晩夏、軒下を流れる風が一層涼しげに風鈴を揺らすDASH村。 特製ハウスに実るスイカの手入れをしていた達也と太一。すると里山を知り尽くす守山先生がヘビを片手にやってきた。
達也「うぉわ!毒だよ・・・」
木片をヘビに噛ませると、ジワリと汁が木片に滲んできた。 このヘビマムシは、里山に多く見られる毒を持ったヘビの一種だという。

守山先生の来訪とマムシの発見に、里山の新たな息づかいを感じた達也と太一、農作業もそこそこに、守山先生、明雄さん、保原とともに里山探索へと繰出した。 しばらく斜面を歩くと、さっそく新たな発見に出会うこととなった。
守山先生「これは珍しい・・・!」
そこに生えた1本のまっすぐな植物、これはオニノヤガラと呼ばれる葉を持たない植物。

この時はすでに開花を終えた状態であったが、このオニノヤガラにはさらなる発見があった。 先生の言われてオニノヤガラの根元を掘り起こすと、出てきたのはジャガイモのようなカタマリ。
守山先生「この中にナラタケの菌が詰まってるの」
じつはこのカタマリはオニノヤガラの塊茎。その中に菌を蓄え、うまく共存関係を保っているのだという。 これは、里山全体のバランスがうまくいっているひとつの証といえる。