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先ほど空にいた城島は、一転、鍾乳洞の中。
鍾乳洞は、海底のサンゴなどが堆積した石灰岩が地上に隆起し、地表の水に浸食されやすい石灰岩の内部に空洞が生じてできる。
南城市にある玉泉洞は、500か所以上ある沖縄の鍾乳洞の中で最大。全長5000メートルにも及ぶ。この鍾乳洞をくぐり、城島には目指すものがあった。
城島「どこや、ケイブパールは」 |
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一般に、鍾乳石は茶色いが、鉄分を含む水の影響を受けなければ本来は白く透明な鍾乳石がたれ下がる。
ケイブパールは、サンゴ礁の石灰分を含む水が天井から滴り、核となる小石を数百年かけ、コーティングされてできる鍾乳石のひとつ。 |
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城島は洞窟の真珠なるものを目指し、玉泉洞の奥深く。
いよいよ、最大の難所。水面から25センチ、幅40センチの狭き穴。ガイドの大岡さんに習い、ヘルメットが邪魔にならないように外し、水面からかろうじて顔を出して呼吸し、顔半分を水につけながら慎重にくぐり抜ける。 |
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