2014年4月20日 放送内容DASH 0円食堂 ~高知県~

日本全国捨てちゃう食材探して料理旅!DASH 0円食堂!
相棒のキッチンカーと共に、香川、徳島を巡り、
今回向かった先は、太平洋・土佐湾に面した、
太一「高知県!いい場所だよね。本当に好き」
そんな高知の名物といえば、消費量日本一のカツオ。さらに、
城島「あとショウガね。山の幸と海の幸が豊富やもんね」
2人がやって来たのが、香南市夜須町にある、道の駅『やす』。
温暖な気候を利用した豊富な地元野菜、周辺にある3つの漁港から
直送される新鮮な魚貝類など、様々な食材が揃う、
夜須町周辺の文化や情報の発信基地。
ここで0円食材探しのヒントを見つけたい!
太一「フルーツトマト。もう収穫しているんだね」
それは、基準糖度8度を超える、ブランド野菜の夜須フルーツトマト。
これまで、日本全国で様々な作物の糖度を測ってきたTOKIOは、
甘さを競うブランド品ほど、規格外のものが出る事を知っていた。
太一「俺、ここに行くぜよ」
道の駅の近くに畑のある、西内さおりさんという方が生産者と判明。
続けて、鮮魚コーナーをチェックすると、
太一「メインとなるものは…お魚かな?」
マダイや「ハゲ」と呼ばれているカワハギなどを発見。
すると、料理番組の司会も勤める太一が、
太一「魚貝集めてさ、アクアパッツァとかやればいいんじゃない?」
アクアパッツアとは、イタリアの漁師料理。
魚貝を主役にトマトを始めとする野菜をふんだんに入れ、煮込んだもの。
太一「野菜も魚貝類もなるべく種類が多い方が煮込んだ時美味しい」
ここからは、二手に別れ、城島は魚貝類を求めて港へ。
太一は、フルーツトマトを求め、西内さおりさんのハウスを探す!
やって来た先には、
太一「あ!ハウスいっぱい!メロンの匂いがする!」
どうやらメロンを育てているハウスのよう。
そこに通りかかったのは、メロンを栽培しているという高橋さん。
高橋さんのハウスを案内して頂くと、
太一「これは相当メロン作ってますね」
高橋さん「3000本くらいは」
これは、夜須のエメラルドメロンというブランドマスクメロン。
不必要な枝や実を間引き、一つの実だけに栄養を集中させる事で
完熟マンゴーとほぼ同じ糖度に育てたメロン。
しかし、捨てちゃうところあるのか?
高橋さん「これ、0円食堂ですよね?」
0円食堂の事を知っていた高橋さん。ならば話が早い。
高橋さん「これは、絶対捨てます」
それは、大きなメロンの陰に隠れて、間引き忘れてしまったメロン。
ちなみに、味は保証できないというが、
太一「ズッキーニとかって思えばいいんだよね」
ズッキーニは、アクアパッツァなどイタリア料理にかかせない野菜。
太一「ズッキーニ、ゲットだよ!どんな味なのか楽しみ!」
その頃、城島は捨てちゃう魚貝類を求めて、香南市赤岡町の漁港へ。
しかし、漁港にも加工場にも人の姿か見えない。するとその先に、
城島「別府商店。聞くだけ聞いてみよう」
生シラスを茹で上げ、天日干しした釜揚げチリメンを製造している別府商店。
お話を伺ってみるが、この日はあいにくの雨模様。
チリメンジャコを外で干せないため、捨ててしまうものは無かった
城島「まいったなあ…」
一方、太一は道の駅で調べていたトマト農家の西内さおりさんの倉庫へ。
期待する、フルーツトマトの規格外のものはあるのか?
倉庫で作業中の西内さんにお話を伺う。
西内さん「収穫してきたものを、フルーツトマトと普通のトマトに分けて
選別したものを大きさ順に分けてます」
ここで判明したことは、
徹底的に水分を減らすと、トマトは甘くなるということ。
西内さんは、土の中に特殊なシートを入れて、根が勝手に
地下水を吸わないようにして、実を甘くし、フルーツトマトとして出荷。
選別で基準を下回ったものは普通のトマトとして出荷している。
さらに、形が悪かったり、傷がついたトマトは、フレッシュジュースに
して販売しているという。
このままでは、トマトが手に入らない。
そこで、太一が最後の切り札を…
太一「入り口の所にちょっとだけ…」
それは、太一が倉庫に来た時に、最初に見つけていた外に置かれたトマト。
西内さん「あれは商品ではございません、捨ててます」
水がないストレスで傷んでしまい、ジュースにもせず捨ててしまうという。
西内さん「赤いのがいいですよ、煮るのは」
太一「ありがとうございます!これだけあれば美味しい料理ができます」
何とか、アクアパッツアの名脇役トマトをゲット!
一方、主役の魚貝を探す城島は、手結漁港へ。
そこで、ヨダレ貝と呼ばれる、高知県の珍味の貝を選別中だった、
漁師の内田さんに出会い、お話を伺うと、
籠の中には、ヨダレ貝以外にも、別の貝や小さなイカが混じっていた。
内田さん「ダシがでるわ」
城島「ありがとうございます!」
ようやく魚貝をゲットできたものの、未だ主役は不在…。。
ラストチャンスをかけ、吉川町の吉川漁港へやって来たものの…
城島「うーん…誰もいないか。最後の頼みの綱やったんやけど」
無念の時間切れ…と思いきや、漁港近くでシラスを加工している、
土佐角広海産というお店を営んでいる北垣さんに出会う事ができ、
早速、お店に案内して頂く。
もう後がない城島が、本題を切り出す。
城島「鉄腕DASHの0円食堂っていう、いらないものとか、どうしても
食べないものを再利用できないかなっていうコーナーなんですけど」
北垣さん「あると思いますよ」
それは、茹で上げる際に、どうしても釜の中に残ってしまう、大量のシラス。
これは食べずに捨ててしまうという事で、分けて頂く事ができた!
こうして、高知県香南市夜須町周辺で見つけた捨てちゃうものいろいろ。
アクアパッツァの主役となる魚は、シラスのみだが、
2人には、あるアイディアがあった。
まず、西内さんの紹介で知り合った、松崎さんから頂いた
形が悪く出荷できないナスと同じウリ科のズッキーニに見立てた、
間引き忘れのメロンを、一緒にオリーブオイルで炒める。
そこに、湯剥きしたフルーツトマトを加え、軽く潰す。
太一「贅沢だね!フルーツトマトをソースにするなんて」
2人が目指すのは、魚貝の少なさを豊富な野菜でカバーするアクアパッツア。
漁港で手に入れた貝と小さなイカは、
太一「ダシ用です。貝から出るダシは最高だからね」
あとは、主役となる魚だが、
城島「これで勝負するしかない」
塩分が抜けてしまったシラスに、塩、酒で下味をつけ、
小麦粉を入れ混ぜ合わせ、すり身を作る。
そして、小さな魚が集まって大きな魚に見せる「スイミー」の絵本を参考に、
シラスのすり身をカレイやイワシで型作る。
これをアクアパッツアの主役とする。
形が崩れないように油で揚げ、そこに、貝のダシをとり、
ナス、フルーツトマト、甘くないメロンを煮込んだソースをかければ、
『シラスのアクアパッツア風』の完成!
さらに、もう一品。
太一「メロン」
それは、収穫を終えたエメラルドメロンの農家の宮崎さんから
頂いた割れてしまったため捨ててしまうというメロン。
メロンの実をスプーンで切り抜き、フードプロセッサーでジュース状に。
仕上げに、クラッシュアイスを浮かべ、
『エメラルドメロンのフローズンドリンク』が完成!
城島「わー!おしゃれやん!」
こうして、メニューが揃ったところで、食材を分けて頂いた方達をお招きし、
楽しい食事会の始まり!
まずは、2人のアイディアが詰った『アクアパッツァ』。
太一「シラスが入ると和風っぽくなるんだね」
城島「トマトの味、ええ味してる」
続けて、『メロンのフローズンジュース』は、
太一「ウマい!甘い!」
高知県の明るい人たちのおかげで、今回も美味しい料理ができあがった!
↑ページTOPへ