産卵の時は神経質になるというクサフグを静かに探す。
高橋さん姉妹の妹の光子さんによると、
光子さん「姿勢を低くして見ると、波打ち際の所に見え隠れする」
木村さん「最初にオスの偵察隊が来て、それから本隊が来る」

まず、偵察隊の数匹のオスが産卵場所を偵察し、敵がいないことを確認すると、少数のメスと大勢のオスが産卵場所にやってくる。
そして、波打ち際でメスが産卵すると、周りのオスたちが精子を卵にかけて受精させるという。

どうしてもその様子を見たい城島は…
城島「カモフラージュ作戦で」
砂浜の色と同じ布で身を隠し、クサフグに見つからないように近づく、『一反木綿』作戦。
城島「いた、いた」
意外にも作戦は成功!しかし、見つけたのは偵察部隊のオスばかり。
メスはオスの2倍ほどの大きく、産卵時期になるとさらにお腹が膨れる。
偵察の後は、そのメスが、オスを連れてやってくるはずだが…

城島の次なる作戦は、『ゴンドラカメラ(アヒル隊長搭乗)』。
頭上から、クサフグたちにゆっくりと近づき、その姿を見事捉えた。
城島「ぷっくりしてんのがメスかなあ」
ついにメスを発見し、波打ち際で産卵が始まった!
城島「あのオレンジの、卵や」
しかし、オスが姿を見せないまま、卵は強い波に流されてしまった。
その後、日暮れが近づくにつれて、波はさらに高くなり、これではクサフグたちはなかなか産卵ができない。
結果、その日は産卵を見ることができなかった。