ダルメシアンを飼う上で重要なのは、その運動量を消費させること。
家にいることの多い生活でポシェは常にエネルギーを発散させることを考えているという。
そして、続いてのトレーンングはC仕事を与える。
犬の本能を利用して、大好きなボールを木綿のタオルの中にくるんだ知育道具で遊ばせてあげる。
頭と体を使うことでリフレッシュできる。
そして ある程度遊んだら、飼い主のコントロールで終わらせる。
こうしてメリハリをつけることも大切。
これらのトレーニングは飼い主が犬の行動に目を配り、犬にとって大事な存在となり、指示に耳を傾けるようになってもらう事が大事。
ポシェとのコミュニケーションはとれるようになるのか?
半年に渡るトレーニングが始まる。
日々、感情コントロールのトレーニング。

3か月後、辻村先生に誘われ ワフの屋内ドッグランへ。
そこでは楽しきトレーニングが。
辻村先生「ミュージカルチェア」
これは、犬と行う椅子とりゲーム。
音楽に乗って 犬とコミュニケーションをとりながら、ツケの練習。
音楽が止まれば、おすわり・待てを指示してじっとしている間に椅子を取り合う。集中力と信頼関係を楽しみながらトレーニングできる。

この競技を考案したのが動物行動学の世界的権威のダンバー博士。
愛さん・ポシェコンビもダンバー博士の前でミュージカルチェアに挑戦!
トレーニングの成果を見せられるか!?
ポシェは音楽が始まると同時に吠え始め、輪から乱れたりせずにしっかりと、愛さんについて歩き出した。
吠えるのはポシェだけ。他の犬もいるということで、気分は高揚。
吠えずに指示を待つ表情。
そして、音楽が終わり、おすわり、待ての合図。
他の犬たちは 飼い主を見つめ、集中力を切らせない中、ポシェはおすわりに30秒かかり、待ての時には集中力が切れてしまい、愛さんの声は届かなかった。
指摘する改善点はやはり飼い主。
愛さんは延々と指示ばかりでポシェは何がいいことか理解できない。
適切なタイミングで穏やかにほめることで犬はその行為がお互いにとっていいことだと学習する。