5人 vs 100人 TOKIOは100人の刑事から逃げ切れるか?

日本最大の都市、東京23区。
この23区のいずれかに逃亡者となったTOKIOが潜んでいる。
その5人を追うのはなんと、総勢100人の刑事。
この日1日、100人の目をかいくぐり、TOKIOは逃げ切る事は出来るのだろうか?

本番前日。ハガキ応募などから選ばれた100人の刑事が日本テレビに集結していた。
そして刑事にはあるものが配られる。

 

 


『ビーコン』とは…

雪山遭難者の救護の目的で開発され50m以内に近づくと音が鳴るシステム。
受信機を持ったTOKIOに発信機を持つ刑事が50m以内に近づくと受信機が鳴る。

ルールは、TOKIOスタートの1時間後、刑事は自宅から捜索開始。
制限時間は夜8時。
逃走可能範囲はくじ引きによって決められた23区の中の1区のみ。

その逃走範囲がくじ引きによって決められる。
達也は23区最南端の大田区。端の田園調布あたりから多摩川沿いを行く作戦。
太一は若者の街渋谷区。が、人ごみも多いので世田谷区との区界を通る作戦。
長瀬は海沿い、川沿いと逃げられるバリエーションも多い人のいない江東区。見晴らしのいいところに逃げ込む作戦。
松岡は細かい住宅街の広がる荒川区。出来るだけ歩いて移動する作戦。
そして城島はコンクリートジャングル新宿区。「めっちゃ溶け込んでるやろー」スーツに身を固めた城島は街のサラリーマンに紛れ込む作戦。

そして11時20分。「ホンの昼メシ前」の放送でそれぞれ逃げる区が刑事達に向け発表されていた。


その画面を鋭い眼光で見つめる刑事がいた。
ニ戸昭五さん51歳。
元警視庁捜査四課刑事、通称マル暴。
昭和天皇、大平、中曽根元首相の警護も歴任。
柔道6段、空手3段、射撃A級のスゴ腕。
今日100人の刑事を取りまとめるキャップの手腕にTOKIOが逃げ切れるかどうかがかかっている。

江東区に逃げた長瀬。若洲海浜公園ではしゃいでいる。「ヒュ〜!」
茂みから爽快に登場したのはレンタサイクルを借りた長瀬。
万一刑事がいてもこれで逃げ切るらしい。

新宿区逃走中の城島。宝くじを購入するなど徹底したサラリーマンの役作り。

迎えた午後1時。いよいよTOKIOと100人の刑事の熱く長い一日が始まる。
「渋谷からつぶしますんで」二戸さんは渋谷区(太一)を担当する。

 

この日、二戸さん以外にもこんな精鋭がいた。
内藤代志江さん。探偵兼心理カウンセラー、大田区担当。
伊藤英伸さん。新宿の不動産屋、新宿区担当。
市村正彦さん。通産走行距離60万kmの元タクシー運転手。江東区担当。
二戸さんだけではない、続々とこんな刑事達も家を後にしていた。
    

 

 


髪をなびかせ見晴らしのいい所でのんびりする長瀬。
「まさかサイクリングコースにいるとは思わないでしょ」

大田区・多摩川河川敷に現れたのは達也。
「こっちから見晴らしがいいということは向こうからも良く見えるということだがらねぇ」と、多摩川沿いの草ムラに身を隠す。

荒川区の松岡。
「おっかね―なー。何で何もしてないのに怖い気分なんだろ」

太一は渋谷区に。
「いいこと考えた!電車乗って違う所にしばらくいてまた戻ってくんの。」笹塚駅を目指す。
それぞれが思い思いの作戦で行動している。

「あれ人かなあ、やばいね・・・」敏感に人影に反応し、自転車にまたがり早くも逃げる態勢の長瀬。
「反応したら逃げるよぉ」しかし刑事ではなかった。ホッとする長瀬。

達也「100人刑事も5つの区に100人バラまいたらたいしたことないな。こんちは〜」すれ違うおばさんにも挨拶するほど余裕。
そうこうしている内に多摩川駅に着いた。
『ピ』
初めて反応するビーコン。近くに刑事の姿が?!
極端にあせった顔の達也。さすがに声も出ない。
ここまできた道を一目散に逆走!しばらくすると「音が鳴らなくなった!やばい駅だ!」
「恐え〜、助けてくれ〜」さっきまでの余裕はどこへ行ったのか?

太一、笹塚駅近くの階段を登ったところで周囲をうかがう。
「ピーピー言ってるよ!」
上から人を見渡すもわからない。見えない敵の恐怖におびえる太一。
後から近づいてきたおじさんにも「こわ〜!」と、まるでお化けを見た時のような顔。

早く逃げ出したいが、どこに逃げていいのかもわからない。

恐る恐る階段を降りた所で遠方に怪しい人影。「あれそうじゃない?」と、逆方向に逃げていると「待て!」逃げていた方向にもう一人刑事がいた!何とその距離10m!「太一逃げろ!」とスタッフの声も響く中、猛ダッシュの太一。

何とか逃げ切った。「きついね・・・」太一、余裕の表情が一転、おびえた表情に変わってしまった。
追いかけていた刑事は出羽香織さん。「恐ろしい勢いで逃げられまして・・・」
太一を目撃し取り逃がしたことを報告する。

ニ戸さんはある予想をしていた。
「山手線の右側、逃走経路が非常に少ない。従って左側(西側)に行くだろう。特に笹塚、初台、代々木上原・・・」
そして、迅速にこの地域に刑事を巡回させる指示が飛ぶ。「あなたはこちらの方を回って」
太一「絶対逃げてやる!」息を切らしながらも闘争心に火がついた。

都庁前付近ですれ違う女子中学生に「リーダーだ!」「リーダー!キャー!」
城島、嬉し恥ずかし黄色い声援を受ける。
「あんまり騒がんといて〜ばれるがな〜」と、その時。
『ピ』
「あ、鳴ってる。どこや?」
周囲には新宿のサラリーマンの人ごみ。誰が刑事であってもおかしくない。すると、「待て―!!」陸橋の上から叫ぶのは男性の刑事。
「やばい〜やばい〜」城島、スーツ姿で新宿の街を駆け巡る。
刑事が階段で足がもつれたことも幸いし何とか振り切ったが、ビルの谷間でおびえる城島。

宮地陸橋付近を歩く松岡。
松岡「おっかなくない?」メンバーの中でも人一倍警戒心の強い男。
そこに、背後から忍び寄る一台の自転車・・・。
「びっくりした!!」後からすれ違ったのは本物のお巡りさんだった。

住宅街を行く太一のビーコンが鳴る。『ピ』
「あいたいた、携帯でしゃべってなかった?」
走って刑事を振り切るも、再び目撃されてしまった。

ここで太一いいアイデアを思いつく。
街の住民に声をかけ、「国分太一見ました?って聞かれませんでした?」「原宿の方へ行くバスを探してたとか言っといてください」太一、ニセ情報を流す頭脳的な作戦。

長瀬。レンタサイクルを返却し、バスで新木場方面へ向かう。
後部座席に座った長瀬は後のタクシーが気になった。「ないでしょ、タクシーは・・・」と言いつつも、目を凝らしてタクシーを見つめる。
「止まった!」ビーコンは反応していない。
タクシーを降りる女性の胸には「何かつけてない?」確かに緑のビーコンが光る。
まだ出発前のバス。ここで刑事に乗り込まれたら捕まってしまう。
「反応したよ!」身を潜めこちらに来ないことを祈る長瀬。そして・・・、
バスが出発し、とりあえず危険回避。

バス停にいる太一、どこかに向かうらしい。
その頃、二戸さんと出羽さんが周辺住民に聞き込みを開始。
「国分太一君来ませんでした?」
「ここ左に行きましたよ。ウソついてくれって言われたんですけど。」
「さっきスポーツセンターに行ったって聞きましたよ」
有力な目撃情報に二戸さん、スポーツセンターにいる刑事を情報収集に向かわせる。

15分後、二戸さんの携帯がなる。スポーツセンターからの連絡のようだ。
「バスで原宿に行った?!」
散らばっている刑事を原宿に集め、
二戸さん「本人は原宿の手前で降りてるな」
その頃太一、「けっこう戻ったな〜」降りたバス停は、なんと道玄坂上。
「頭が目立たない場所に行った方がいいよね」個性的なヘアスタイルを上手く隠す作戦らしい。

ガレージの影でバスで移動できるルートを探す達也。
『ピピ』「鳴ってる鳴ってる!」反応するビーコンに慌てながら、細い路地に逃げ込み身を隠しながら逃走。
「おさまった。恐えーよー」何とか刑事から上手く離れられた様子。
ちょうど六間道路入口バス停前に出て、「あと1分で来るよ!」
このバスに乗り込み蒲田方面へ向かう。
が、乗り込もうとしたその時、遠方から猛ダッシュの青年刑事!追いつけるか?
しかし、健闘むなしくバスは出発してしまった・・・。
だが、この目撃情報は心理カウンセラー内藤さんに報告され、作戦が練られる。
達也の乗ったバス停から行ける雪ヶ谷大塚、蓮沼駅などの周辺にいる刑事を巡回させる。


長瀬、新木場埠頭公園前バス停で下車。「恐えーなー、人いるなぁ」
元タクシー運転手市村さん「駅周辺を固めた方がいいと思います」
こちらも指示が飛び、門前仲町駅、東陽町駅、そして、長瀬が近い新木場駅にも刑事が配置されていた。
南北に長い江東区はバスでの移動が便利。
そこで鉄道と連絡するバス停に隠れて張り込ませる作戦だった。
新木場駅近くまで来た長瀬。「あそこ左曲がる?」
真っ直ぐ行けば刑事の張り込む新木場駅だが、何かを察知したのか新木場駅は避けて進む。
しかし・・・、『ピ』
「何?!今の音!」
とりあえず木陰に逃げ込み作戦を考える。恐怖からか表情が徐々に半笑いになってきた。

松岡、荒川自然公園を目指す。
すると前から作業着の男性、腰にぶら下がっているのは緑の物体!あれはビーコンでは?!
「びっくりしたー!巻尺だよー!何で反応しないのかと思った。」
腰にぶら下がっているのはただの巻尺だった・・・。

太一「まさか代官山来てるとは思ってないでしょー」
しかし、二戸さんの元に太一の身を襲う目撃情報が寄せられる。
「5分から10分くらい前に道玄坂で太一さん降りたらしい」
この日スタートから渋谷駅で張り込みをしていた片桐さん。
二戸さんの指示でバスの運転手に聞き込み調査をしていた。
地道な努力が功を奏し、太一をピンチに追い込む目撃情報をゲットする事が出来た。
二戸さん、再び作戦を練り直す。そして、刑事達をバス停から近い代官山を巡回させる。

その頃、何も知らずに代官山へと入る太一。
ゆったり歩道橋を登りきったところで、反対の階段からちょうどピンクの服を着た女性刑事の姿が!あまりに至近距離過ぎてお互い立ち止まって固まる。
次の瞬間、太一走る走る!なんとか民家のガレージに隠れ、逃走成功。
かくまってくれたおばさんに「すいませんおばさん、ありがとうございました」とお礼もそこそこにまた逃げる。
が、まだいたピンクの女性刑事!一目散に逃げ、何とかタクシーを拾って逃げ切った。
息も絶え絶えに外の様子をうかがうと、まだ明らかに確認できる距離にいるピンクの刑事。

 

この太一と遭遇した阿部千絵さんからも連絡を受け、さらに作戦を練る二戸さん。
「渋谷の方向。ここははずせないんですよ・・・。」
その場所とは?「代々木公園。絶対に静かなところ、休めるところを探すはず!」
再度刑事達の配置をしなおす。
「表参道を往復!キミ!代々木公園の周囲を巡回!以上配置に着け!!」
西日に反射するメガネの奥には二戸さんの厳しい目つき。
他の刑事達も二戸さんからの指示に応えるべく、勇んで配置に着く。
そんな事も知らず太一は「そこ左に曲がってください・・・」と、吸い込まれるように代々木公園周辺に向かっていた。

荒川自然公園でのんびりしたい松岡。
が、顔に向かって黒い物体が飛んできた!「うわあ!鳩か・・・」
この警戒心が効いたのか、ここまで刑事に遭遇していない松岡。
が、『ピ』「鳴った・・・。来た!来た!速え!!」木陰で見えなかったのか、男性刑事がスグそこまで迫っていた!男性刑事も猛追跡するが、あと一歩のところで取り逃がす。
しかし、この情報は・・・
「メール来ました!」パソコンを使い情報交換をする荒川区チームの元へ確実に伝えられていた。

 

大田区の達也「ここだ、本門寺」
時を同じく心理カウンセラー内藤さんも池上本門寺へ入るところだった。
「暑いから木陰に入っていないかなと思って」
読みはズバリ的中。木陰に腰を下ろし、水を飲み一休みの達也。

越中島の清澄通りにある歩道橋に登ったところで、長瀬のビーコンが鳴る。
『ピ!』「反応した・・・。どこどこ?しゃがんで!」
上から見渡すと歩道橋の下にビーコンを下げた刑事発見!しかし、そこを通らないと長瀬が行きたいバス停に行けない。「うわ〜参ったなー」
が、「後むいてる!!」この隙を見て素早くピンチ脱出!

達也「他のメンバーどうしたかなー」と、メンバーの身を按じていると
『ピ』と、こちらもビーコン反応。
「まてぇ〜」本門寺に来ていた内藤さんに発見された!
しかし、気持ちとは裏腹に内藤さんなかなかスピードが上がらない。「まてぇ〜まてぇ〜」
電車と競争して勝ってきた男達のスピードは、内藤さんにとってさすがに強敵だった。
達也、ここは余裕で逃げ切る。

太一、代々木公園の芝生で休む。
が、いつ刑事に見つかってもおかしくない程見晴らしのいい広場。
『ピ!ピ!!』
「鳴ってる、鳴ってる!めちゃめちゃ近い!」園内をひた走る太一。
数人がかりで固めたはずの代々木公園であと一歩のところで取り逃がした刑事チーム。
後から来た二戸さんも悔しさに顔をゆがめる。


新大久保駅前、人ごみの多い横断歩道で反応する城島のビーコン。
そして、横断歩道の向こうにはビーコンを下げた女性刑事の姿が!
「あんなところにいた〜!でも赤やから」信号が赤なのをいい事にまだ余裕の城島。
「刑事ですか〜?サヨナラ〜!」と、その時信号青に変わる。
「やばいやばい」
街中を走り抜ける城島。何とか民家の庭に身を隠す。
が、「何してんの?」住人に不審がられる城島。
「すみません・・・」そっと道へ戻ると出てきたところに
「うわあ!!」さっき追われてた刑事に遭遇!その距離なんと5m!
しかし、何とか城島ここも振り切った。

長瀬「高橋乗船バス?!船いいじゃん、船だったら絶対捕まらないでしょ」
水辺の交通もある江東区、長瀬の決断は水上バスに乗る事に。


町屋駅に到着の松岡。反対ホームにはビーコンを下げた男性。
「やべえ!」刑事も電車に乗っている松岡に気付いた。
しかし、この刑事が恐ろしいパワーを秘めていることを電車に揺られる松岡は知らない・・・。
車内から外を見ると「あれ?!走ってきてるよ?」さっきの刑事が走って追ってきている。
東尾久三丁目駅停車中、「やばい、来た来た!」
やがて熊野前駅「来てる!来てる!来てる!」
これはまずいと判断した松岡も下車して走る。「捕まってたまるか!」
このスタミナ抜群の男性、実は帝拳ジム所属の現役ボクサー。
「今降りなかったら捕まってたよね」とっさの判断が功を奏し、一命を取り留めた松岡。

 

ピンチ連続の太一、住宅街で自転車男に遭遇!さすがにこれはアウトか?!
と思ったら「オー!」と手を合わせている。
刑事ではないのか、この謎の男。実はかつて『朝寝坊を解消できるか!?』という企画でツボを押してもらった李先生。
偶然再開した李先生に早速疲れを癒してもらう。
この状況で太一、安らぎのひと時。

江東水上バスに乗り込んだ長瀬、亀戸へ向かう。
「あれそうじゃない?!」川沿いに確かにビーコンを下げた女性が。「走ってる!電話してるよ!」
長瀬は亀戸に先回りされるかもと不安になる。
が、船のスピードは思ったより上がらない。大丈夫か?!

緑の多い戸山公園で城島「隠れるにはうってつけや」
『ピ』予想とは裏腹にこんなところにも刑事は張り込んでいた!
「いたいた!」「こっちにも!」2方向から刑事に追われ、命からがら団地に隠れる。

長瀬、ビーコンが反応しているため船から顔を覗かすが「一人もいないよ」
そのまま亀戸船着場着。
無事降りることが出来て京葉道路へ向かう。
この頃長瀬のビーコンは「何の反応もないから」と、ひと安心。

松岡、南千住一丁目付近「細かい道入るか」
しかし、その時刑事達も作戦を考えていた。パソコンを駆使し相談する。
なんとその上の歩道橋には『南千住一丁目』の表示。すぐそばまで刑事達は忍び寄っていた!

太一「じゃーねー!ちょっと楽になった。もう一回代々木公園の方が正解なんじゃない?」
体力を回復し、再び代々木公園に入ろうと向かう。

しかし、二戸さん「やっぱり代々木公園だよなぁ」その時、二戸さんの携帯が鳴る「代々木公園の中?3分前?!西門から?!」強力な目撃情報が二戸さんの元へ入る。太一、代々木公園に入る時周囲を張り込んでいた刑事に見つかっていたのだ。
「代々木公園の出口を全部固めたい!」二戸さん声高に号令を飛ばす。
「大丈夫だよねぇ」と太一がのんきな事をいっている頃、
「よーし最後の詰めだぞ」徐々に場所を詰めてきた刑事達、渋谷区担当の刑事がこのとき全員代々木公園に集結していた。
意気揚々とする刑事達。中には靴紐を結び直す者も。

出口を固め、二戸さん始め残りの刑事達が代々木公園内へゆっくりと踏み込む。
そして芝生で休んでいた太一に変化が。
『ピ』
見晴らしがいいため、逆にどこから見られているのかわからない。
何度味わってもなれない恐怖。
と、迫ってくる女性刑事。太一、一度は林の中に逃げ込むも再び鳴り出すビーコン。
「どこどこ?音でかいよ」猛然と迫り来る別の刑事数人!
「うわぁ!!」パニックに陥る太一だが、5人6人とどんどん増え続ける刑事達。
渋谷区の刑事全員集結の大捕物!
とうとう四方を囲まれ太一、捕まってしまった!
太一「恐えー!参りました・・・」
二戸さん「あなたは疲れてるだろうから、必ずこの公園に来ると!」
まさに目撃情報と作戦の勝利に、してやったりの二戸さん。
「あなたが最初に捕まったんですよ」
国分太一、ここに身柄確保!

城島も最大のピンチに遭遇していた。バス車内から確かに確認できる刑事が一人。
なんと城島が乗るバスに乗り込もうとしている。
「バレんように・・・」
声もひそめ顔を隠し、刑事が乗り込むタイミングと同時に下車。
息を殺しドアが閉まるのを待つ・・・。
ぎりぎりセーフ!「危なかったー!」
出発した後で気付いた刑事も悔しがりながらバスは行ってしまった。

「ニセモノ?ホンモノ?」「ホンモノだよぉ」幼稚園児に囲まれ冷やかされる松岡。
「顔がナスみたいな感じー」苦笑いの松岡。
しかし、そんな松岡と程ない距離ではパソコンで分析する刑事達の姿があった。

 

ピンチを脱した城島。フェンスに寄りかかり「1つの区って広いねぇ」と地図を眺めてホッとしていると
「うわぁ来たぁ!!」なんと、自転車で追いかけてきた刑事が急接近!逃げ切れるか?
路地に逃げ込むも自転車のスピードにはかなわない。やがて「あ〜捕まったぁ」
城島、一瞬の油断を突かれ、身柄確保。

二戸さん「太一君を捕まえた精鋭を最も難しい大田区に派遣します」
代々木公園から刑事達続々と原宿駅へ向かった。
これから刑事が増える大田区。そんな事も知らない達也は浜松町行き電車に乗ろうとしていた。

陽もかげり薄暗い街中で松岡のビーコンが反応する。
しかし、辺りの暗さと人ごみで刑事の姿が確認できない。
「いた!」迫ってきていたのは横断歩道の向こうにいた刑事3人。
「やべぇ!」細い路地を懸命に逃げる松岡。
しかし刑事達も負けてはいない。3人がかりで追い詰める!
物陰に身を潜めたつもりの松岡。
が、刑事に見つかってしまい、あえなく御用。
「あ〜も〜、捕まっちゃったよぉ・・・」

タイムアップまで残り2時間10分。残るTOKIOは達也と長瀬の2人!果たして逃げ切れるのか?

『ピ』この音に恐怖を感じ続けたこの日のロケ。
元々遭難者救出のために作られた発信機だから非常に耳に届き易い音になっている。
その音を、刑事達と出くわすたびに聞いていたメンバー。
ロケが終わっても未だに『ピ』と言う音には過剰に反応してしまうらしい。
また、この日大活躍だった二戸昭五さん。
かつては常に身の危険にさらされる現場をいくつも乗り越えてきたのだが、今ではその様な事もない。
が、ロケ当日。
最初は冷静な口調で的確な指示を出し、かつての手腕をフルに発揮していた。だが、かつての犯人を捕まえる闘争心にも火がついてしまい、太一を捕まえた頃には本物の警察にしかわからないような専門用語も飛び出す。
その時周りにいた刑事達は、
「?」だったらしい。