものを、ろくろで練り合わせながら積み上げていった。
長瀬「できた!」
こうしてできた水がめを、製作期間8か月の手作りの登り窯で焼いた。
三日三晩、火を絶やさないように、太一が泊りで火守り。
焼けて固くなった水がめの仕上げに、自分達で育てた小麦粉と福島県会津市(あいづし)の名産『会津漆器(あいづしっき)』の漆を混ぜ合わせた麦漆を塗った。
こうすることで、隙間から水が漏れるのを防ぐことができる。
水がめが完成し、後はこの水がめと雨どいを母屋に設置するだけだった。
が、撮影の休憩中、地震が発生。
今も水がめや雨どいは福島DASH村に置き去りのまま。
だが、6年経った今でも作り方は体が覚えている!
まずは、ベース基地の畑の隣の大きな屋根に雨どい、その下に水がめを設置し、雨水を溜める。そして、囲いを作り、土を敷いた後、その水を流していけば、テニスコート一面分の池ができるはず!
最初に取り掛かったのは…
城島「雨どいやな。都会ならではのやり方でやりたい」
そう、材料集めもここ新宿で!
新宿生まれ新宿育ち・川上さんの案内でやって来たのは、ベース基地から徒歩10分、テニスコート2面分の竹林。
生えていたのは、孟宗竹(もうそうちく)。
かつて新宿は、タケノコの産地としても知られていた。
水にも強く軽い竹は、重量制限のある屋上で雨水を流すのにもうってつけ。
この場所を管理する坂口さんは、春にはタケノコの収穫を行うが、抜きわすれたものがどんどん伸びてくるため、秋には決まって伐採を行う。
達也「いい材が見つかったね」
太一「近場にあったね」
竹4本を切らせていただき、ベース基地のある屋上へ!
しかし、問題は長さ2.5mの竹はエレベーターに乗せられない。
これを屋上に運ぶには…
達也「ロープでいきますか」
屋上からロープをたらし、ロッククライミングなど強いテンションがかかる現場で利用される、鵜の首結びという巻き方で、屋上に竹を引き上げる。
そして、この竹を、福島DASH村の時と同じやり方で割っていく。
さらに、割った竹を屋根に設置していくのだが…
達也「ちょっとずつ斜めにして」
これも福島DASH村の雨どいづくりで学んだ事。
長さ100㎝に対して高さを1㎝上げる、100分の1勾配。
水はねを抑え、最も緩やかに水が流れる角度。
傾斜を保つために使用する金具は、雨どいの修理も行う、東京富士大学管理課課長・時田さんから頂いた専用金具。
達也と太一が両端から竹を設置し、合流する地点が両端からの100分の1勾配が
合流するポイントが、雨水が最も溜まる場所。
達也「結構な量の雨水を集められそう」
雨水が溜まりやすいこの真下に、
太一「水がめの代わりね」
そこで太一が向かったのは、新宿駅のすぐ隣、西新宿7丁目。
新宿副都心の高層ビル群の目の前にある飲食店街。
太一「ここら辺は僕の庭だからね」
というのも、ここは去年の7月に軽石の材料となる瓶を集めるために捜し歩いた場所。
その際、見つけていたものが、店先に置いてあったワイン樽。
ワイン樽は、船などにも使われる分厚いオーク材(樫の木の仲間)で作られているため、暑い夏場でも中の温度を保つ。
つまり、屋外で生き物用の水を溜めるにはうってつけ。
お店のご主人に事情を説明し、捨ててしまう予定だという事で、2つ譲っていただいた。
溜めた雨水を受けるため、ワイン樽と雨どいを繋げ、一回り太い竹で補強。
水が流れる部分は福島と同じく竹串で固定して完成。
長瀬「この水がめ(ワイン樽)から池に水が行く。新宿ハチミツ欲しいよね」
そのためには、囲いを作って池を作らねば。
その2日後、やって来たのは松岡。
池づくりを開始するのかと思いきや、池の囲いには使わないはずの、竹を引っ張り出し、何やら作り始めた。
松岡「いいじゃんいいじゃん、“M"」
松岡は一体何を…?
城島と太一がそれを知ったのは、その一週間後。
城島「えらい加工してあるやん」
それは、余った竹で作られたクリスマスツリー。
太一「誰が作ったんだろう?」
"M"と刻まれた竹を見て、2人はピンときた。
城島「Mの仕業?」
太一「灯り、どうしたんだろうね?」
これは、"M"こと松岡が、大学の時田さんからお借りしたクリスマスの装飾で
余った電池式ライト。
太一「これは、Mが1人で作ったとは思えない」
2人の予想通り、この飾りのほとんどを作ったのは、ミニ四駆が趣味の、番組スタッフの山口太一。
そんなツリーを見ながら、2人は…
城島「新宿の夜王・Mからの素敵なクリスマスプレゼントやね」
太一「来年も頑張ろう!」
年が明けたら、いよいよ池づくり開始!

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