いよいよ仕上げの作業。せんべい作りの花形「焼き」。
教えてくださるのは1日で2500枚を焼くという、24年のキャリアを持つ、牧野三枝子さん。
焼き台という器具を使用し、プレスして焼いていく。
鉄板の温度は150℃、そこにタネを適量つまみ均一に並べる。
そしてハンドルでプレスを締め上げると、キューっという音とともに蒸気が上がり、それで焼き具合を判断する。

蒸気が上がらなくなったら、焼き上がりの目安。
焼き台を開けると、焼き上がったせんべい同士の間隔が均一。
しかも、すべてが伝統の手のひらサイズ、8cmで見事統一されている。
焼きたての味を確かめてみると、
太一「甘い!贅沢な味」
さっそく、バイトの二人も「焼き」に挑戦。

焦げないよう、テンポよく並べていくのが「焼き」のコツ。
そして、プレスし蒸気が収まれば、せんべいが完成。
しかし、二人の焼いたものは隣同士がくっついている“友達"という状態に。
そうなったせんべいはB級品、値段も8割ほどにダウン。
太一「俺らの場合、先にタネの山を作っておいた方がいい」
牧野さんのようにトレイの上でタネを均等に分けながら焼くのは難しいので、太一、長瀬はトレイの上で事前にタネを均等に分けておく作戦。
すると太一はテンポよく並べていくが、長瀬は少し遅れ気味。