1月7日ザ!鉄腕!DASH !! 特別版 - スーパーマンDASH !! - の放送内容

 世の中に存在するケタ外れの数値や記録…例えば、陸上の「100m9秒台」、これを聞いて何となく凄いということは分かるが、本当の意味で「肌で感じる」ことは難しい。これをどうすれば私たちは実感できるのだろうか…?

ならば、その驚異の数値や記録を「誰もが日常でこなしている行動」に置き換えれば、その凄さをより身近に感じることが出来るハズ! そこで、あらゆる分野におけるプロフェッショナルたちが、驚異の記録を携えて挑む!

「現代のスーパーマン」と呼ぶに相応しいプロフェッショナルたち、果たしてその「凄さ」をいかにして私たちに伝えてくれるのだろうか?

棒高跳びで犯人城島を捕まえられるか !?

<企画説明>

 事件は閑静な住宅街で起こった! そこへ駆けつけた3人の刑事…国分太一、宇梶剛士、そしてボスこと誠 直也。建物の2階には人質をとって立てこもる城島茂の姿、そして脇に抱えた人質とは…子犬! 生後3ヶ月の「コロ助」と引き換えに、犯人城島は現金を要求してきた。すると宇梶のもとへ少女が泣きながらすがってきた…どうやらコロ助の飼い主のようだ。そしてボスの合図で太一と宇梶が突撃! だが、玄関など1階の出入り口は完全に封鎖され、太一が近所から物干し竿を借りて2階の城島を威嚇するが、まったく歯が立たない!

 残る進入経路は2階の窓のみ…何か方法はないものか? 長い物干し竿を戻しにいく太一、それを見てボスがひらめいた…棒高跳び! すべての運動能力を結集する空中での闘い、棒高跳び選手の力を持ってすれば2階へ飛び込むことも可能ではないか?

 棒高跳びで犯人城島を捕まえられるか!?


< 結 果 >

 挑戦を引き受けてくれるトップアスリートを探すべく、番組スタッフによる調査ははじまっていた! そんな中、ある人物のホームページに注目…鈴木秀司選手(26歳)、棒高跳び歴13年、自己ベスト5m41cmの記録を持ち、数々の大会で高成績を収めた日本のトップ選手! さらにプロフィールに注目すべき事柄が…好きな言葉「正義」、好きな動物「犬」、やっぱり彼しかいない!

 そこで、鈴木選手とコンタクトをとるためスタッフは高知県に向かった。競技場を訪ねると、そこには練習中の鈴木選手の姿! 早速交渉に入り、実際に飛んだ場合を想定した模型で説明…2階の窓の高さは地上5m、これを飛んで縦1m50cm横2mの中へ突入する。だが、ポールが目の前の壁に激突する恐れ、精神的圧迫と不安、この未知なる挑戦に超人は渋った…ここでスタッフは少女と子犬の写真を見せた。危険にさらされた子犬、涙に暮れる少女…すると、正義の超人が立ち上がった! チャレンジが決まると、彼からある2人の連絡先が渡された。この2人のプロが揃うことが成功する条件だという。

 事件現場にワゴン車が到着し作業がはじまった。荷台から何やら運び出し、建物の手前に埋め込んでいる…それはジャンプする際、ポールの先端の差し込み口となる「ボックス」、これなしで棒高跳びは出来ない。そして、その作業をこなす人物こそが、1人目のプロ・新田和義(52歳)。陸上用品の仕事に就いて32年、これまでに大きな大会での準備も手がけ、陸上界には欠かせない人物。鈴木選手と同様、新田も壁との距離が気になるようだ。さらに、もう1人のプロも作業を進めていた。陸上競技場に敷かれる「タータン」と呼ばれる全天候型舗装材をアスファルトに敷き、路面の凹凸をならしながらボックスまで延ばす。スパイクでの助走はこの感触が最もジャンプしやすい。この作業にあたる人物こそが、タータンのセッティングの第一人者、酒井紀秀(53歳)。

 そしてコースが完成! ボックスが設置され、住宅街に延びる35mのタータン。そこへ、ポールを積んだ車に乗って鈴木秀司選手が現れた! あとは自分がベストを尽くすのみだが、不安は立ちはだかる壁、助走と共に押し寄せる圧迫感…。競技用ポールはグラスファイバー製で長さ5m重さ3kg、鈴木は手ごたえを確かめ壁の前で何度もイメージを描き、そして「よっしゃ!」のかけ声!

 続いてタータンの感触を確かめながらのウォーミングアップ、その姿を不安げに覗き込む犯人城島と子犬、3人の刑事も見守る。スパイクに履き替え、ここから大切なのは集中力! そこへ、携帯電話の着メロが鳴った! 静かに後ずさりするボス…ボスの携帯だった! しかも曲はスターウォーズ…太一に注意されボスは思わず照れ笑い。近所の皆さんも固唾を飲んで見守る中、鈴木は繰り返し走り、助走スピード、ジャンプへのタイミングを確かめる。

 そして挑戦の時がきた! シャツを脱ぐと、見事に鍛えられた筋肉! 成功しなければ、犯人逮捕も子犬の救出も諦めなくてはならない。ボスはすべてを鈴木に託し、そして肩を叩いた…「頼むぞ!ジャンプ刑事!」、ここにジャンプ刑事誕生! はじめての任務は前代未聞の挑戦…立ちはだかる巨大な壁、地上5m 縦1.5m 横2mの窓へと飛び込めるのか?

 ポールを上に向け助走の体勢に入ると、ついに走り出した! 勇ましい姿勢で走る鈴木、ところがコース途中でいきなり失速! 壁への恐怖か? どうやらはじめての状況に自分の間合いがとれないらしい。するとボスから「周りに気をとられず、自分のタイミングで飛ぶように」とアドバイスされ、鈴木はじっくりと間合いをとる。

 だが、鈴木は中々スタートの体勢に入らない。まだ集中しきれないのか? すると、鈴木は隣家に干された洗濯物に目をやった…実は、それが風の動きを知る目印だったのだ! これを「風待ち」といい、跳躍競技は風によって記録が大きく左右されるため、追い風や無風を待ってから助走を開始する。いつもの競技場とは違う住宅街、弱めだが左からの横風が吹いていた。

 そして風が止んだ。どこからともなく手拍子が起こり、周囲の人々も成功を願って鈴木を後押し。これに鈴木も応え、ついに走り出した! 軽快なスピードで駆け抜け、ボックスにささったポールがしなやかに曲がり、壁スレスレで宙を舞う鈴木の体が逆さに向いた…そして美しいフィニッシュで両足から見事に飛び込んだ!

 驚異の技を目の当たりにした犯人城島、愕然として硬直! 鈴木がすぐに押さえ込み凶悪事件は無事解決! 周囲の大歓声、3人の刑事もガッツポーズで喜び、子犬は無傷のまま少女のもとへと戻った。そして刑事たちが振り返ると、ジャンプ刑事の姿が見当たらない…ジャンプ刑事こと鈴木秀司は、ポールを担いだままフィールドへと帰って行ったのだった。

 はじめて味わう激突への恐怖、しかし日本が誇る超人の技はその恐怖も5mの高さも見事にクリア! 結果、棒高跳びで2階の窓へ飛び込めた!

<放送されなかったロケエピソード>
 前代未聞の偉業を成し遂げた鈴木選手だが、実はロケを次週に控えたある日のこと…大会に出場し、なんと5mを3回失敗して予選落ちに終わった。5mといえば、今回の窓の高さと同じだが…ロケへの緊張だったのか? 失敗へのショックは? ところが本人、「本番は来週ですから、今回はその調整です」と、冗談半分に明るく返してくれた!

 さらにロケ中、誠さんに「ジャンプ刑事」と名付られた鈴木選手。その後も同僚や友人にジャンプ刑事と呼ばれ続け、本人はうんざりしているのかと思いきや、密かに次の出動命令を待っているという。




日米食文化対決! 駅弁食べきれるか !?

<企画説明>

 日本が生んだ世界に誇る食文化「駅弁」…旬の素材、各地の文化が織り成す食の宝石箱には、日本人が培ってきた繊細なこだわりが凝縮されている。一方、それと対極をなす食文化がアメリカに存在する…広大な大地から豊富に採れる食材はそのすべてが大きく、それが「大食い」という食文化を育んでいった。

 この日米2つの食文化に対決の場を作れないものか? そこで「1日で駅弁いくつ集められるか!?」企画、ここで集めた大量の駅弁をすべて食べきることに挑むとしたら…果たして?

 日米食文化対決! 駅弁食べきれるか!?

 一口に駅弁と言っても「肉系」「魚介類系」、「米」が大部分を占める3タイプに分かれ、戦いにはそれぞれの大食い戦士が必要と考えられる。早速、アメリカの大食い戦士を探すべくスタッフによる調査が開始された。そんな中、アメリカで開かれた大食い大会の映像が送られてきた。巨大な肉の固まりに苦戦する出場者の中、圧倒的な量を食べ尽くす大柄な男の姿…この男しかいない!

 早速スタッフはニューヨークへ飛び、差出人の住所を頼りに向かった所は…刑務所!? そこへ現れたのは、チャールズ・ハーディー(35歳)、身長178cm 体重157kg、職業は刑務所の看守、おやつ代わりにフライドチキン10人前を軽く平らげるほどの食いっぷり! スタッフが挨拶代わりに駅弁を差し出すと、快く了承してくれた! さらに、ご飯に乗った赤い物体に興味を示しひと口…ハーディーが顔をしかめた! 梅干ははじめてらしい。ハーディーは肉系大食い戦士に決定し、さらに他の大食い戦士に心当たりがないかを尋ねると、「君らと同じ日本人だよ!」と意外な返事…。

 1998年に行なわれた「アメリカホットドッグ大食いコンテスト」において、ハーディーは12分間で20個を食べて優勝! しかし2000年の大会では、ハーディーを抑えて1人の日本人がアメリカ人たちの度肝を抜いた。パンを水に浸して食べやすくし、ソーセージを後から口に押し込むという頭脳的な戦法で挑み、12分間で25個という世界新記録を作って見事優勝した!

 その人物に参加を要請すべく日本へ逆戻り。そして現れたのは、意外にも小柄できゃしゃな男…新井和響(33歳)、身長167cm 体重45kg、体脂肪率10% にもかかわらず月の食費はなんと40万円! 彼が雑誌の取材を受けた際にお寿司が出されると、一定のペースで次々と口へ放り込み、20分間で150カンを完食してしまった! 彼も挑戦への参加を快諾してくれ、魚介類系大食い戦士に決定! 残るは米系…新井に心当たりを尋ねると、木村という人物が浮上!

 木村登志男(33歳)、身長175cm 体重100kg、これまで数々の大食いメニューを制覇し、米があれば何もいらないというほどの米好き! 彼もまた参加を快諾してくれ、これで最強のメンバーが出揃った!

 そして今回、食文化対決の舞台に選ばれたのは、海の幸・山の幸・大地の恵が豊富に揃う食の宝庫…北海道! その北海道で駅弁を集めるのは、かつて1日に駅弁を201個も集めた名コンビ…城島・木原チーム。この2人が買った駅弁をすぐさま3人の大食い戦士のもとに送り、食べきるのが早いか? 買うのが早いか? 制限時間11時間で勝負が決まる!

果たして…


< 結 果 >

 午前7時、城島・木原は函館駅をスタート! 駅構内で早くも売店を見つけ、豊富に揃った駅弁を眺めながら策を練る。食べるのに時間のかかりそうなのは「特選つぶ貝弁当」あたりか? また、ハーディーが食べたことがなさそうなのは「うに・いくら弁当」か? 魚介類を中心に早くも27個ゲット! そして買った駅弁を保冷車に乗せ、第1便として大食いチームのもとへ発送!

 一方、とある牧場の厩舎で駅弁の到着を待ち受ける大食いチーム。柔軟体操で体を解す新井、ハーディーと木村はもう待ちきれない様子。そんな3人の模様を実況するのは達也と矢島アナウンサー。

 その頃、特急に乗った城島・木原は午前7時56分、森駅に到着。そして売店で貴重な1種類をゲット! それは全国駅弁大会優勝の有名な駅弁…「いかめし」(470円)。イカの中にもち米とうるち米がぎっしり詰まっており、これを木原がひと口…「この食べごたえはてこずるよ!」と不敵に笑みを漏らす。

 そして午前8時30分をまわり、大食いチームのもとに第1便が到着! 3人はすぐさま戦闘体勢に入り、制限時間11時間のカウントがはじまった! ベルトコンベヤーで27個の駅弁が運ばれ、ハーディーは「うに・いくら弁当」(1260円)を選んでしまった。新井は海の幸が詰まった「朝市名物海峡弁当」(1360円)、木村は米が大半を占める「北への想い」(1050円)。はじめてのうにを食らいつくハーディーだが、「デリシャス!」と意外にも好きな味らしい。そしてあっという間に平らげてしまった!

 続いて新井は「いくら弁当」(1260円)に食らいつき、ハーディーは「特選つぶ貝弁当」(1260円)を手にとるが、それは歯ごたえの強さから城島たちが大食いチームの攻略を狙って選んだ駅弁…ハーディーは知らずに選んでしまった。「字が読めないのでは?」と心配な達也、その不安は的中し「噛みにくい!ガムみたい!」と食べ辛そうなハーディー、それでも何とかクリア! さらにハーディー、今度はおかずだけを平らげ米に苦戦! そこへ救いの手が伸びた…米好きの木村が代わって食べはじめた! 仲間の友情が勝利へと導くのか? そして新井はここまで10個、ハーディーは8個、木村は9個を完食し、第1便の27個を全部食べきってしまった!

 その頃、移動中の城島・木原は時刻表の情報をチェックし、次の長万部駅にもりそば弁当なる駅弁を見つけた。そして午前9時41分、長万部駅に着いてホームへ降りると、駅弁売りのおじさんと遭遇して「かにめし弁当」(1000円)をゲット! これも全国駅弁大会優勝の一品。続いてお目当てのもりそばだが、売り場は駅の外にあるらしく、一旦改札を出ると駅弁では珍しい「特選折詰もりそば」(600円)をゲット! 合計4種類を購入し、既に勝利を確信した2人は休憩がてらもりそばを頂くことに。そこへ城島の携帯電話が鳴り、達也から既に27個を平らげたとの連絡が…衝撃の事実を知り、2人は急きょ作戦変更! 札幌駅での合流を約束し、2手に分かれて数を増やす作戦にでた!

 一方、午前11時をまわって大食いチームのもとに第2便が到着! 待ち焦がれていた3人だが、その数わずかに5個。ハーディーが手にしたのは「いかめし」、手づかみで口へ放りまさにホットドッグ感覚! 木村は「かにめし弁当」、新井は「特選折詰もりそば」…これを選んだ理由に、そば粉のでん粉は消化が非常に早く空腹感を促すという。そしてわずか10分後、5個の駅弁をあっという間に平らげ、ここまで32個を完食!

 その頃、城島・木原は起死回生の2ルート作戦、城島は登別駅で5種類をゲットし、これでスタートからの合計は37個。そして休む間もなく急行に乗り込むと、車内で子供に気づかれ「中居くんだ!」と間違われた! ただ笑うしかない城島、ここで余分に買っておいた「洋寿司」(650円)を食べることに。洋寿司だけに、しゃりにはワサビではなくマスタード、ネタはハムやチーズ、そしてカツにはしょう油ではなくソース! 城島いわく、ネタとしゃりが見事にミスマッチした味らしい…。

 一方、木原はニセコ駅に到着するが、売店に駅弁はなかった! しかしあるものに目をつけた…お酒! 雪だるまの形をした容器にニセコで造られている地酒の原酒が入っており、これを木原は寄った記念に購入。そして次の電車を待っていると、やってきたのはなんとSL! 札幌〜小樽間を期間限定で走るSLニセコ号に乗り込むと、車内の売店で駅弁を発見! それはSLニセコ号名物の「感動弁当」(1200円)、2段重ねの弁当にはあらゆる食材が詰まっている。そこで木原は1個余分に買い、これを肴にお酒を飲み、車窓から望む雪景色を堪能…こんなことでいいのか?

 時刻は午後1時をまわり、大食いチームのもとに第3便が到着! しかし、その中にはなぜかビール? 実は、登別駅「洋寿司」には「木いちごビール」がセットで付いていたのだ。これを嬉しそうに手にとったハーディー、和風弁当に飽きてきたらしく、ネタとしゃりを別々に味わいながらビールを飲み干す。ハーディーはこれで10個完食! 新井は安定したペースで着実に数をこなし13個、木村も11個目を黙々と食べ続ける。

 その頃、城島は苫小牧駅に到着。売り場に並んだ14個の駅弁をすべて注文すると、店のおじさんは値段が分からないらしく、どこかへ聞きに行ってしまった! その間、城島が店番をするハメに…。10分後ようやく戻ってきたが、未だ分からず電卓片手にあたふた…。そして15分後にようやく精算完了!

 一方、午後2時をまわって大食いチームのもとに第4便が到着…しかも続けてもう1台! 木原がSL車内で買った感動弁当、城島が苫小牧駅で買った14個の駅弁など一気に16個! 木村は苫小牧駅の「ほっきめし」(890円)をクリアしてここまで14個。新井も着実に17個目平らげるが、その一方でハーディーの動きが止まった…ここまで13個を食べきったが、異国の弁当に胃もたれを起こしたか? そしてハーディーは14個目を食べ終えると、なんと達也にアイスクリームを注文! 同じ味に飽きたため口直しがしたいという。そこで達也は木原に電話をかけ、アイスクリームを注文。

 その木原は小樽駅に到着し、新たに3個の駅弁をゲット! 一方、城島は新千歳空港駅に到着。売店を見つけると、そこにはズラリと並ぶ駅弁! 寿司ものを中心に29個ゲットし、これで城島・木原チームの合計は85個だが、それでも不安な城島はすぐさま移動!

 一方、ここまで53個の駅弁を完食した大食いチーム、次の便を待ちながら木村は寝転んで休息をとり、各々体調を整える。そして午後2時45分、ついに第5便! そこにはハーディー待望のアイスクリームもある。木原が買った小樽駅の「ミソノアイスクリーム」(1000円)、1919年に北海道で初めて作られたアイスで、発売当時の味を守り続ける極上の一品! アイスで口直しをするハーディーはここまで駅弁15個、木村は17個、新井は22個を平らげると、今度は新井がカップラーメンを注文…なぜ? そこでスタッフの食事用に買っていたカップラーメンを渡すと、新井は持参の唐辛子を大量にかけはじめた! 唐辛子の主成分であるカプサイシンは血行を促進し、胃の働きを活発にしてくれるのだ。

 そして新井がカップラーメンを食べているところに、第6便が到着! 今回は城島が新千歳駅で購入した寿司中心の駅弁29個、ここは米好き木村の本領発揮! 手にしたのは新千歳空港駅の「たらばがに押鮨」(1050円)。新井は「秋刀魚の蒲焼き」(630円)を黙々と食べる。そんな中、またもハーディーの動きが止まり、まぶたが今にも閉じそう…ハーディー危うし!

 その頃、城島は札幌駅に着いて売店を覗いていると、奥の窓から同じく駅弁を覗いている男が…木原さんだ! 2人は約束の地で無事合流し、ここで20個ゲット! これで買った駅弁の合計は105個だが、城島はまだ気を許さない…第1便の27個をあっさり平らげた衝撃が脳裏をよぎる。

 対する大食いチーム、ハーディーはここまで23個、木村は27個を食べきるが、共に動きが止まり怪しい雲行き…。木村は新千歳空港駅の寿司責め、さらに前半ハーディーの米を食べていたのがこたえてきた。そんな中、新井は淡々とペースを守り続け32個を完食!

 そこへ、続けざまに第7便が到着! 札幌駅の20個が3人に追い討ちをかける。新井が手にしたのは「あつあつうなぎ飯」(1070円)、容器についた糸を引くと湯気が立ちこめ、それを羨ましそうに眺める木村とハーディー。新井は一向にペースを崩さず、ここまで1人で39個を平らげた! 苦戦中のハーディーは27個、木村は32個目で再び箸が止まった。すると木村は席を離れ、体を伸ばしてリラックス、さらにジョギングをはじめた…胃袋は大丈夫か?

 一方、城島・木原は特急で旭川駅を目指す。到着までの移動は1時間30分、「その間に食べきってしまうのでは…」と不安な城島、到着する頃には日も暮れており、売り切れも予想される。

 その頃、大食いチームは新井が先頭を切って着実に数を減らし、ここまで合計101個を完食!

 一方、城島・木原は午後5時23分、旭川駅に到着! 2人に残された時間はあと37分、そして売店を見つけるが1件目は既に売り切れ、2件目も店じまい…。諦めずに駅中を探し回ると、ホームでようやく発見! ここで大量14個をゲットし、合計119個となった! タイムアップまで残り15分だが、2人は駅を出て歩き出した…どこへ向かうのか?

 対する大食いチームに残された時間は55分、午後6時30となって最終便が到着! 旭川駅の14個が大食い戦士たちに容赦なく襲いかかる。木村は再びペースを上げて36個、ラストスパートをかける新井は43個、ハーディーは30個を完食! そして残り23分となり、ベルトコンベヤーの駅弁はすべて無くなった…と思ったら、目の前に大きな壷が運ばれてきた!

 これまでの駅弁対決では何度か大きな特注駅弁が登場してきたが、城島は旭川駅の「海鮮イカ壷弁当」(1050円)が特注できることを知り、工場に注文していた。その中味はフタを開けるとちらし寿司、さらにその下には子持ちイカが入っているが、特注サイズの場合…玉子が2つ入ったイカが15匹、米が入ったイカめしが15匹の合計30匹! そのうえ、ちらし寿司は1kgのボリューム! 通常の1人前に比べ、特注サイズはなんと15人前!

 大食い戦士たちに襲いかかる最後にして最大の難関! タイムアップまで残り16分、新井は1kgのちらし寿司に挑み、箸を休めることなく食べ続けて残りあとわずか! 30個のイカに挑むのは木村とハーディー、しかし苦痛の表情を浮かべ中々ペースが上がらない…。

 残り6分、新井はちらし寿司を食べきり、さらに休むことなく壷のイカに手を伸ばした! ハーディーはアメリカンドッグのようにイカを両手に持ち、少しずつ口へ運ぶ。木村も玉子入りのイカを口元まで運ぶが、中々詰め込めない…。残り30秒、新井もついに苦痛の表情を浮かべるが、最後のスパートをかけ3人はとにかく口へ押し込む!

 そして…ついにタイムアップ! イカめしを口いっぱいに詰めたままグッタリする3人、11時間に及ぶ大食い戦士たちの戦いは終わった!

<記 録>
城島・木原チームが買った駅弁は「120個」。
大食いチームが食べた駅弁は「119個」、それにくわえ「巨大ちらし寿司1kg」「巨大イカめし8個」を完食!

結果、わずかの差で北海道を駆け回った城島・木原チームの勝利となった!

<放送されなかったロケエピソード>
 スタッフが世界中を駆け巡って集めた大食い3人、通常、大食いに挑む前日などは空腹にしておくものかと思っていたが、その考えは甘かった…。ロケ前日の夕食、3人は30人前を一気に消化し、店の米をすべて食い尽くしてしまった! その金額なんと20万円! そこまで食費がかかると思っていなかったスタッフは、現金が足りずに泣く泣くカードを使うハメに…。さらに、ロケ当日の朝食もしっかりとり、ロケで119個の駅弁を食べたにもかかわらず、終了直後にはまた3人で30人前の夕食…ディレクターいわく、「これほど食費に気を使うロケは初めてだ!」とのこと。

 日本に来るまで「ウニ」が食べられなかったはずのハーディー。ところがロケ本番、偶然手にした「うに・いくら弁当」を食べて、「ウニってこんなに旨いものだったの?」と、その味を絶賛! ウニでペースが落ちると予想していた城島・木原、そしてスタッフだったが…よほど気に入ったらしく、その後もウニ入りの駅弁を選んで食べていた。


プロ野球バッテリーは犬の盗塁を阻止できるか !?

<企画説明>

 ペナントレース最終戦は優勝決定戦となった。首位・日本ハムと、それを僅差で追う2位・東京ドッグズの一戦。試合は1−0で日本ハムリードのまま9回裏を迎え、東京ドッグズの攻撃、ここまで1アウト・ランナー1塁。

 日本ハムのピッチャーは黒木純司、あと2人を押さえれば優勝が決まる。セカンドは金子、ショートは森本、そしてサードには長瀬智也…表情はやや硬い。優勝までの貴重な1点、黒木は守りきれるのか? 一方、勝てば奇跡の逆転優勝となる東京ドッグズだったが、1点リードされたまま最後の攻撃を迎えた。東京ドッグズを率いるのは大沢親分こと大沢啓二監督…かつて敵の日本ハムを優勝に導いた名監督でもある。

 1塁には同点のランナー、巨漢のサミー・ソーカ。そしてバッターボックスには4番の松木秀喜、一発が出れば逆転サヨナラの場面。そして黒木の第1球…松木のバットが空を切ってストライク! 結局、松木は三球三振、これで2アウト! 日本ハムは優勝まであと1人となったが、依然1塁には同点のランナー。そして大事な場面に5番の高之橋由伸が登場! ランナーを返さなければ東京ドッグズの優勝は消えてしまう…。

 その時、大沢監督が動いた! 審判のもとへ駆け寄り、選手交代を告げた…「ピンチランナー、犬!」。ボードの表示がソーカから犬に替わり、犬のフェイサーが颯爽と登場! 失敗の許されない2アウトながら、フェイサーの使命は「盗塁」…すなわち、ピッチャーが投げ、ボールがキャッチャーから2塁へ送られる前に、1塁から2塁までの28mを走りきること。

 そこで、100m9秒79の世界記録を持つモーリス・グリーンとフェイサーを30m走で比較すると、モーリス・グリーンが「3秒85」なのに対し、フェイサーは「3秒42」、まさにフェイサーに勝てる人間はいない!

 対する日本ハムベンチも動いた! 呼ばれたのは1人のキャッチャー、強肩強打でチームを支える野口寿浩。名捕手の証である盗塁阻止率はパリーグNO.1! だが、これまでの野球人生で犬との対戦はもちろんない! そこでバッテリーと犬のデータでシミュレーションをしてみると…投球動作からボールが手を離れるまで0.98秒、キャッチャーが受けて1秒44、キャッチャーの手を離れて2秒14、2塁ベースに届いて3秒31、2塁手がランナーをタッチして「3秒55」。対する犬の30m走が「3秒42」、計算上ではわずかに犬の方が早い!

 しかも、フェイサーは3ヶ月に渡ってベース間を走ること、ベース手前でもスピードを落とさないことを徹底的に叩き込まれ見事マスター! 訓練士・杉浦基之さん(33歳・訓練士歴7年)指導のもと、史上初の盗塁犬となった。

 マウンド上で作戦を立てるバッテリー、フェイサーを激しく警戒している様子。大沢監督は走らせるのか? 9回裏2アウトでランナーは1塁に犬…。

 果たして、プロのバッテリーを相手に犬の盗塁は成功するのか? それとも、黒木と野口の阻止となるのか?


< 結 果 >

 プレイ再開! マウンド上の黒木が構えると、フェイサーは不敵にゆっくりと立ち上がった! そしてリードをはじめ2塁をうかがう…小さな体と読めない動きがバッテリーのリズムを狂わす。すると、キャッチャー野口の指示でファースト古木が静かにベースカバーに入った。そこへ黒木が牽制球! すかさず戻るフェイサー…難なくセーフ! やはり手強い。

 再び構える黒木、振りかぶって第一球目を投げた! と、同時にフェイサーもスタート! 投球はやや高めにそれ、これを野口が捕って2塁への送球も文句なし! 対するフェイサー、2塁へ一気に駆け抜け、ベースの前に人の足が見えると姿勢を低くし、懸命のベースタッチ…判定は文句なしのセーフ!! セカンド金子がボールをキャッチした時、フェイサーは既にグラブの下をすり抜けベースをタッチしていた。これで2アウトランナー2塁、得点圏にランナーが進み日本ハムのピンチ!

 黒木の表情が変わった。大沢監督はまた走らせるつもりか? 3塁を狙うフェイサー、またもリードで黒木を惑わせる。3塁を守るのは長瀬…大丈夫なのか? キャッチャーの送球もプロの場合はピッチャー並みのスピード、これを捕って犬にタッチしなければ盗塁阻止とはならない。すると野口がタイムをかけて長瀬を呼んだ。野口は捕球の不安な長瀬に「グラブをベースの前に出せ、そこへ投げる」と頼もしい指示。さらに長瀬はレフト藤島に何やらお願いすると、藤島が長瀬のカバーに入った。これで盗塁阻止は万全!

 大歓声の中3塁をうかがうフェイサー、成功すればチャンスが広がり、失敗すればその時点で試合終了…。黒木が構えると、フェイサーが再び不敵に立ち上がった! そして2球目を投げた…と、同時にフェイサーもスタート! ボールをキャッチした野口、長瀬のグラブをめがけて素早い送球! これを長瀬が捕った…が、ボールがこぼれてしまった! その時、フェイサーは3塁ベースを踏まずに、犬の習性からこぼれたボールをくわえてしまった!

 この行為…公認野球規則7・09「走者が送球を故意に妨げた場合」に該当し、守備妨害とみなされ判定はアウト!! この時点で試合終了! エラーが思わぬ怪我の功名を生み、日本ハムは見事優勝を果たした!

 最後まで粘った大沢野球、無念の英雄フェイサーがベンチに戻ると、大沢親分はやさしくフェイサーを迎え入れた。

 前代未聞の対決、プロのバッテリーが犬の盗塁を阻止し、その力を見せつけた!

<放送されなかったロケエピソード>
 3ヶ月に渡ってベース間を走る訓練を積んできたフェィサー。実はロケ直前、2塁ベースの手前で走るスピードが落ちてしまうことが判明! 訓練士の杉浦さんによると、おそらく訓練慣れで、2塁で止まることを覚えてしまった結果だという。そこでロケ本番まで訓練を中止することに。そして迎えた本番、久しぶりの走塁にもかかわらずフェイサーは見事盗塁に成功! 杉浦さんとスタッフにとってドキドキの本番であった。

 

池袋から韓国まで路線バスで行けるのか !?

<企画説明>

 夕暮れの東京・池袋駅東口、仕事を終え家路へと急ぐ人波、その中にこの男も…日本テレビアナウンサー新谷保志(24歳・入社2年目)、この日は高校サッカーの実況を終えて腹ペコだった。すると目の前に焼肉屋の看板…香ばしい臭いと食欲をそそる音。その時、彼は思った…「どうせなら韓国へ行き、本場の焼肉を心ゆくまで食べてみたい!」。実はそれが新谷の夢であり、カバンには常に「韓国焼肉グルメガイド」を忍ばせている。すると、彼の前に1台の路線バスが到着し、新谷は思わず言ってしまった…「このバス、韓国まで行けますか?」、呆気にとられる運転手。

 池袋から韓国まで路線バスで行けるのか!? そしていくらかかるのか!?

 バス路線は日本全国網の目のように張り巡らされ、バス停の数は1万個以上にのぼる。これらの路線を伝い、さらに韓国のバス路線も使って出来るだけ安いルートで本場の焼肉屋まで行くと、料金はいくらになるのか? ちなみに、飛行機で行くと片道49,800円(エコノミー)。

 今回の実験で使用するのは「西武バスA-680型」…全長10.2m 幅2.49m 高さ3.14m 重量13.66t 排気量13330cc 馬力235、乗車定員77人を運搬するパワフルボディー! 韓国までの料金を表示できる特別な表示板を作製し、これで韓国までの料金をカウント。そして実在する路線で安いルートを探すのは、運転手の腕前にかかっている。そこで立ち上がった2人のベテラン…久保田秀夫(49歳・運転士歴21年)、藤川照夫(45歳・運転士歴20年)。さらに整備士の滝沢増夫(49歳・整備士歴30年)が長距離を走るバスのコンディション維持に務める!

 目的地となる焼肉屋は韓国ソウル市内の「兄弟カルビ」、最高級の焼肉が食べられる名店として知られる。その目の前にある「ミョン・ムル・ギョリ」バス停がゴールとなる。

 果たして、東京・池袋から韓国の焼肉屋まで本当に行くことが出来るのか?


< 結 果 >

 バスに乗り込む2人のドライバーと整備士、そして乗客の新谷アナ。行き先表示がハングル文字に変わり、池袋駅東口バス停を出発!

 運転士が選んだルートは…国道1号線沿いのバス路線を伝って大阪まで行き、そこから国道2号線沿いに下関を目指す作戦! まずは西武バスの路線を走行、バスに気づいた歩行者は何事かと注目…。そして池袋から12個目の中落合バス停に到着。各バス停に停車するものの、行き先表示がハングル文字とあって乗り込む人はなく、バス停で待つ人々も呆然と見つめる…。

 出発から3時間が経過し、バスは都内を抜けて神奈川県に突入! 横浜を越え戸塚を過ぎ、現地点での料金は1450円だが、ここから急に運賃が小刻みに上がり出した…バスが東京・川崎・横浜市内の一律料金区間を抜け、距離計算区間へと変わったためであった。

 やがて1日目の日も暮れ、バスは狭い箱根の山道を越え静岡県に突入! さらに静岡鉄道の路線を進んで502個目の栃山橋バス停に到着、現地点での料金は6900円。しかしここで問題が発生! このバス停以降、国道1号線にバス停がない…路線バスである以上、バス路線のない道路は進めない。そこで大きく迂回して新たなバス路線を使うこととなるが、その分料金も大きく加算される。深夜0時を越え、バスは国道1号線をそれて海沿いの路線に迂回。不安な面持ちの運転士、車内に重苦しい空気が流れる中、新谷は熟睡していた!

 そして午前3時ようやく国道1号線に復帰! 東京から365km地点の静岡県磐田市に入り、695個目の磐田学園前バス停に到着。ここまでの料金は1万円を越えた!

 バスは順調に進み、浜松市を越えたところで2日目の朝を迎えた。車内で声を張り上げるのは…発声練習中の新谷アナ、毎朝の日課は欠かさない! そしてバスは愛知県に入り、豊橋駅を通過したところで新谷が電話をかけはじめた。運転士に次のバス停を聞いているが、どこに電話しているのか?

 そして836個目の前芝バス停に到着し、新谷は乗降口で何やら受け取った…出前だった! 食事中もバスは走り続け、車内では名物の味噌煮込みうどんに舌鼓。もちろん器は返さないといけないため、店のおじさんが車でついてきてくれた。3つ目のバス停で無事に器を返却し、引き続き愛知県内を走り抜ける。

 続いて892個目の西浦温泉前バス停に到着し、ここまでの料金は12770円。すると、乗務員たちが地図に見入っている…順調だったハズが、ここから西に向かうバス路線が無くなってしまった! 重い空気が流れる中、久保田運転士が見つけたルートは、走ってきた路線を引き返して豊橋まで戻り、そこから渥美半島方向に進んで伊良湖岬まで行くというもの。バスはUターンして走りはじめたが、67個のバス停を余計に走行することとなり時間・料金共に加算…。

 そして1020個目の伊良湖岬バス停、そこは伊良湖旅客ターミナル…フェリーに乗る作戦にでた! ここから三重県鳥羽市に行くフェリーが出ており、地図上では鳥羽港からバス停が続いているため西へ行くことが可能と判断。バスがフェリーに乗り込み鳥羽へ向けて出港! 料金は一旦止まり、ここまで15180円。55分の船旅、走り続けたバスは一時休憩、運転士たちも束の間の休息をとる。

 日が落ち、真っ暗になった鳥羽港にフェリーが到着! バスは三重県に降り立ち、1021個目の鳥羽駅バス停に着いた。ここから三重交通の路線を進む。

 そして3日目の朝、バスの車内はなぜか女子高生でいっぱい! 実は、1121個目の明野駅バス停で女子生徒が行き先を尋ねてきた。ちょうど地元高校生の通学時間だったため、新谷はバス路線が学校の前を通ることを確認し、乗せてあげることに。すると女子高生がどっと押し寄せ、さらに新谷がアナウンサーだと分かった瞬間、車内は大騒ぎ! 握手の嵐にとても嬉しそうな新谷だった。こうして1122個目の明野高校前バス停に到着し、女子高生たちは一斉に降りていった。嵐のような時間が去り、車内は打って変わって物静か…。

 その後バスは奈良県に入り、東京から673km地点、1198個目の国道岩屋バス停に到着し、運賃はついに2万円を突破! そのままバス路線を順調に進んで交差点を右折すると、そこで新たなトラブル発生! 道へ入ったはいいが、幅が狭くバスが進めない。この道もバス路線のハズだが…実は、通常走っているのは小型のバス。仕方なくバックで戻ることに。滝沢整備士の誘導のもと、微妙なハンドル操作をこなす久保田運転士、対向車スレスレの隙間を慎重にバックし、今にもガードレールをこすりそうだが…何とかこの場を切り抜けた!

 気を取り直し、新たな路線を探して走りはじめると…またも狭い山道に遭遇! 地元ドライバーが普通乗用車で走るのも嫌がるほど。道幅はギリギリ、小型軽自動車とすれ違うのも一苦労! そしてこの山道も何とか切り抜け、バスはガソリンスタンドに入った。行き先表示を不思議そうに眺める従業員、脚立を使って窓を拭いてもらい、給油も済ませて韓国への旅を再開!

 そしてバスは大阪府に入り、大阪駅前を抜けてここまでの料金は23050円。さらに国道2号線に入って兵庫県に突入! 神戸市交通局の路線を進んで三ノ宮駅前を横切り、繁華街を抜けたところで1489個目の山本通り3丁目バス停に到着。すると座り込んだ1人の中年男性が…少々飲みすぎたらしく、既にバスは終了の時間、そこで神戸駅まで乗せてあげることに。男性は新谷相手に陽気に話し続け、1503個目の神戸駅バス停で無事に降りていった。

 4日目の朝を迎えると、新谷の表情にもさすがに疲れの色が…。それでもバスは順調に岡山県へ突入! 走行中、備前鉄道バス、宇野自動車、岡山電気鉄道と路線が次々と変わり、岡山市の繁華街1872個目の岡山天満屋前バスターミナルに着くと、今度はJR中国バスの路線に変わった。実は、岡山県は古くから交通の要所として栄えていたため、地元の小規模なバス会社が数多く存在し、1つのバス会社が運営している区間が短い。

 そして東京から1113km進み、1873個目の大雲寺前バス停に着くと料金が3万円を突破! さらに倉敷駅前を通過し、真夜中に入って広島県へ突入!

 5日目の朝、今回はじめての雨となった。次の山口県に中々たどり着かず、気の遠さに新谷が首を傾げると…「ピンポン!」、頭で降車ボタンを押していた。そしてバスはようやく山口県に入り、新谷にやっと笑顔が戻った! 宇部市代替バスの路線を進み、2426個目の割木松バス停に着くと料金はついに4万円を突破! この先、下関からフェリーで韓国へ向かい、韓国の路線伝いにソウルの焼肉屋を目指す。

 やがて下関市の看板が見え、ついに突入! 関門海峡を横目に走行していると、市内の案内表示にハングル文字の表記が出てきた。さらにサンデン交通の路線を進み、2510個目の下関駅バス停に到着すると…そこは下関港国際ターミナル! 飛行機で行けば49800円だが、ここまでの料金は既に42340円。この先の韓国でいくらかかるかがカギとなる。

 ここからフェリーで韓国・釜山を目指す! バスはゆっくりと船内へ乗り込み、14時間に及ぶ船旅。久しぶりのベッドで乗務員たちが死んだように眠る中、新谷は5日ぶりのお風呂! だが、この日は波浪警報が出ており、風が強く船は大揺れ…湯船の新谷もお湯と一緒に大揺れ!

 路線バスの旅は6日目の朝を迎え、いよいよ釜山市内が見えてきた! 新谷アナは朝日に向かって日課の発声練習…しかも韓国語で。そして釜山港に到着し、西武バスが韓国に上陸! ここで待っていたのが通関、ところがいつまで経っても港を出られない…日本のバスがそのまま乗り入れるとあって戸惑っているのか? そしてようやく審査がはじまり、税関の職員がバスの車内をくまなくチェック。その時、座席の下にいたのは…パスポートとアヒル村長!? するとその場で入国審査がはじまり、村長はすぐにOK! そしてすべてのチェックが終わり、釜山港に着いて6時間、ようやくOKが出た! 出発前に料金表示を韓国仕様に変更、その料金表示はウォン。

 ついにバスはソウルへに向け出発! ここからは韓国のバス路線を走るのだが、様子の違いに戸惑う運転士…韓国の道路は右側通行だった。地図でルートを探る藤川運転士は文字が読めずに苦笑い…。釜山市内を走る日本のバス、その異様な光景に市民の注目が集まる。ここで気がかりなのは運賃、一律料金区間を走りしばらくは600ウォンのままだが、日本円にしていくらなのか?

 そして2541個目の釜山西部バスターミナルに着くと、数人の若者がバスに近づいてきた…何やら話しはじめ、そのまま乗り込んだ! 6人の若者はソウル市内へ向かう途中だったらしく、バスの行き先表示を見て乗り込んだのだった。車内には韓国語が溢れ、新谷は中々打ち解けられない。

 そんな異様な空気をよそに、バスは2696個目の密陽市外バスターミナルに到着。東京からの走行距離は1574km。すると600ウォンだった料金が一気に4700ウォンにアップ! 不安な新谷、果たしていくらなのか? その後、一律料金区間を抜けるとさらに上昇を続け、ここまで10100ウォン。

 バスはさらに北上を続け、この先道が2手に分かれるが、進もうとしていたルートは高さ制限によりバスが通れない! 頭を抱える乗務員と新谷、そこへ乗客の若者が近づいてきた。身振りで事情を説明すると、もう片ルートでの行き方を教えてくれたが、その方向にバス路線は走っているのか…とにかく言われた通りに走ってみると、運良くバス路線が通っていた! ようやく危機を脱出し、これを機に新谷は若者たちとすっかり打ち解けた!

 そこへ、また新たな試練が…ガソリンスタンドに入ると、久保田運転士は韓国語が分からないため、「ディーゼル満タン!」と日本語で言ってみた。そして心配になって給油に立ち会うと、通じていたらしく無事給油完了!

 その後は順調にバス路線を進み、3136個目の大田東部バスターミナルに到着。ここまでの料金は20100ウォン。さらに走り続け、前方に街の明かりが見えると…ついにソウル市内に突入! その時、車内のブザーが鳴った…次のバス停に止まると、若者たちが別れを告げて降りていった。

 再び4人の旅となり、ゴール目指してひた走る西武バス。1つ1つのバス停で文字を確かめながら進むと、次がいよいよミョン・ムル・ギョリバス停! ところが、着いて確かめてみると、ミョン・ムル・ギョリは4文字のハズだが、3文字しかない…この期に及んで道に迷ったらしい。新谷は窓から顔を出し、カタコトの韓国語で道を尋ねる。すると何とか通じたらしく、教わった方向に進む。その後も道を尋ねながら走り、ゴール手前のバス停までこぎつけた!

 そして新谷が降車ボタンを押すと、「次、停まります」と車内アナウンスが流れ、そして「お疲れ様でした、ミョン・ムル・ギョリに到着です」のアナウンスで、ついに3872個目のミョン・ムル・ギョリバス停に到着!! 東京・池袋を出発し、韓国・ソウルの焼肉を求めて走り続けた6日間の旅、お互いを称え合う運転士・整備士、そして新谷だった。

 早速、焼肉を食べに向かう…もちろん全員で。そして新谷の憧れだった兄弟カルビに到着! そこは建物の1階から5階のすべてがカルビ専門という本場ならではの大型店舗! そして待望のカルビが焼かれ、このために池袋からやってきた新谷、大挑戦をやり遂げた感動のひと口…肉の旨みと旅への達成感が相成って、もう言葉にならない! 男たちに至福の一時が訪れた。

 そしてお腹も大満足! 会計をするとカウンターにレート表が出ていた。この日は100ウォンが9.8263円、ということは、バス料金33100ウォンは3310円の計算だが…。

<結 果>
 池袋から韓国まで…総距離2262km、バス停の数3872個、かかった料金は「45,650円」。飛行機で行くより「4,150円」も安かった!!

<放送されなかったロケエピソード>
 6日間に渡る過酷な旅を見事走破した運転士の久保田さんと藤川さん、そして整備士の滝沢さん。実はベテラン運転士の久保田さん、かつて観光バスの運転をしていた経験もあり、日本のバス路線はほぼ網羅! よって、途中何度となく迷いはしたが、経験が物言い目標のルート・方向を大きく外すことなく走ることができた!

 実は神奈川県内を走行中、あるハプニングが起きた。1人のサラリーマンが何の抵抗もなくバスに乗り込んできた。そして車内の様子が違うことに気づき、新谷アナから「韓国行き」と聞いてビックリ! 実は、この男性が乗ったバス停にはバスが1路線しか走っておらず、通勤中の彼は行き先表示を見ずにいつもの様に乗り込んだのだった。結局、いつも通り3つ先のバス停で降り、無事に会社へと向かった。


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