映画やドラマで映像を盛り上げる大切な役割を担う効果音。
知恵と工夫で、身近に存在する様々な音を創造するDASH効果音研究所では、
今日も効果音職人である達也と松岡がテレビモニターに流れる映像に合わせて
音の研究中だ。 達也が巻尺を畳にこすりつけて「シュ〜〜」と音を出すと、
ビー球を入れた風船を松岡が叩き「ド−ン、パチパチパチ」と、
見事に花火が炸裂する音を創りだしていた。

するとVHSテープを持ってやってきたのはDASH効果音研究所の先生。
先生「今、忙しくてさ。このテープに音を入れてくんない?」
達也「はい!!」

先生によると、この研究所にあるものだけで音は創れるらしいのだが、
映像しか入っていないテープに、その映像に合わした効果音を入れるのは至難の技。

すると画面に映し出されたのは、自称巨匠監督スティーブン・シゲルバーグ。
今回も超大作の映画「ラストおサムライ」を製作したらしいのだが、
超大作の映像に金を使いすぎて、音を入れられなくなってしまったようだ。
シゲルバーグ「是非、効果音を入れて欲しい。ちなみに試写会は今夜なので」
松岡「時間が無いねぇ。あいかわらず追い詰めるね、あいつは!」

無理な依頼でも、自称大物監督「シゲルバーグ」の頼みなら仕方がない。
さっそく達也と松岡は超大作「ラストおサムライ」を拝見することにした。