帰巣本能で仔犬はお家に帰れるのか !?
犬に備わる神秘的な力、帰巣本能。
何十、何百kmと遠く離れた飼い主の元へ第六感ともいうべき能力を使って帰ってきた事は少なくない。

 今回は、その能力を二匹の仔犬を使って大実験 !!
果たしてワンちゃんはそれぞれのお家に無事に帰ることが出来るのか !?

長瀬担当「みかん」ちゃん。オス。生後3ヶ月。雑種。好奇心旺盛、やんちゃ盛り。
太一担当「ミモ」ちゃん。メス。生後4ヶ月。ゴールデン・レトリーバー。少し臆病、内弁慶タイプ。

 見知らぬ場所、狭山湖のほとりをスタートし、2匹の仔犬はおよそ2キロ離れた飼い主宅を目指す。2匹とも家のまわりから出たことがない。初めての遠出。2匹の仔犬は無事にお家に帰れるのか !?

 午後1時、狭山湖ほとりの佐山自然公園を出発。しかし仔犬同士互いに興味を持ちあいなかなか前へ進まない。そして、まず走りはじめたのは長瀬&みかんペア。公園を出て初めての道を歩きだしたその時、「ブーブーいっぱい危ないよ。そっちはまずいんじゃないの」とみかんくんを追って走る1人の女性、心配そうにみかんくんを見送ったのは、飼い主の加藤さんだった。

 国分&ミモペアは、なかなか公園から出なかった。

 スタートから30分。国分&ミモペア、狭山湖立ち往生。長瀬&みかんペアは順調に家に近づいていた。

 スタートから2時間。スローペースながら着実に家に向かいつつある国分&ミモペア。ミモちゃんは、目の前の大きい道を渡りたいようだが、怖くて渡れない。しばらく渡れないでいたが、なんとかクリア。

 その頃、長瀬&みかんペアは森の中にいた。順調に家に向かっていたはずが、みかんくん、西側へ大きくそれ、深い森に突っ込んだのだった。虫などに気を取られてしまうみかんくん。

 なんとか森を脱出したみかんくん、歩くペースが早くなり、長瀬をぐいぐい引っ張っていく。そして、みかんくんにそっくりな犬がいる家の前に行った。ここがゴールかと思いきや、そうではなく、みかんくんのお母さんがいる家だった。この家から、みかんくんは今の家にもらわれたのだった。これも立派な帰巣本能。

 スタートから4時間。長瀬&みかんペア、家とは逆方向の生家へ。国分&ミモペアはスローペースで家へと近づいていた。

 スタートから5時間。長瀬&みかんペア、じょじょに家の方角へ。国分&ミモペア、うろうろしながら方向定まらず。

 次第に陽も傾き、歩くペースもダウン。

 スタートから6時間30分。国分&ミモペア、西武狭山線の踏切で立ち往生。実はこれを越えれば家は目の前。なんとか勇気を振り絞って踏切を越えたミモちゃんは、走り出した。

 国分&ミモペア、午後8時5分無事帰宅。
 長瀬&みかんペア、午後8時45分無事帰宅。

 2匹の仔犬の冒険の旅は、終わった。

・仔犬に主導権のあるこのロケ。ゴールとなるそれぞれのお宅を、メンバーはもちろん知らない。知っているのは、私とADだけ! 仔犬がどんどん進んでいくのはいいが、家とは逆方向。こんなとき「なんでそっち行くんだー」と言いたくなるが、犬には犬の事情がある。そう自分に言い聞かせて、そっと見守った。しかしこの「本能」というのは不思議だ。どんなに遠回りしようとも、必ず飼い主の元に帰っていく。ロケ後、飼い主をなだめるのも、また一苦労 !!


・太一が担当した、ゴールデン・レトリーバーのミモちゃん。まぁ、この犬が歩かないのなんのって! 別チームの長瀬とワンちゃんはスタート地点の公園をさっさと出たのに、この犬は公園を行ったり来たり、そして座ったり...。 さらにロケ途中に雷が鳴り出すはの最高(?)のコンディション。 帰巣本能実験史上、最大のピンチを迎えた今回の実験。仔犬のミモちゃんは家に帰れたのか !?


・今回の実験の舞台は、埼玉県所沢市にある「トトロの森」。なんと実際に映画のモデルになった森なんだ。ボクは気付かなかったけど「トトロ」や「まっくろくろすけ」が見つかるかもしれないよ! ロケ後...ミモは5日間、立つことさえ出来なかったらしいよ

日本にいながら何カ国の人と出会えるか?
約二千五百万人が暮らす、私たちの国、日本。そのうち1%を越える約142万人が実は在日外国人。仕事に、観光に、と訪れる理由は様々ではあるが、一口に「外国人」と称される彼らは一体どこの国から来た人なのだろうか?、と関東近県の外国人のいそうな所を訪れ、様々な国の人々とコンタクトを取る企画。
今回のルールは、太一、達也の両者が外国人を捜して移動し、出会った外国人の人数ではなく国の数を競う。国籍を訪ね、初めて出会う国の人であれば交流の証「笑顔で握手」をする。制限時間は、昼12時から深夜0時まで。
 果たして何カ国の人たちに出会えるのか?

 達也は、中央区箱崎にある東京シティエアターミナルに行く。ここは、世界への第2玄関として多数の外国人に利用される。まずは、イギリス人を発見。計5カ国の人と出会うことができた。その後、銀座へ移動。そして、免税店や海外向け電気製品があり、多数の外国人がショッピングに行く街、秋葉原に移動。そして、広尾に移動。広尾は、北米、ヨーロッパ系の人が多くインターナショナルスクールがあるため外国人の学生も多い。他、六本木など。

 太一は、浅草にいき、ミクロネシア連邦出身の人に会うことができた。計7カ国の人と出会うことができた。その後、銀座へ移動。銀座界隈で各国料理店の外国人店員、客を狙う作戦。インド料理店でインド人と出会う。世界の料理店に出会いの場所を絞り、大久保に移動。大久保は、中国・韓国・マレーシアなどアジア各国の料理店が立ち並ぶ。群馬県には南米出身の人が多いと聞いて、移動。他、埼玉県戸田市など。

結果
達也 44ヶ国
太一 20ヶ国

達也の圧勝!

・久しぶりの都内近郊ロケ。夏休み中で、人は多いし、暑いしで、とりあえず疲れたーの一言。 しかし、今回注目して欲しいのは、2人が背負っている地球儀だ。とにかく良く出来ていた代物。美術さんに感謝、感謝。 それにしても、何にもいいこと、楽しいことがなかった気がする今年の夏。あーあ、なんかいいことないかなあ〜。


・今回、太一君ルートは、浅草 --> 銀座 --> 新大久保、と廻ったのですが、最初の浅草の人の多いことといったら・・・もう大混雑。浅草の皆さん、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。 そういえば車中で太一君は「Where are you from Canada ?」と言っていた。それは『Love letter from Canada』のことやろ !! とツッコミをいれたくなるほど英語がよく分かっていない太一君でしたが、オロオロしながらも頑張って外国人に声をかけていました。エライ !!


・達也は大の外国人嫌い。握手しながらもビビッている姿に注目すべし。 広尾とかの外国人の多さには驚いた。日本人だけの場所が東京にはもうないと思えてくるロケでした・・・。