黒潮の通り道・島の沿岸が磯場・冬の季節風の恩恵を受け、神津島では、良質の岩海苔が育つ。最盛期を迎える1〜2月、島の西側、特に長浜・沢尻では、岩海苔を採取する島民の姿が見受けられる。

神津島には、岩海苔を使った郷土料理も多く、白米/8 もち米/2の割合で炊いた飯に、岩海苔・醤油を仕込み、椿油をかけて仕上げる醤油飯、味噌汁・軍艦巻きなど、島民の食生活に深く馴染んでいる。