DASHおでかけ教習 介助犬・遠隔操作ロボット 大都会を進め!

 私たちの生活をサポートしてくれる優れたパートナー…「介助犬」。日常生活のあらゆる行動をこなし、心の支えにもなってくれる。現在、その存在と理解は都市を中心に全国的に広まり、京都においては市営地下鉄、バスなどで介助犬の同行が可能となっている。

 その一方で、介助を目的としたロボットが誕生した! 世界初の超遠隔操作ロボット「テムザックT−4」、PHSの電波を使い操縦する人の動きを正確に再現。病院や家庭で役立つ日も近い!

 介護の時代を担う介助犬と遠隔操作ロボット、人間の指示でどこまで行動をこなすことが出来るのか?

 DASHおでかけ教習 介助犬・遠隔操作ロボット 大都会を進め!

 介助犬と共に参加するのは太一。あるお宅を訪ねると、そこに居たのは見習い介助犬のオリバー(ラブラドルレトリバー・オス・2歳1ヶ月)。今年3月5日放送の「介助犬1日講習」にて、太一とはじめてのおでかけ教習に挑んだオリバー、その後さらに訓練を重ね、年内には介助犬としてデビューの予定だという。前回は失敗が多かったが…課題をどこまで克服できているのか?

 今回、オリバーと太一は東京下町でのおでかけ教習に挑む! 葛飾区新小岩駅前にある「新小岩ルミエール商店街」で買い物を済ませること。課題となる商品は「スニーカー」「歯ブラシ」「トレーナー」「スポーツバッグ」の4点、すべて自力で見つけて購入する。

 部屋で横たわるオリバー、太一はその横で同じ格好をしてコミュニケーションをはかる。ここで、おでかけ前の室内教習…基本的な指示でオリバーの成長ぶりをチェック。太一が車イスに座り「カムバイヒール(左側に着く)」の指示を出すと、オリバーはすんなり車イスの左横に座った。室内での課題は…「タンスの引出しを開ける」「服を取り出す」「キチンと閉める」3つの行動。前回は引出しが外れ、服もとれずじまいだったオリバー、今はうまくできるのか?

 「テイク引出し」の指示で引出しについたダンベルをくわえて引っ張り、開いたところで「ギブ(はなす)」の指示、するとダンベルを離した。そして身を乗りだしてシャツをくわえ、「ブリングアップ(くわえたまま上に持ってくる)」で太一の元へ運んだ。最後に閉める動作、「タッチ引出し」で前足を使って引出しを押し、これもクリア! オリバーは介助犬としてしっかり成長していた!

 一方、ロボットと共に参加するのは城島、ある一室へ向かうと、そこに遠隔操作ロボット「T−4」の姿が! 看護婦さんに見立てたT−4、またの名を「鉄子」と呼ぶ。PHSによる通信を使用しているため、電波の届く範囲ならどこでも操縦が可能。早速、テムザックの高木陽一社長のサポートで城島が操縦に挑戦! 装置と共に左腕を上げると、同じように鉄子も左腕を上げ、さらに指先についたレバー操作で鉄子の指が動いた!

 「操縦システムと性能」…腕と指は操縦席のアーム状に伸びたハンドルレバーの動きに対応し、人間の日常的な動きはほぼこなすことが可能。その動きに城島、「これ、パラパラ踊れますよ!」と絶賛! 頭の部分には人間の目にあたる小型CCDカメラを搭載し、捕らえた画像を毎秒10コマで操縦者に送る。頭部はレバーの軸を左右に振ることで首が回転。足は安定性に優れた3つの車輪で前進・後退・回転が可能。時速3kmで進み、多少の段差も乗り越える。その操作は足元のパネルで行なうが、ペダルの加減が難しい。移動にてこずる城島、鉄子の腕が壁の棚に引っ掛かると「バキッ!」ときしむ音が…。立ち上がる城島、逃げるつもりか…でも鉄子は丈夫だった!

 次は基本操作の応用として、イスに掛かった服をとってくる。服は手に引っ掛けるのではなく、指で掴まなくてはならない。苦戦の城島、何度腕を動かしても、中々手にかからず服をすり抜けてしまう…。そしてようやく服を掴むと、今度は落とさずに自分の所まで移動。中々方向が定まらず、服が落ちかけるものの何とか成功!

 鉄子と城島のおでかけ教習、遠隔操作の城島は東京だが、鉄子はなんと600km離れた大阪へ。そこは「天神橋筋商店街」、全長約2.5kmに及び、日本一長い商店街として有名なこの地で、東京からの指示を受けて鉄子がお買い物に挑む! 課題となる商品は「土瓶」「鶏肉」「粉チーズ」「紳士用スラックス」の4点。周囲とのコミュニケーションに必要な音声は、鉄子の腹部に内蔵されたスピーカーから発せられる。これなら買い物のやりとりも可能。ちなみに、遠隔操作による買い物は世界初の試みだという。

 その行く手には、信号のある「横断歩道」、通りに並ぶ「自転車」、さらに「人ごみ」「エレベーター」など、様々な難関が待ち受けているが…。

介助犬と遠隔操作ロボット、果たして無事お買い物はできるのか?


 いよいよ教習本番スタート! トラックで運ばれた鉄子が大阪の街に降り立ち、東京で操縦席に構える城島、「アムロいきまーす!」とガンダム気分で操縦開始! まずは大通りの横断歩道、信号が変わって渡りはじめるが、方向が定まらずもたつく間に信号点滅…いったん引き返すハメに。

 仕切り直して再出発! 今度は落ち着いて真っ直ぐ進み、操縦席の城島が右腕を上げると、同じく鉄子も右手を上げて安全に横断! そして信号を渡りきると、そこは天神橋筋商店街の入り口。人ごみの中を進み、首を動かしながら課題の商品を求めてお店探し。すると瀬戸物屋さんを見つけ、いよいよ史上初のお買い物に挑戦! まずは課題の「土瓶」、ポイントは割れやすい物をいかに上手く掴み、レジへ持っていけるか? 軒先の台に置かれた土瓶に鉄子の手が伸びる・・するとフタに触れて「ガチャン!」と音を立てた! 細かい作業だけに掴み取る勇気が出ない。そして本体の取っ手に左手を差しこみ、城島はイメージしながらゆっくりとレバーを握る…が、鉄子の指が思うように動かない。城島いわく、クレーンより難しいらしい。

 一方、オリバーと太一も教習スタート! 車イスの太一、その左横にオリバーが並んで進む。介助犬は日頃から基本的に左側を歩くよう訓練されている。そして新小岩ルミエール商店街へ入ると、まずは靴屋さんで課題の「スニーカー」を買うことに。ポイントは、靴は2つで1組であることをオリバーが理解できるか? 軒先に並んだグレーのスニーカーを太一が指さし、「テイクくつ(くつをくわえる)」の指示でオリバーがグレーの靴をくわえた! ところが、同時に紺色のスニーカーが足に引っ掛かり、それをくわえ直して持ってきてしまった! そこで紺色のもう片方を持ってくるよう指示すると、今度はグレーのスニーカーを持ってきてしまった! 色違いでどちらも左足…。

 ここで太一は2組買うことを決意! もう片方のスニーカーはそれぞれ順調に運び、出来たらキチンとほめてあげる。続いて支払い、レジへ届けると太一の指示で膝のスニーカーをくわえ、カウンターに身を乗り出して置く。そして太一の財布をくわえてカウンターにさし出し、商品を受けとって太一の膝元へ渡す。これで1つめの教習課題は終了!

 その頃、大阪の鉄子は依然として土瓶に苦戦中! 買い物客が固唾を飲んで見守る中、土瓶の取っ手に手をかけ、慎重に指を動かす。やっと掴んだところで持ち上げる作業だが、うまく行かずに引きずってしまう…。そして台から離れたその時…一瞬ぐらついたものの、何とか掴んだまま持ち上げに成功! そのまま店内のレジへ向かうが、中の通路は狭いうえ、左右にぎっしりと瀬戸物が並んでいる。旋回して広い入り口を探す鉄子、城島のおぼつかない操作で今にも土瓶を振り落としそう。そしていよいよ店内へ進入! レジは店の奥、体が左右に揺れて今にも食器に当たりそう。すると急きょストップ…「恐ぇー!」、城島の緊張もピークに達していた!

 そしてようやくレジへ到着! 店のおかあさんとスピーカー越しに挨拶を交わし、今度は土瓶の手渡し。おかあさんが取っ手を掴んだ事を確認してから、ゆっくり指を離す。支払いは首にかけた財布をとってもらい清算。包んだ袋を受け取り、東京からの操縦で1つめの課題終了! そして店を出る鉄子だが、進む反動で動くたびに袋の土瓶が胴体に接触、土瓶は大丈夫か? 城島は左手を見つめ、この手の代わりに鉄子が買い物袋を持っている…その重みを実感!

 一方、商店街を歩くオリバーと太一、その行く手に香しい誘惑が…焼き鳥の匂い! 前回は匂いに誘われ立ち往生だったオリバー、またも立ち止まるが、一瞬目をやるだけですぐに歩きだし、前回より気にしなくなっていた! すると今度は、同じ種類の白い犬が飼い主と共にやってきた。視線を送りながらすれ違い、その後も何度も振り返り、ついに立ち止まってしまった! 見つめあう2匹…だが、太一が車イスを動かすと、オリバーは再び歩きだした!

 その頃、操縦席の城島がカメラの映像を見ていると…そこにダルメシアンのドアップが!! 鉄子が気になるらしく、立ち上がってまじまじと見ていた。そして次なる課題は「鶏肉」、お肉屋さんに着くとスピーカー越しに鶏肉300gを注文。操縦者が東京にいることを説明すると、店のご主人とおかみさんはただ感心するばかり。品物をもらい支払いはカメラ越しにお釣りを確認、これで2つめの課題もクリア! 再び歩きだすと、店の軒先に鏡を見つけ、鉄子の姿を映しながらポーズをとって遊ぶ城島。続いて大通りの横断歩道、大勢の子供たちに囲まれながら進み、人混みにも慣れ、次第に街の中に溶け込んできた!

 一方、オリバーと太一は薬局で2つめの課題「歯ブラシ」の購入に挑む! ポイントは細い1本の歯ブラシをくわえられるか? 軒先に積まれた歯ブラシを指さし「テイク歯ブラシ」の指示を出すと、なんと一発でくわえた! ところがケースを破いてしまった…噛む加減が難しかったらしい。それでも支払いは難なくこなし、2つめの課題クリア!

 その頃、鉄子はコンビニで3つめの課題「粉チーズ」の購入に挑む! ポイントは棚から1本だけうまく取り出せるか? 店内へ入ると、まずは右手を上げてご主人に挨拶! 粉チーズの置き場所を聞くと首を回しながら商品を探す。すると、城島の操作画面に現れたのは…近所のおかあさん! 親切に取ってくれようとしたが、ここは自力で取ることに。ゆっくり手を伸ばして商品を握る。そのまま引き抜こうとしたが、棚に引っ掛かって手から外れてしまった!

 気を取り直して挑戦! 城島は指のレバーを両手で慎重に操作。粉チーズを掴み、上下に軽く振って落ちないことを確認すると、今度はその状態のまま体を後退させ、見事引き抜くことに成功! 続いてレジの方向へ体を向けると、手元の粉チーズが消えた…? 実は旋回が速すぎて、遠心力で落ちてしまったのだ! そして3度目、先ほどのおかあさんのアドバイスを受けながら、今度は商品を手にしてからの旋回動作もゆっくりこなし、無事レジへたどり着いた!「この粉チーズをくださいな」と商品をさしだすと、おかあさんや他のお客さんから温かい拍手を受けた! これで3つめの課題もクリア!

 その頃、オリバーと太一がおもちゃ屋さんの前を通りがかると、また新たな誘惑が…動く犬のおもちゃ! 近づいて見つめるオリバー、そこへ太一が「イージーウォッチ(落ち着いて見るだけにしなさい)」と指示をだすと、オリバーは再び歩き出した!

 一方、鉄子が次に向かったのは…プリクラ! 中を覗くと、先客の女子高生が2人いた。驚く彼女たちだが、城島がスピーカー越しに話しかけ一緒に撮ることに。画面上の選択フレームを鉄子が押し、「オッハー!」のポーズで撮影!

 その頃、オリバーと太一もプリクラを撮っていた! 選択フレームはオリバーが押し、身を乗り出して仲良く撮影! そして次に向かったのはイトーヨーカドー葛西店。店内には「盲導犬を伴ってご入店いただけます」と書かれた許可プレートが貼られ、安心して入店できる。ここでオリバーにとって難関のエレベーターに挑戦!「アップタッチエレベーターボタン(エレベーターのボタンを押して)」の指示で身を乗りだし、前足を使って一発で成功! スムーズに中へ入り、続いて階数ボタン。前回はすべてのボタンを押してしまい、かなりてこずったが…。太一が通常の階数ボタンの2階を押すよう指示すると、オリバーは自ら低くて押しやすい車イス利用者用のボタンを押した!

 一方、鉄子が次に向かったのは、阪急百貨店大阪うめだ本店。こちらもエレベーターに挑むが、鉄子にとってはじめての難関。ボタンは下に車イス利用者用、上に通常のボタンがあるが、城島の操作画面には上のボタンしか見えておらず、そこには手が届かない…。そしてようやく下のボタンを見つけ、いよいよ中へ進入! 中には大勢のお客さんが乗っているが、驚いた様子で場所を開けてくれた。

 そしてお客さんと会話を交わす鉄子だが、急に黙りこんでしまった…。エレベーター内は電波が届かず、画像も音声も途切れてしまったのだ! 状況がわからず不安な城島、そして4階で扉が開き再びつながったが、動揺しているうちに扉が閉まり、またも圏外に…。続いて6階の扉が開き電波が入ると、体を回転させ、出ようとするが間に合わず。やがて7階に着き、電波が通じた瞬間…一気にフルスロットル!! すると鉄子が勢い良くフロアーに飛び出し、ようやく脱出に成功!

 その頃、イトーヨーカドーのオリバーと太一は2階で3つめの課題「トレーナー」の購入、ポイントは高い位置の商品をどう取るか? 太一が棚の一番上にあるトレーナーを指すと、オリバーは他の商品に触れないよう太一の膝を踏み台にして見事くわえた! 続いてレジでの支払いだが、太一が五円玉を床に落としてしまった。するとオリバーは一発で小銭を拾い上げた! 立派に成長していたオリバー、これには太一も驚いた。

 一方、店内をまわる鉄子、最後の課題は「紳士用スラックス」。ポイントは希望通りの色・布地・サイズを確認できるか? 商品を手に取ると、手を動かして感触を確かめる鉄子、操縦する城島はレバーを動かすだけだが、「生地しっかりしてますねー」…本当に分かるのか? これを購入し、鉄子と城島はすべての課題終了!

 その頃、オリバーと太一も最後の課題「スポーツバッグ」を求めてカバン屋さんへやってきた。ポイントは重さと大きさのあるバッグにどう対処するか? 太一がお目当てのスポーツバッグを見つけると、それをくわえたオリバー、なんと一発で太一の膝へ運んだ! 続いてレジへ向かおうとするが、通路に斜面の段差があって車イスが進めない! そこで、「テイクミーフォア(前に連れていって)」の指示を出すとオリバーが引っ張りはじめた! 太一がオリバーに掴まり前へ進もうとするが、中々越えられない…。すると今度は「バックタッチ(車イスの後ろを押して)」でオリバーが背後にまわり、前足で車イスを押しはじめた! これでようやく難関をクリアし、課題の買い物はすべて終了!

 こうして買い物を終えた両者、今度はそれぞれの最終目的地へ向かう。

 鉄子がやってきたのは「大阪城」、しかし前方に長い階段があり、これでは上れない…。すると、係りの方が別の通路を案内してくれ、そこにはエレベーターがあった! 大阪城はエレベーターで天守閣まで行くことができ、これなら鉄子でも安心! そしてスロープを自力で上りきり、天守閣に到着。日の丸の扇子をあおぎながら大阪の町を見下ろす鉄子、その景色を東京で眺める城島、「秀吉もこんな時代が来るとは思わんかったやろのぉ」…と呟きながら夕日を眺める鉄子と、城島だった。

 一方、オリバーと太一は「船の科学館」へやってきた。共に力を合わせてスロープを上り、エレベーターで展望台に到着! すっかり日が落ち、東京の夜景を眺めるオリバーと太一。オリバーの成長ぶりを誉め、「今度は僕が成長しなくちゃ」と、つくづく考える太一だった。

 おでかけ教習を見事クリアした介助犬とロボット、どちらも私たちにとって大切なパートナーとなっていく!


DASH村 猪から畑を守れるか!?

 

 DASH村はもうすぐ冬…ようやく終えた家の補修、そして念願だったはじめての収穫。畑づくりと共に大いなる自然を目の当たりにした。しかし、また新たなる自然の驚異がやってきた! その姿は作物の生長記録用カメラが捕らえていた…夜、小屋で八木橋が鳴いたその直後、カメラの前に現れた異様な物体! 見開いた瞳孔、そして毛を覆った生き物が畑をうろつく。

 これを受けて、次の日の夜に清が畑で張り込んだ。不気味に物音がして懐中電灯をあててみると、そこに「イノシシ」の姿が!! DASH村の山にはイノシシも住んでいた! どうらや作物をむさぼっているらしく、さらにもう1頭現れた!

 果たして、作物は無事なのか?


 その翌日、イノシシの残した数々の痕跡が…周囲には大きな足跡、木には牙の跡があった。そして肝心の作物…ほうれん草は無事だった。にんじん、春菊、畝に残った小さい白菜も大丈夫。農家にとってイノシシは手強い大敵…エサを求め、山から降りては畑を荒らすといった深刻な事態が多い。好物は主に穀類、「じゃがいも」「さつまいも」「ながいも」「とうもろこし」など、たまたまDASH村では作っていなかったものだが、それらを探して他の作物を踏みつけたり、掘り起こしたりするのも恐いところ。その反面、人の気配には敏感で、光や音の出るものを嫌うというが…何か良い手立てはないものか?

 畑にやってきたのは城島と達也、そして三瓶さん。対策を考えていると、城島が「ウィーン…」とうなり出した。それを慌てて止める達也、イノシシを呼ぶ鳴き声だったらしい。そして話し合いのうえ、「かかし」を作ることに決めた。まずは家の土壁の状態を確認すると、壁に貼られていたブリキを剥がした。イノシシが嫌う音を常に発するようにブリキを使う。デザインは城島が担当、畑に軸となる木を打ちつけ、そこへデザイン通りにブリキを打ちつけていくと、その音をうるさがったのは…八木橋だった。胴体を作り、そこにぶつかり合って音の出るブリキ板をつける。そして城島と達也が作業を続ける中、三瓶さんはハンマーを手に水の流れる場所で別の作業をはじめた。

 かかし作りはブリキ板をつけ終え、音を確かめてみる…その大きな音に効果ありとみた! さらに城島がブリキを細かく切り、かかしのてっぺんに取り付けたのは、イノシシを見張るための輝くニワトリ! そこへ太一が到着、かかしを見るなり「オズの魔法使いみたい…」、2人もそのイメージで作っていたらしい。

 一方、黙々と作業をする三瓶さん、作っていたのは「ししおどし」。水と竹が織り成す情緒ある音だが、元々はケモノ除けに使われていた。その音に感激の太一、さらに松岡と長瀬も到着すると、かかしの前を素通りしてししおどしへまっしぐら! かかし作りの城島と達也、その反応にちょっと嫉妬…。

 そしてかかしは麦わら帽子と軍手を取り付け、さらに顔も描いて「DASHかかし」の完成! これでイノシシを追い払い、畑を守れるか?

 その日の深夜、みんなで畑の見守り。ブリキとししおどしの音が鳴り響き、それ以降、幸いイノシシは現れていない。

 冬が近づくDASH村、炭窯づくりも着々と進行中!