続いて訪れたのは、諏訪郡原村。
八ヶ岳に近く標高1000mほどの原村は、日照時間が長く夏場のセロリの栽培が盛ん、日本一の出荷量を誇る。
村でも2007年にソースをつくる為栽培し、20本近い収穫となった。
セロリ農家の篠原さん畑を見せて頂く。
城島「太いなこれ」
茎の太さ5pほどが、10本ほどのボリューム。
収穫までに6ヵ月、手間と苦労が欠かせないというが…
松岡「結構水与えてますけど」
篠原さん「セリ科の植物だから、水が好き」

地下100mより水をくみ上げ、灌水パイプでの水やり。
マルチ、敷きワラを敷き、常に保水させた栽培。
城島「敷きワラがいいんだね」

もう1つのポイントは、定植から1ヵ月したら、必ず行う、わき芽取りと呼ばれる作業。
余分な芽を取る事で栄養が分散されず、太い茎が育つ。
松岡「太い幹1本を残す、やっぱ一本独鈷なんだ」
作業を終えたら、穫れたてを頂く。
松岡「うめぇ〜」
城島「穫れたてならではの新鮮な味や」

レタス、セロリと高原野菜の栽培を学んだ後、諏訪盆地を走っていると、ピンク色をしたビニールハウスを発見。
農家の小澤さんに話を伺うことに。
松岡「何でピンクにしてるんですか?」
小澤さん「生長を速める」

ピンクのシートを開発したマテリアルサイエンス株式会社の中澤さんによると、これは、光変換光合成促進農法といい、ピンク色のフィルムやネットを使い、作物の生長を促す新たな農法だという。
レタス、セロリなどの高原野菜でもその効果は実証され、生長促進だけでなく、早期収穫、収量・糖度の増加など効果がある。通称ピンク農法。