羅漢果は、生では毒性があるため乾燥させて食材とする。
じっくり煮込むことで、甘み成分をたっぷり含んだ汁を出させる。
様々な料理に応用できるが、女性に高い人気を誇るのは白玉とタピオカに熱いまま注いだ、羅漢果の薬膳スープ。
砂糖を使わないのに、温めたシロップのような甘さ。
太一「後に来る甘さと、根っこっぽい香り」
こちらも温めれば、感じる甘さは増す。
低カロリーでも甘味度は28、甘さ基準の3.5倍。

続いては、東京・高円寺のイラン料理の店『ボルボル』へ。
その激甘料理とは、イランの朝食として定番の“ハリム"。
馬肉とラム肉で採ったダシに押し麦にした大麦を入れて3時間、溶けてとろとろになるまで煮込む。
この時点では、激甘どころかダシの味しかしない状態だが、いただく際に、砂糖とシナモンを山盛りに、たっぷりとかける。
もう、ギブアップ寸前の太一を横目に、
長瀬「麦のリゾットに砂糖が合ってる」

と、河合検査員が取り出した白い粉は、“ネオテーム"。
アメリカで開発された、アミノ酸由来の甘味料。
その甘さは、砂糖の7000倍から1万3000倍もあるがゼロカロリー。
多くの飲み物やお菓子に、カロリーオフの材料として使われている。
これもハリムに入れて味見するも、甘党、長瀬でも顔をしかめる甘さ。
ハリムの甘味度30が、ネオテームなら40。
甘さ基準の5倍の料理を堪能。