2014年9月21日 放送内容DASH 0円食堂 ~宮崎県~

日本全国、捨てちゃう食材探して料理旅!0円食堂!
今回、城島と長瀬が訪れたのは、食材の宝庫、宮崎県。
長瀬「(食材)いっぱいあるでしょ。宮崎牛、地頭鶏…マンゴー!」
そう2年前、長瀬は、出張DASH村で宮崎を訪れ、完熟マンゴーを味わっていた。
最高でも一個2万円の値が付く、マンゴーを作っていたのが、
伝説のマンゴー男こと修さん。
そんな楽しい人に出会えるか?
食材のヒントを求めてやってきたのは、
宮崎県の真ん中・都農町にある道の駅「つの」。
地元でとれた新鮮な野菜はもちろんのこと、
鮮魚コーナーには、日向灘で水揚げされた新鮮な魚介類。
さらに、宮崎和牛を使ったハンバーグや、
ハムやソーセージの加工品も30種類以上並ぶ、
都農町周辺の文化と情報の発信基地。
と、そこに待っていたのは…
長瀬「あれ?織田くんだ!!」
そう、元フィギュアスケート日本代表・織田信成が0円食堂に初参戦!
現役時代は、得意のコンビネーションジャンプを武器に数々の大会で優勝、
そして、戦国時代の革命児・織田信長の17代目末裔。
織田「よろしくお願いします!」
天下とりならぬ、0円食材ゲット出来るか?
長瀬「(食材探しは)本当に過酷なロケ」
食材探しはアポなし、突然の訪問に怒られることも多いが、
織田「(現役時代は)コーチから怒鳴られても、怯まないところはあるので」
さっそく、店内へ。
と、織田が手に取ったのは宮崎地鶏「地頭鶏(じとっこ)」。
宮崎県が誇る最高級ブランド地鶏で、
程よい弾力と歯ごたえがあり、低脂肪・低カロリーなのが特徴。
それを、炭火で焼いて真空パックにした商品だが、
城島「(商品を)手に取ったら、その担当になる!」
そんなルールは聞いたことがないが…
織田「え!そうなんですか!?じゃあボク地鶏担当で…」
加工の際に切れ端は出るのか?
さらに、
織田「ブドウがいっぱいある」
都農(つの)町は、日照時間が長く、水はけの良い土壌で、県内2位のブドウの産地。
そして、そのブドウから作られる都農ワインは、
フルーティーな味わいで、世界のワイン100選にも選ばれた。
そんなブドウがあれば、
織田「フルーツを使ったスイーツみたいなもの出来そう」
さらに、
店員「ドライトマトいかがですか?」
都農町は、トマトの収穫量宮崎県1位。
大玉からミニまでおよそ30種類以上の品種を作っており、
トマトを使った加工品も30種類以上ある。
その中にあったのが、「トマト鍋」と書かれた冷凍した鍋スープ。
城島「トマト加工してるんやったら、切れ端とか出てきそう」
そこで、目指す料理は…
長瀬「トマトがあるんだったら、イタリアンな“ピザ"」
城島「ピザ食べたいな!」
宮崎の食材がいっぱい詰まったピザに決定。
ここから3方向に分かれ、ピザを目標に捨てられちゃう食材探し!
まず、城島が向かったのは、「トマト鍋」を作っている都農もりあげ隊の住所。
こちらでは、トマト鍋を製造しているらしいが、
矢野さん「本当は布団屋なんです」
商工会の役員もしている矢野さんは、鍋大会で優勝したのをきっかけに、
町を盛り上げようと「トマト鍋」を作り始めたという。
事情を説明すると、矢野さんがお店の奥から出してきたのは、
味が美味しくなくて、商品にならなかったトマト鍋のスープ。
しかし、自分たちで食べることもあるとのことで、
ディレクター「アウトです」
矢野さん「材料で良いんですか?」
そこで冷凍保存している材料のトマトを見せて頂くことに、
矢野さん「冷凍焼けしてるトマトはダメですね」
使い忘れてパックの一部が冷凍焼けしてしまったトマトは、
色が悪く、味が落ちた部分もあるため、捨ててしまうという。
城島「これ、頂いていいですか?」
まずは、本日最初の捨てちゃう食材、冷凍焼けしたトマトをゲット!
城島「ピザに一歩近づいたよ」
その頃、織田は漁港へ向かっていた。
織田「漁港の方は厳しい方が多いって聞いたのでドキドキします」
さっそく、港にいた漁師さんに話を聞く。
この日獲れたのは、シイラという魚。
しかし、シイラは水揚げする際にぶつかって傷つくことも多いが、
ほとんどが、切り身で売られるため、捨てる所はないという。
その後、何人かに話を聞くものの、カメラNGの方も多く、収穫はなし…。
と、苦労している織田の様子を遠くから見ていた、
地元の方が近くの鮮魚店を紹介してくれた。
一方、長瀬は、道の駅で見つけた「宮崎和牛」の加工している工場へ。
突然の訪問にも関わらず、快く見学させて頂けることに。
そこで、さばかれていたのが“宮崎ブランドポーク"。
エサに米や芋を混ぜて与えることで、
甘味が強くあっさりとした、臭みのない肉質になるという。
その工場内で、見つけたのが
カゴいっぱいに入った、豚の肩甲骨。
こちらでは、毎日およそ800頭の豚を捌いており、
ほとんど捨てる所は出ないのだが、
この肩甲骨だけは、薄く骨髄も少ないため、
あまりダシも取れず、商品にはならないので捨てているという。
昔は、おでんに入れる具材として持って帰っていたというが、
今はそれもせず、何かのエサにすることもないとのことで、
長瀬「豚の肩甲骨頂きます!」
その頃、織田は、先ほど地元の方に教えてもらった鮮魚店へ。
さっそく、事情を説明すると、ご主人の橋本さんは、
橋本さん「アジの頭とか、いま捨てたところあるけどね」
こちらの「橋本鮮魚店」では、ご主人が毎朝仕入れた魚を、
捌いてサクにし、お店に並べているのだが、
その際に出たアラは、全て捨ててしまうという。
この日さばいた新鮮なアジとサワラのアラを頂けることに。
一方、城島は道の駅で見つけたブドウ農園へ。
訪ねたのは、園内で約15種類ものブドウを栽培販売している、
「KAWANO農園」。
河野さんに作業場へ案内して頂くと、
河野さん「房から外れてバラバラになった実は捨てる」
こちらでは、収穫したブドウを出荷する際に、
痛んだ実や色の悪い実、もげたり熟しすぎて柔らかくなりすぎた実は、
形を整えるために、切り落として、全て処分してしまうという。
お客さんの試食用には、もっと品質の良い物を提供するとのことで、
ありがたく、その捨てちゃうブドウを頂いた。
その頃、長瀬は、道の駅で見つけたじゃがいもの生産者の元へ。
突然の訪問に戸惑うじゃがいも農家の脇田さんだったが、
貯蔵している倉庫へ案内して頂けることに。
そこにはシートに覆われたじゃがいもが…
脇田さん「紫外線が当たると青く(悪く)なるから暗くしてる」
その中でも虫食いで穴の開いたじゃがいもは廃棄するとのこと。
脇田さんや家族の方も食べないというので、いくつかを分けて頂いた。
一方、織田は、鶏肉の加工を行なっている工場にいた。
従業員「何かネタ見せてください」
ネタは、元フィギュアスケート選手・鈴木明子さんの演技のキメポーズ。
こちら「信商」では、宮崎県産の鶏肉を一口大に切り分け、
串に刺したら炭火で丁寧に返しながら、程よくこげ目がつくまで焼き、
真空パックにして全国に出荷しているのだが、
その際、余分な脂身と皮は切り取って全て処分してしまうという。
その脂身と皮をゲット。
こうして、宮崎県都農町周辺で集めた捨てちゃう所いろいろ。
長瀬「ピザ作るのは初めて」
食材もたくさん頂けたので、長瀬がイメージしたのは、
宮崎の名物をたくさんトッピングしたピザ。
まずは、冷凍トマトをフライパンで火にかけながら、
お酒を加え、コショウとオリーブオイルで味を整え、
このまま15分ほど煮詰めてトマトソースに。
織田は、鮮魚店で頂いたアジとサワラのアラを熱湯で4分茹で、
湯から取り出し、丁寧に身をほぐしていく。
織田「身がたくさん付いてる」
これをどうするつもりなのか?
そして、長瀬は鶏の皮をオリーブオイルで炒め、
長瀬「カリカリにしちゃっていいね」
とは言うものの、これも一体どうするのか?
一方、城島は、
城島「お肉扱っている所でスライサーの切れ端の豚肉をもらった」
実はこれ、豚肉の加工場で、
スライスする機械に残っていた豚肉の切れ端を頂いたもの。
これを細かくミンチ状に刻み、オリーブオイルで炒めたら、
ウスターソースとミリンを入れて味付け。
しかし、一体これもどう使うのか?
そして、長瀬は虫食いがあったジャガイモを茹で、
それを潰して、よく練って、繋ぎに小麦粉を加え、
長瀬「でも本当に生地っぽくなってきた」
これを薄く伸ばして、ピザの生地に。
そこへ、先ほどのトマトソースを塗り。
さらに、片栗粉を加え、
トロミを付けた豚ミンチのミートソースを載せていく。
そして、魚のアラから取った身に、
マヨネーズとオリーブオイルを加え混ぜ合わせ、これも具材に。
さらに、鳥皮をカリカリに炒め甘辛く味付けした照り焼き。
これらをトッピングしたら、オーブンへ。
長瀬「3色ピザ」
その間、織田は、鍋に砂糖を入れてブドウを5分ほど煮詰める。
そして、取り出したのが“鬼ユズ"
織田が出会った農家さんから、皮が痛んでいるということで頂いたもの。
正式名は「獅子ユズ」と呼ばれるミカンの仲間。
デコボコした表面がユズに似ていることから、
その名がついたといわれている。
この中をくり抜いて、器代わりにして煮詰めたブドウを入れる。
織田「OK、完成です」
出来上がったデザートは、甘く煮詰めた「ブドウのコンポート」。
そして、焼き上がったお待ちかねのピザ。
その仕上がりは?
長瀬「いい感じのピザになったね」
織田「美味しそう」
そして、頂いた豚の肩甲骨は煮込んで、
これにモチキビとショウガを入れて白だしと醤油で味付けし、
付け合わせのスープに。
0円食材を頂いた方々をお招きして。
まずは、ジャガイモ生地の0円3色ピザ。
城島「トマトソースもええ感じですわ、美味しい」
続いて、肩甲骨のスープのお味は?
織田「うわっ、美味しい」
そして、最後に織田が作ったデザート。と、
織田「ちょっと今からスペシャルにしたいと思います」
そう言って、ポケットから取り出したのは小さな旗。
織田「TOKIO、20周年おめでとうございます!」
実は、9月21日はTOKIOがデビューして、
ちょうど20周年にあたる記念すべき日。
城島・長瀬「ありがとうございます!」
では、お祝いのケーキ代わりにブドウのコンポートを。
長瀬「まさか宮崎で20年の誕生日を迎えるとは思いませんでした。
もう、TOKIOからMIYAZAKIに改名しますか!」
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