土砂崩れから3か月経った、10月。
魚沼は辺り一面が黄金色に染まり、清さんの土砂崩れの被害を受けた田んぼも無事、穂が実りをつけ、すでに稲刈りを終えていた。
城島「耐えた稲はすごいね」
しかし、まだ田んぼには刈り取られていない稲も。
上からの土砂が流れ込んでしまった場所は、機械では刈り取れない為、1株づつ、手で収穫。

そして、いよいよ新男米の田んぼを見に行くと、そこには、黄金の実りが!
城島「立派に育ってる!」
心配されていた、虫やいもち病などの病気にもやられておらず、すべて均等に実をつけていた。
達也「村の米とは違うな。やっぱり土が違うからかな」
明雄さんも驚くほどの出来栄え。
立派に育った新男米をいよいよ収穫。
分けつの量も多く、稲株も大きい、嬉しい実り。

清さんが持ってきたのは、稲架木(はさぎ)。
刈り取った稲を1段ずつかけて乾燥させるために使われるもの。
地方によって、2段であったり、一本の棒に縦にかけていくやり方など様々あるが、魚沼では、風通しが良い環境と利便性を考えて、4段がけ。
全て刈り取り終え、稲架木にかけて、あとは陽当たりと風通しの良い棚田で乾燥するのを待つばかり。
一作業終えた男たちに、清さんの奥さんの千代子さんから頂いたのは、あんぼという、よもぎを混ぜた米粉の皮に、大根の葉やあんこを入れて作るおやきのような伝統食。
城島「美味しい!」
達也「これをおかずに米が食べれる」