伊豆大島では明治時代から酪農が始まり、「ホルスタインの島」と呼ばれる程酪農が盛んであった。大島牛乳と呼ばれ、濃厚かつ甘さ控えめで飲み易いのが特徴。当時は冷蔵庫など保存する手段がなかったため、その代わりとして乳菓である牛乳煎餅が誕生した。

伊豆大島で生産される牛乳煎餅は、すべて大島牛乳を使用している。生乳、卵、砂糖、薄力粉、バターを原料にして作られ、添加物を使用していないのが特徴で、安全かつ美味しいお菓子として好まれている。伊豆諸島ではこの牛乳煎餅が売られているところが多いが、伊豆大島が発祥とされる。