豊富な水を利用した豆腐料理が名物の店「笹乃雪」。
江戸の初期に根岸に店を構えて以来、絹ごし豆腐を江戸に伝え、戦争で焼け野原になった時も、リヤカーを引き伝統の味を守ってきた。
「笹乃雪」名の由来は、笹の上に積もった雪のような豆腐を出すことから。
箱の中には大きな絹ごし豆腐が2丁入っていた。
長瀬「大豆の甘みがすごい!」
それは、醤油などを垂らさなくとも、しっかり濃厚な味。

次に向かうは、16マス目“豊嶋屋白酒"。
白酒で繁盛している神田の酒屋さんのようだが、決め手は、絵にある十字架のような屋号のマーク。お店はすぐに見つかった。
江戸時代、1日で一升瓶5万本が売れたという「豊島屋」白酒。
当時はあまりに人が殺到したため、医者が待機していたほど。
みりんをベースにした米のお酒は、400年前から変わらない製法。
だが、この20分前… すでに達也チームが豊島屋を訪れていた!
しかも白酒の時期は春先。今年最後の一本を飲みほしていた。
山口「お米のトロっとした感じがあって、甘い」

図らずも、先手を取った達也チーム。
さらに進んで、18マス目の“今戸 火鉢"。
火鉢らしいが、何故か、おたふくの絵。
まず、ここまでの経験から、今戸は地名と予想。
地図で確認し、情報を求めて浅草にある1063年創建の今戸神社へ。
神主の市野さんによると、今戸焼という焼物があるとのこと。
江戸時代、隅田川沿いは土手の土を利用した、火鉢や人形を作る“今戸焼"が発展。狛犬の台座には、奉納した焼物職人たちが“火鉢屋"として刻まれている。
そして、現在、唯一残る今戸焼の工房を紹介して頂いた。