時給1,500円の高額バイトは、フグへの愛情となにより慎重さが求められるという。
早速、敦賀フグ養殖歴20年の中井さんに連れられ、冬の日本海へ。
陸からわずか200mほどにある生簀で養殖が行われている。
敦賀フグの養殖は、九州などから買い付けた全長5cmの赤ちゃんから始まり、小魚を砕いたエサを2年間やり続けて出荷用サイズにまで育てる。

成長途中のフグの赤ちゃんを網ですくい、手で持ってみる。
達也「噛まないんですか?」
中井さん「上の歯を抜いてあるから大丈夫です。」

敦賀では、フグがお互いかみ合って傷つけないよう赤ちゃんの時に抜歯しているという。
しばらくフグを手に持っていると、
城島「膨らんでる!」

フグが膨らむのは、敵を威嚇し、自己防衛するため。
つまり、フグが膨らんだら、それはストレスを感じているサイン。
膨らんだままの状態では周囲にぶつかり傷つきやすく、出荷には適さないという。
中井さん「フグはデリケートなので優しく」
繊細なフグの扱いは、膨らまない様、優しく丁寧に、が基本。