続いて丹波栗の真価が問われるという選別作業。
虫喰いや病気の栗を除く。
直径3.9p以上が、3Lサイズ。
ふるいにかけると、この大きな栗は半分ほどしか残らない。
最後に選別された栗を焼き栗にして頂いてみると…
長瀬「美味しいホクホク」

丹波栗を堪能した所で、丹波もう一つの秋の味覚、マツタケを求めて、亀岡市へ。
村でも、2000年・秋に里山でマツタケを探し、アカマツのそばでマツタケが採れたがその数は年々減少、昨年は1本も採れなかった。
その原因は!?
マツタケ採りの名人・今西さんとマツタケ生態学者・吉村先生を訪ねた。
太一「松ぼっくりがあるから、アカマツは近いぞ」
マツタケは健康なアカマツが多く、適度な陽当たりと乾燥した地面を好む。

人工栽培できないマツタケは、およそ400億もの胞子を飛ばす。
マツタケの胞子は、雨などで地中に入りやがて発芽し、アカマツの根と出会い感染、菌根が発生する。
そこから、シロと呼ばれる白い層を形成し、地温が19℃を下回るとマツタケの子実体ができる。さらに
吉村先生「アカマツがマツタケと共生している」
そのひとつが、マツタケの菌がアカマツ周辺の微生物を排除しているという事。
一方、マツタケはアカマツから光合成によりできた養分を受け取り、アカマツは、マツタケから土壌のミネラル分を受け取っている。