もちろんここで使う水も、節約の為に梅雨の時期に貯めておいた雨水。
節約術もしっかり忘れていません。さらに部屋の中にも打ち水の効果を得るため、 畳を濡れた雑巾で拭き始める茂子に悠太と翔太。

とその時、何かを思い出したのか・・・、

茂子『畳も女も手入れすれば、いつまでも輝いてられんねんで!』

少し口調が荒れた茂子でした。


さらに日差しが強くなってきた時間帯に効果的なのが「簾(すだれ)」。
日差しを遮ることで気温の上昇を防ぎます。
すだれに水をかければ部屋に入る風も冷やされてさらに効果的。
これらの茂子の納涼対策で夏の暑い日差しの中、室温が1度下がりました。

そして一息ついてテレビを見ていると、そこに映るのは楽しそうに遊ぶ海水浴客。
子供『海行きたいね』

やはり夏といえば、もちろん海!
しかし節約生活茂子に海に行く余裕などあるはずがありません。
ところがお金はなくても茂子にはアイデアがありました。
茂子『あんたらちょっと目つぶってみい』

そしてどこからともなく聞こえてきたのは・・・、“ザ〜ザ〜ザ〜”という波の音。
子供『うわぁ〜、波の音!かあちゃん、どうやってんの?』
実はこれ、ダンボールに米粒を入れて揺らしただけの茂子のアイデア。

なんとか子供を海に連れて行きたいという母の愛情から生まれた茂子のアイデアでした。