宇宙へ向かって飛び立つロケットは、世代を超えて人々を惹き付けるもの。
日本が誇る「H-UAロケット」をはじめ、映画「宇宙兄弟」も宇宙へのロマンと、宇宙飛行士になる難しさをリアルに描き大ヒット。
とはいえ、ロケットに乗れるのは一部の限られた人たちだけ。
誰でも宇宙へ行ける宇宙旅行の募集も始まったが、その費用は約1600万円。一般の人にはほど遠い夢…。
だが、身近なところにもロケットがある… それが“ペットボトルロケット"。
燃料は水と空気だけ、しかも1本のペットボトルで100mの上空へ打ち上がるこのロケット。
もし100本集めれば、人も飛べるのでは? そこで、“ペットボトルロケット100本でどこまで飛べるか!?"

空への夢を追う“DASH宇宙兄弟"こと城島と長瀬は、まずペットボトルロケットのスペシャリストがいるという、岐阜県の「かかみがはら航空宇宙科学博物館」へ。
子どもたちに宇宙と科学技術の魅力を伝える「日本宇宙少年団」の顧問を務める片岡鉄雄さんは、あの宇宙飛行士・毛利衛さんにも一目置かれる人物。
片岡さん曰く、ペットボトルロケットが高く飛ぶために必要なのが水。
長瀬「(ペットボトルに)水が入ってなきゃダメなんですか?」
片岡さん「空気だけでも飛ぶんですが、少ししか飛ばない」

そこで、実際に空気だけで飛ばしてみることに。
まずはペットボトルで作ったロケットに空気を注入。
ペットボトルの口を塞いでいるキャップをワイヤーで引っ張ると、キャップが外れて圧縮した空気が吹き出る。
その勢いで飛んだロケット、飛距離は、約20mだった。
続いて、水が入ったロケットを発射させてみると、空気だけのロケットの4倍、約80mの飛距離!
その理由は、ペットボトルの中で圧縮された空気が、空気より重い水を一気に押し出すことで、より推進力が生まれるため。
長瀬「この原理を使えばリーダーも飛べるね!」
城島「僕!?」