突然落ちた時計に反応する太一、先生の見解は
森田「30代にしては遅い」
スローにして計測してみると反応タイムは基準よりやや遅い 0.82秒。敏捷性に衰えの兆しが見られた。
時計が落ちたことが実験とは思わなかったのか、
太一「何かやってんの?」
一方、各世代の被験者でも反応を見る。
大学まで野球部のスポーツマン・20代の西川さん、元自衛隊員・40代の岩岡さん、音楽とダンスが趣味・50代の金枝さん、そして、ゴルフが得意な60代の中さん。年代順、横一列で並んで座る背後で、時計が落下。


反応は見事なまでに、20代の西川さんから順に振り返り、
達也「反応のウェーブができましたね」
即座に振り向いた西川さんは、0.51秒。
あとは年代順に、40代の岩岡さんが0.90秒、50代の金枝さんが1.23秒、60代の中さんが1.46秒という結果。
敏捷性を向上させるには、ランニングなどで緩急を加えると、神経の伝達速度を高める効果がある。


次は、歳と共に可聴域が狭まるという“聴覚”。
森田「(衰えると)高音部が聞こえづらくなってくる」
実験に使う音は、蚊の羽音のようなキーンという「モスキート音」。
個人差はあるが、若いほどにその高周波の音をはっきりと捉えられ、聞こえる周波数は広くなる。
その不快な音は、たむろする若者の撃退法としても知られる。
これをケータイの着信音とし、背後の棚に置いて、さて気付くか?
音は、30代以下は聞き取れるとされる15000ヘルツに設定。