スムーズにタグ付けできているかと思いきや、漁師さんから、ストップの声が…。
久保さん「ああダメ!今、ズボガニにタグ付けただろ!」
達也「ズボ?」

ズボガニとは、甲羅や脚などが柔らかい脱皮直後のカニのこと。
越前ガニは、脱皮を10回以上繰り返して成長していく。
その途中、脱皮し終えたばかりでまだ甲羅が固まっていないカニを、「ズボガニ」と呼び、越前ガニと区別され、1杯20,000円の越前ガニの10分の1の値段で、地元で販売されている。
達也「見分け方が難しいな…」
見分けるポイントは、柔らかさ。
ズボガニにはタグは付けず、発砲スチロールの箱の中へ。
こうしてズボガニ50杯、越前ガニ50杯のタグ付けが無事に完了。

タグ付けされた越前ガニは大きさごとに一列ずつ並べられ、セリにかけられ、店頭の生簀などで生きたまま販売。
一方、黄色いタグがつかない脱皮したてのズボガニは、傷みやすいため、水っぽくて食べられない甲羅部分を丁寧に取り除き、塩茹でされてから出荷。地元を中心に販売される。