リレー対決! 新幹線 vs TOKIO


 新幹線…高速移動のシンボルとして誕生から36年、現在、東北から九州まで年間約2億8千万人が利用している最速の陸上交通にTOKIOが挑む!

リレー対決! 新幹線 vs TOKIO!!

 決戦の舞台は「山形県天童市」。新幹線と戦うため、雪が残る天童駅前に集結した TOKIO、今回久々にメンバー全員揃ってのチャレンジ! 達也・太一・松岡・長瀬…と、その横で雪かきをする作業着姿の男「なんだお前ら!東京もんか?」と語りかけてくるのは地元住民?…城島だった! さらに駅を指し、「天童だけに何やってんどう?」と、ダジャレも絶好調?

 天童市といえば「将棋の駒」「サクランボ」「温泉」、そして「蔵王スキー場」などで知られる人口6万1955人が暮らす山間の町。山形新幹線で年間150万人の利用客が訪れる。その天童駅の目の前、線路と並行した直線道路「250m」をTOKIOが5人でリレーする。新幹線のドアが閉ると同時に第1走者がスタート。果たして、新幹線に勝つことはできるのか?

 雪が残る快晴のリレーコースへやってきた5人。すると、いきなり目の前に新幹線が姿を現した!

 山形新幹線「つばさ」(400系)。東京と山形を結ぶ最新技術の結晶。車重363t、出力210kw、最高速240km/h、ステンレス中心のボディで強度と軽量化を徹底! 雪にも寒さにも強く、そしてハイパワー! まさに最強の対戦相手である。

 まずは新幹線の速さをその目で確認。ゆっくりの出だし…今回は楽勝か? ところが、途中から急に加速度を増し、その勢いに5人は愕然!

 1年3ヶ月ぶりの5人リレー。果たして、勝ち目はあるのか?


 第1走者は長瀬智也、長い脚をいかしてスタートダッシュを狙う。第2走者は国分太一、気合と冷静なバトンパスでリードを広げるか? そして第3走者…あらゆる面でカギを握る城島茂。第4走者は抜群の集中力と体力を併せ持つ松岡昌宏。アンカーは頼れる快速男、山口達也。果たして…!?

 ウォーミングアップとバトンパスの練習に余念のないTOKIO。すると、駅のホームに電車が入ってきた! 臨戦体勢に入る5人…だが、やってきたのは新幹線ではなく、在来線の山形線だった! そこで、5人は最終調整の練習として、山形線に挑むことに。

 山形線のドアが閉まり、第1走者・長瀬スタート!

 順調な滑り出しの長瀬。対する山形線は幾分後方からのスタート。そしてバトンは長瀬から第2走者・太一へと渡った。太一もスムーズな走りで第3走者・城島にバトンを渡そうとしたその時…城島がもたついた! その間に山形線は速度を増してきた。さらに城島、第4走者・松岡へのバトンパスももたついてしまった! 山形線は既に松岡のすぐ後方に迫った。そして松岡からアンカー・達也にバトンパス。逃げる達也とそれを追う山形線、そして、ゴールのわずか手前で山形線が達也を抜き去った! TOKIOまさかの惨敗!

 長いブランクのせいか、練習相手の山形線に破れてしまったTOKIO。苛立つ達也と焦るメンバー、以前身につけたバトンパスの方法を思い出し、必死に頭に叩きこむ。

 時刻は午後をまわり、気温の上昇にあわせてボルテージのあがる5人。駅ホームの掲示板には「14:05発 東京行 つばさ138号」の表示、これがやがて訪れる対戦相手。

 そして、ついに山形新幹線が姿を現した! メタリックに輝くつばさはまさに王者の風格。メンバーに緊張が走る。お客さんが次々と新幹線に乗り込み、TOKIOが臨戦体勢に入ると、周囲の子供たちから「ガンバレー!」と心強い声援が飛ぶ。いよいよ決戦の時…。

 新幹線のドアがゆっくりと閉まり、第1走者・長瀬スタート!

 長瀬は見事なスタートダッシュで難なく第2走者・太一にバトンパス。快調に飛ばす太一だが、早くもその後方に新幹線が迫ってきた! そしてバトンは第3走者の城島に渡るが、またしても城島がぎこちない。続いて第4走者・松岡へのバトンパスだが、ここでももたついてしまった! 遅れを懸命に取り戻す松岡だが、アンカー・達也へバトンが渡ったと同時に、新幹線が一気に抜き去った! 達也は勝負を諦め失速。悠然と走り去る新幹線の前に、TOKIO惨敗!! つばさの加速は容赦なかった。もはや、TOKIOに勝ち目はないのか?

 戦いを振り返る5人、原因はやはりバトンパスにある。松岡いわく、バトンパスで2秒〜3秒はロスしているという。結果、3秒の差は30mもの差になるのだ。バトンパスがスムーズなら勝算アリか?

 5人はすぐ練習に入った。やはりカギを握るのは城島のようだ。他のメンバーに比べてどうもスムーズに行かない。いつになく厳しい達也、城島に容赦なくダメ出し!ポイントを城島に絞ってさらに練習。

 すると、次第に城島の動きがスムーズになってきた。そのタイミングと感覚を忘れずに、5人は円陣を組み次の戦いを待つ!

 すっかり日が沈みかけた天童市。時刻は既に午後4時をまわろうとしていた。新幹線を今や遅しと待ちうけるTOKIO。次は「16:03発 東京行 つばさ144号」、これが最後の挑戦となる。このまま負けて東京へ帰るのか? それともリベンジなるか?すべては城島のバトンパスにかかっているといっても過言ではない。

 そしてホームが乗客であふれると、ついに新幹線が姿を現した! しかも、先程と違う…新型車両のつばさだ!

 つばさ(E−3系)車重302.3t、出力300kw、最高速275km/h、旧型車両400系に全ての性能で上回る新型車両のE−3系。

 最後の対決に現れたさらに強力な相手、TOKIOは勝機を見出せるのか?

 スタートを前に緊張の太一「バトン落としたら最悪だなぁ」と不安がよぎる。各々スタート地点についたTOKIO、走りのカンを取り戻し人事は尽くした。あとは運命のスタートを待つばかり。

 新幹線のドアが閉まり、第1走者・長瀬スタート!

 勢いよく飛び出した長瀬、対するつばさは幾分遅れてのスタート。その間、長瀬は第2走者・太一にバトンパス…が、タイミングがずれ長瀬がもたついた! しかし、太一はスムーズに進み、走りには影響なし。そこへ早くもつばさが接近してきた。続いて太一から第3走者・城島へ…バトンパスが課題であった城島だが、見事成功!すると今度は第4走者・松岡へのバトンパス…城島はここでも難なく成功! 懸命に走る松岡の後方で、いよいよつばさが加速してきた! そしてバトンはアンカー・達也に渡り、全ては達也に託された。すると、つばさがもの凄い追い上げをみせ、ついに達也を捕えた。と、その時、両者ほぼ同時にゴール!

 果たして、微妙な勝敗の結果は? それはアンカー・達也にも、他のメンバーにも、スタッフにも分からない。結末は激戦を捕えたカメラのみぞ知る。そこで、ゴールカメラで判定することに。

 先にゴールに飛び込んだのは…達也だった! その差はわずか5m、時間にして、 0.46秒差だった。TOKIO 新幹線に勝利!

 新幹線の新型車両を見事制覇し歓喜するTOKIO、もはや他に残る敵はいない! いるとすればリニアモーターカーか、太一いわく「あとはアシカ?」

初めての1人暮し 1万円で家財道具は揃えられるか!?

 春…それは新生活が始まる季節。この時期、就職や進学のため親元を離れ、はじめての一人暮しを始める人も多い。しかし、気になるのはその費用。家具や電化製品などを買い揃えると、かなりの出費になってしまう。

 必要な物をできるだけ安く揃え、笑顔で新生活のスタートをきるために…

ならばやってみよう!
初めての1人暮し 1万円で家財道具は揃うか!?

 今回参加するのは達也と太一。達也は東京で、太一は大阪で、それぞれ新生活を始める若者の家財道具探しをサポート。

 まず東京・目黒区のマンションへやってきた達也。そして達也のサポートで家財道具を揃えるのは、この日引っ越してきた中村貴紀くん(19歳)。父親の仕事の関係で幼い頃から海外生活が続いた中村くんは、アメリカの高校を卒業し帰国。この春から横浜の大学に通うため、初めての1人暮しがスタートする。ワンルームの新居には家具や電化製品は何もなく、あるのは家から持ってきた布団とパソコン、そして思い出の品物やCDなど、アメリカでの宝物ばかり。

 一方、太一は大阪・北区の学生専用マンションへやってきた。そこで待っていたのは、内田梨絵さん(18歳)。この春、長崎の高校を卒業し、専門学校へ通うため大阪へやってきた。高校時代はバスケット部のキャプテンを務めたという活発な彼女だが、その反面、知らない街での初めての1人暮しは不安が一杯だという。こちらも越したばかりで6畳1間のワンルームには何も置かれておらず、あるのは布団と小物だけ。但し、洗濯機と乾燥機は予め備え付けてある。

 さらに、彼女が箱から取り出したのは、1人暮し用に自分で作ったカーテン。取り付けてみると、黄色とオレンジ色の生地で出来たかなり派手めのカーテン。それを見た太一「こんなカーテン初めて見た」と呆気にとられる。

 ここで太一は内田さんの買い揃えたい物を確認。すると彼女は家財道具の配置図を作っていた。そこには「テレビ」「テレビラック」「冷蔵庫」「台所用品」が描かれている。しかし、1万円で買い揃えるにはどうすれば良いのか? 2人は作戦を練り、まずは激安ショップやリサイクルショップをまわることにした。

 一方、東京の中村くんと達也も買い揃えたい物をリストアップしていた。彼のお目当ては「テレビ」「冷蔵庫」「炊飯器」「テーブル」「カーテン」「掃除機」「食器」「ラジカセ」「洗濯機」。それに納得した達也、立ちあがってようやく気づいた…「1万円じゃ無理だよな?」。

 ちなみに、初めての1人暮しで真っ先に購入する物ベスト5は、1位「テレビ」2位「冷蔵庫」3位「洗濯機」4位「掃除機」5位「電子レンジ」の順となっている。

 果たして、両者はどんな手段で家財道具探しに挑むのか? そして、たったの1万円でどこまで買い揃える事ができるのか?

 大阪の内田さんと太一、まずは電話帳でめぼしいお店をチェック…だが、引っ越したばかりで電話帳などあるはずがない。そこでお隣を訪ねてみることに。隣に住むのは山形明宏くん(21歳)1人暮し歴3年。ご挨拶を兼ねて買い物に関する情報を聞いてみると、日本橋に大阪一電気製品の安い街があり、そこなら値切り交渉も可能だという。そう、大阪名物数あれど、値切って買うのもおなじみの名物。早速、2人は軽トラックで日本橋へと移動!

 一方、東京の中村くんと達也は出発前にインターネットでリサイクル情報を検索していた。そこで見つけたホームページは「AQ'zリサイクル広場」。すると、「冷蔵庫譲ります」と書かれた掲示版に目が留まった。しかし、気になるのは投稿者名の「Chisato」、これは男性か?女性か? ひとまず「冷蔵庫が欲しい」というメッセージの電子メールをChisatoさんへ送り、そこには中村くんの電話番号も記入。但し、これを今日中に見てもらえるかどうかは相手次第。返事はくるのか?

 その頃、大阪の内田さんと太一は西日本一の電気店街・日本橋に到着すると、お店をまわり1万円で買える物をチェック。新品の一番小さい2ドア冷凍冷蔵庫は23,800円。一番安い新品テレビは、14インチカラーテレビで15,700円。どちらも手の届く値段ではない。ここで2人は作戦を変更し、リサイクルショップに的を絞った。

 一方、東京の中村くんと達也は依然部屋の中。雑誌をめくりこちらもリサイクルショップ探し。そして、めぼしいお店を見つけようやく移動開始。軽トラックで向かった先は、学芸大学のリサイクルショップ。早速値段をチェックすると、お目当てのテレビは8,000円、但し白黒。続いてカラーテレビを見つけると、こちらは一番安いもので7,000円。1万円以内ではあるが、この値段では予算のほとんどを使ってしまう。

 2人はリサイクルショップを諦め、お店以外の手段を考えることにした。すると達也がひらめいた…この日は土曜日、「フリーマーケット」が狙い目では? との案だった! この日東京都内では約18ヶ所でフリーマーケットが開催されており、2人は若者が特に多そうな江東区有明の会場へと向かった。

 その頃、大阪の内田さんと太一は電気店街のさらに奥へ入った「日本橋商店会」にいた。ここには多くのリサイクルショップが軒を連ねており、まず目に飛び込んできたのは14インチカラーテレビ8,500円。続いて1ドア冷凍冷蔵庫8,500円。充分安い値段だが、今の2人には高価な代物。さらに別のお店へ入ると、14インチカラーテレビが7,000円とさらに安い。悩む2人だが、ここで買ってしまったら残り3,000円で冷蔵庫を探さなくてはならない。ここもやむなく断念。すると、店の主人に「1万円でテレビと冷蔵庫買うの?」と聞かれ、太一が「買えますかねぇ?」と返すと…ご主人は無言で首を横に振った。

 一方、東京の中村くんと達也は有明のフリーマーケット会場に到着。リサイクル運動市民の会主催の「有明ジャンボフリーマーケット」は、毎土日祝に開催する東京でも屈指の規模(6月18日まで開催)。早速中へ向かう2人だが、なんと入り口で300円の入場料(小学生以下は無料)を支払わなくてはならない! 思わぬ出費に悩む2人だが、掘り出し物が見つかることを願って600円を支払った。これで残金9,400円。

 すると、早くもお目当てのCDラジカセ発見。価格はなんと2,000円! その安さに驚く2人だが、他にも買わなくてはならないものがたくさんある。ひとまず目星だけつけて他を見ることに。フリーマーケットへの希望がふくらむ!

 一方、大阪の内田さんと太一は今日見た中で一番安い6,000円の15インチカラーテレビを発見! それでも2人は買わず、もっと安いテレビを求めて歩く。だが、どのお店を見てもそれより安いテレビは見当たらず、結局6,000円テレビのあるお店に戻った。内田さんはこのテレビが気に入ったらしく、ここで太一は値引き作戦にでた! 値段を知りながらご主人に改めて聞き様子を探ると、消費税込みで6,000円とあっさり返された。そこへ、太一は内田さんが単身で長崎から引っ越してきたことを説明し、ご主人に情で訴える作戦にでた! すると、ご主人がなんと5,000円に値引いてくれた!

 5,000円といえば修理代の方が高くつく値段。内田さんは迷わずテレビを5,000円でゲット! これで残金は5,000円。しかし、ご主人が値引いてくれたのには、別の理由もあった。ご主人にも同じ年頃の娘がいて、現在1人暮しをしているという。内田さんが娘のように見えほっとけなかったのだろうか…。こうして手に入れたテレビはひとまず部屋へ運ぶ。待望のテレビを抱え車に乗る内田さん、思わず「しあわせー!」と、喜びの実感をかみしめる。

 その頃、フリーマーケットの中村くんと達也は1988年製の14インチカラーテレビを発見! 値段はテレビとビデオデッキをセットで1万円。テレビ単品だと5,000円。迷う中村くん、ひとまず他も見てみることに。しかし、会場の隅まで歩いたがそれより安いテレビは見つからず、結局5,000円テレビに的を絞った。ここで値切り交渉開始。達也が3,000円と提示すると、売り主のお兄さんはテレビとビデオデッキをセットで6,000円と提示。そこを達也は4,000円にならないかと大胆にでた。さらに、中村くんの引っ越し事情を説明し情に訴える作戦。するとお兄さんはセットで3,000円にまで負けてくれた!

 すると、達也はさらに2,000円の炊飯器を見つけ、テレビとビデオと炊飯器で3,000円にしてもらえないかと、これまた大胆にでた! 悩むお兄さんに達也のもう一押し「もう使わないんですよね?」、この一言にお兄さんは負けた。中村くんと達也の粘り勝ち! こうして、テレビ・ビデオ・炊飯器をまとめて3,000円でゲット! これで残金は6400円。

 喜びの電化製品を一旦車へ積みこみ、さらに会場をさまよう。次に狙うは最初に目をつけた2,000円のCDラジカセ。まだ売れずに残っていた。商品をみるなり半額の 1,000円で売ってくれるというが、達也が型の古さを指摘すると、お兄さんは痛いところをつかれたのか、なんと800円にまで下げてくれた! これを中村くんは迷わずゲットし、これで残金5,600円。

 フリーマーケットでテレビ・ビデオデッキ・炊飯器・CDラジカセを合計3,800円で手に入れ大収穫! これらをひとまず中村くんの部屋へと運ぶ。

 一方、大阪の内田さんと太一は、喜びのテレビを手に部屋へ戻っていた。そして、テレビの映り具合を確かめる。緊張の瞬間、内田さんの手によってスイッチが入れられた…すると、見事ついた! 喜びもひとしおの内田さんだが、喜んでばかりもいられない。すぐさま冷蔵庫を求めて出発!

 再びリサイクルショップをまわる2人、残金5,000円で冷蔵庫が買えるのか? 太一は不安で値段を見るのが恐い…。まずは1軒目、一番安い物で1ドア冷凍冷蔵庫 7,500円。2軒目には5,500円の品物があったが、それでも買えない。よもやの断念か? 5,000円の厳しさを実感する内田さんと太一であった。

 その頃、東京の中村くんと達也は手に入れた品物を手に喜びの帰宅。そしてすぐさまセッティング。フリーマーケット会場で商品を見ただけとあって、電源が入るか不安なところ。まずはテレビ、緊張のスイッチ…ついた! ビデオデッキも問題なし!2人は喜びに浸りながらすっかりくつろぐ。

 一方、冷蔵庫を探す内田さんと太一は続いて大型リサイクルショップ「マックス」へ入ると、見てはいけないものを目にしてしまった。なんと、14インチカラーテレビが4,000円で売っていたのだ! 購入したテレビは同じサイズで5,000円、うろたえる2人。内田さんは買ったテレビは映りがキレイだったから失敗ではないと、自らを納得させる。

 その頃、中村くんと達也は車で再び買い物に向かっていた。と、そこへ、中村くんの携帯電話がなった。女性の声のようだが…Chisatoさんだ! インターネットで「冷蔵庫譲ります」の掲示を出していた彼女から譲ってもいいとの連絡が入ったのだ。2人は直ちにChisatoさんの家へと急行!

 一方、内田さんと太一も依然冷蔵庫探し。1軒のお店で安い冷蔵庫を訊ねると、古い型の物ならあるらしい。それは95年製の小さい1ドア冷凍冷蔵庫、商品はキレイで使い勝手も悪くなさそう。そして気になる値段は…なんと1,800円、これなら買える! 喜びに浸る2人はさらに100円値引いてもらい、1,700でゲット! これで残金は 3,300円。しかし、内田さんがあることに気づいた…専用スペースに収まらないかもしれない! 不安な2人はひとまず部屋へ戻りサイズを確かめることに。

 その頃、東京の中村くんと達也は大田区にあるChisatoさんのお宅へやってきた。玄関から出てきたのは、阿部ちさとさん、若いお母さんだった。早速中へ入り、不要になった冷蔵庫を見せてもらうと、それは2ドアで使い古したとは思えないほどキレイな代物。それだけに気になるのは値段…だが、ちさとさんいわく持って行ってもらえる方がありがたいらしく、なんと500円で譲ってくれるという! この冷蔵庫がたった500円の理由は、これを粗大ゴミとして処分するには1,900円もかかってしまうためだった。そこで、ダメ元でインターネットのリサイクルコーナーに出してみたところ、その日に中村くんからメールが届いたのだ。中村くんは500円で冷蔵庫を購入、残金は5,100円とまだ半分以上も残っている。ラッキー続きで5点目の電化製品ゲット! フリーマーケットとインターネット、新しい買い物方法が功を奏す。

 そして500円冷蔵庫を手に部屋へもどった。キッチン脇の専用スペースに冷蔵庫を配置し、しばし鑑賞。

 一方、大阪の内田さんと太一は部屋へ戻り、冷蔵庫のサイズを確かめるべく祈る気持ちで専用スペースに入れてみると…ぴったり収まった! これで一安心。そして喜びのコンセントを入れてみるが、すぐには冷え具合がわからないため、みかんを冷やしてみることに。冷蔵室と冷凍室にそれぞれ1つずつ置きひとまず様子を見る。そして2人は再びお隣の山形くんを訪ねた。これまでの買い物報告をすると、山形くんはその安さに唖然! そして内田さんのお目当てであるテレビのラックをどこで安く買えるかを訊ねる。すると、近所の「天神橋筋商店街」へ行けば安く買えるのではとの情報をキャッチ!

 さらに、その足で近所を歩くとリサイクルショップ「クボ」を発見。店内でちょうどテレビに合いそうなラックを見つけ値段を聞いてみると、なんと500円! その安さの理由は、少々キズがあるためらしい。それを聞き逃さなかった内田さん「これ値切る必要ないですか?」、すかさず太一が「これ400円でしたっけ?」と切り出すと、ご主人…「いや600円」と返された。大阪商人が一枚上手! しかし、内田さんも負けずにお願いすると、なんと400円に負けてくれた。ご主人に抱きついて喜ぶ内田さん、次第にたくましくなってきた。気になるキズはテレビを置いてしまえば全く分からない程度。こうしてテレビラックを400円でゲットし、残金は2,900円。

 その頃、東京の中村くんと達也が雑誌で見つけて向かったのは、「東京オークションハウス 麻布十番会場」。ここでは、美術、骨董品から日用品まで、あらゆる物が競りにかけられ誰でも無料で参加できる。競り合う相手がいなければ、思わぬ値段でのゲットも可能! 係の方によると、スタートが1,000円、2,000円からという商品もあるという。中村くんと達也は安心して中へ…。

 会場では競りが始っていた。2人は隅で様子をみることに。すると、いきなり「スタートは12万円から参ります」のアナウンス、この競りは別次元! すると、2人は係の方に中央へ案内されてしまった。手持ちの資金は5,100円、心苦しい中村くんと達也。続いての商品、オーストラリアの記念10ドル札はオープンプライスで200円から。このレベルなら2人も安心! そして次の商品は中村くんが欲しかった小さい丸机。ここで勝負にでるか? そして気になるオープンプライスは…「5万5千円」、全く手が出ず! さらに次の商品は3百…320万円からだった! 一層心苦しくなって、2人はいさぎよく撤退! 会場を出た2人はもっと稼ぐようになってから改めてくることを決意。

 一方、400円でテレビラックをゲットした内田さんと太一、部屋へ戻りラックに 5,000円のテレビを乗せて感じを確かめると、サイズもぴったりでかなり様になっている。さらに、先ほど冷蔵庫に入れたみかんを確かめてみると、見事に凍っている!内田さん一言「うれしー!」と喜びをかみしめる。

 そして残金2,900円を手に続いて向かったのは「天神橋筋商店街」。全長2.6km、店舗数約800店を誇る長さ日本一の商店街。2人は100円ショップを見つけると、 雑貨など一気に買い揃えることに。まずは「包丁」を見つけた内田さん、本当に100円なのかと我が目を疑う。その他「箸」「まな板」「タオル」など、計12品を1,260円で購入。これで残金は1,640円。

 その頃、中村くんと達也は東京・港区の「麻布十番商店街」にいた。残金5,100円でテーブルとカーテンを探す。まずは生地を扱うお店でカーテンの相場を調査。レジに立つ年配のご主人に訊ねると、前方に気を取られていたご主人は足元の商品につまずき、その勢いでカウンターに置かれたカーテンレールを落としてしまった! 慌てて手助けする達也と中村くん。そして2人が店を出ようとしたその時、またしてもカウンターに立てかけられたカーテンレールの束を蹴り倒してしまった! そんな不器用なご主人に達也、大爆笑!

 続いて家具屋さんへ入ると、木目の小さなテーブルが2,600円で売られていた。そこへ達也がお店のお母さんに「2,000円でしたっけ?」と、何気なく値切り交渉にでると、お母さんはさらに2,600円の消費税を計算しはじめた。そこで達也、予算内でカーテンも買わなくてはならないと情に訴える作戦にでた。すると、お母さんは 2,300円に値引いてくれ、これで念願のテーブルをゲット!残金は2,800円、これでカーテンは買えるのか?

 一方、大阪の内田さんと太一が次に探すのは「鍋」。金物屋で400円の片手鍋を見つけると、たくましくなる内田さんは店のお母さんに自ら値切り交渉をはじめた!さらに太一は、ここでも内田さんが単身長崎から来たことを説明し、情に訴える作戦。すると360円に負けてくれ鍋も安くゲット! 残金は1,280円。

 続いてのお目当ては「ゴミ箱」。雑貨屋さんで見つけたプラスティック製のゴミ箱は1,780円、とても手がでない。すると、店のご主人が1,200円の商品を出してくれたが、ここで内田さんは肝心なことを思い出した。部屋には時計がなかった! そこで一旦ゴミ箱を諦め、時計探しに変更。すると、タイミング良く店じまいセール中の時計屋さんを発見。内田さんのお気に入りは、1,000円の目覚し時計、ここでちょっと強気に値切ってみると、なんと700円で売ってくれた! 強気が功を奏し、580円残った。

 残るはゴミ箱。せともの屋の軒先で500円のカゴを見つけた。これならゴミ箱にも使えそう。現在の残金は580円、そこを太一「300円しかないんですけど」と大嘘作戦にでた! すると、お店のお母さんは快く300円にしてくれた。だが、手持ちのお金は 500円玉、大嘘がばれる! そこで考えた言い訳…残金は帰りのバス代ということに?こうしてゴミ箱を300円でゲットし、残金は280円。

 その頃、中村くんと達也は、インテリアのお店が並ぶ自由が丘に来ていた。ここで探すのは、カーテン変わりになるおしゃれな生地。お店へ入ると、中村くんは生成りの白い布を気に入った様子。気になる値段は、3.6m×380円+消費税=1,436円。残金は2,800円、十分買える値段だが…ここで2人は作戦会議。討議の結果、ひとまず生成りの布を1,436円でゲット! 残金は1,364円だが、2人はこの後どうしようというのか?

 一方、大阪の内田さんと太一は雑貨屋の軒先で3本組ハンガーを100円でゲット!これで残金180円、残りわずか。続いて向かったのは、先ほどゴミ箱を値切った店。すると太一、いきなりお店のお母さんに土下座をはじめた! さっきの大嘘が気にかかっていたのか? すると、お母さんもつられるように土下座。さらに2人はあるものを狙っていた。長崎出身の彼女が大好きな長崎ちゃんぽん食べるためのラーメン鉢 200円。しかし、2人は180円しか持っていない。そのことを正直に説明すると、お母さんは快く180円で売ってくれた。

 これで1万円をちょうど使いきり、内田さんと太一は買い物終了!

 一方、東京の中村くんと達也が残金の1,364円を手に向かったのは、閉店売り尽くしセール中の100円ショップ! ここで一気にラストスパートをかける。ここで台所用品やほうきなど、計10品を1,050円でゲット! これで残りは314円。こうして中村くんと達也も買い物終了! 部屋へ戻り、早速飾りつけ開始!

 その頃、内田さんと太一も部屋へ到着。すると、夕陽が指し込み、内田さん手作りのカーテンが部屋中を真っ赤に染める。太一思わず「エロいな〜」。そして購入した品物を広げ、自分だけの空間作りが進む。

 まずは中村くん初めての1人暮らしの部屋が完成! 6畳分のフローリング空間には、テレビ(約1,200円)、ビデオデッキ(約1,000円)、テーブル(2,300円)、CDラジカセ(800円)、白いカーテン(1,436円)、さらに実家から持ってきた犬の絵の額やサッカーボールが壁にかけられた。そしてキッチンには炊飯器と冷蔵庫が輝く。1万円で買い揃えた家財道具に中村くんは大満足!さらに中村くんが残った314円を手に表へ。一体どこへ向かうのか?

 一方、内田さんのお部屋も完成! 部屋には数々の飾り付けがされ、テレビ(5,000円)にテレビラック(400円)、テレビの上には時計(700円)、さらにキッチンには冷蔵庫と充実した台所用品が揃い、初めての料理にとりかかる。

 その頃、東京の中村くんの部屋では、独り待つ達也の元へ中村くんが帰ってきた。残りの314円で買ったのは、2人で食べる引越しそばだった。カップそば2個300円を使い、これで残金は14円。男2人で引越しそばをすすった。

 一方、料理中の内田さんが太一の元へ運んできたのは、故郷長崎の味・引越しちゃんぽん。ダンボールをテーブル変わりに、太一は180円のラーメン蜂で、内田さんは 360円の鍋で一日の労をねぎらい乾杯!

 初めての1人暮しに幸あれ!