2015年1月11日 放送内容DASH 0円食堂 ~沖縄県~

日本全国捨てちゃう食材探して料理旅!DASH0円食堂!
相棒のキッチンカーと共に、九州7県ぐるりと巡り、
福岡県の博多港から貨物船に乗って、やって来たのは、
およそ1500km離れた沖縄県!沖縄の食材と言えば、
太一「夏だったらゴーヤ」
長瀬「あと、あぐー豚」
太一「あと、ソーキそば忘れてたよ」
そんな2人がやって来たのは、道の駅「いとまん」。
ここは日本最南端の道の駅で
県内でも最大規模を誇り、取り扱う商品によって建物が3つ。
お魚センターには、地元で水揚げされた、
県魚のグルクンやイラブチャーといった新鮮な魚介類。
うまんちゅ市場には、さとうきびをはじめとれたての新鮮な野菜が並び、
お肉コーナーには、沖縄料理に欠かせないあぐー豚などの加工品も数多く並ぶ。
沖縄県・糸満市周辺の文化と情報の発信基地。
ここで、0円食材探しのヒントを見つけたい!
まず、お魚センターには、沖縄県産の魚がズラリ。これらは、
道の駅からほど近い糸満漁港で水揚げされているという。
糸満漁港は、沖縄県で最大の規模を誇り、
マグロやシイラなど大型の魚をはじめ、アカマチやビタローなど
色鮮やかな魚も多く水揚げされるという。
続いて、うまんちゅ市場へ。
その中には、
太一「ゴーヤがある!めちゃめちゃ立派!」
長瀬「この時期でもあるんだね」
狙うは、規格外のゴーヤ。そこで2人がイメージしたのは
太一「チャンプルーはしたいよね」
沖縄の定番料理ゴーヤチャンプルー。
さらに、2人が見つけたのは、沖縄そばの麺。
太一「やっぱいかないとダメでしょ。ソーキそばいきたい!」
ソーキとは、豚の骨付き肉。これを甘辛く味付けし、
そばに乗せた、沖縄を代表する郷土料理。
しかも、イカスミ味など、様々な種類の麺が!
太一「ちょっとずつもらって、ブレンドするっての手もありだね」
狙うは、加工の際に出る麺の切れ端。
これで2人が作りたいメニューは
太一「ゴーヤーチャンプルーと」
長瀬「ソーキそば」
ここからは2手に分かれ、
まず、太一は、ゴーヤを求めて、玉城勝広さんの畑へ。
そこで作業をしていた玉城さんを発見し、お話を伺う。
玉城さんは、21歳で父親がやっていた畑を継ぎ、葉タバコを作っていた。
ゴーヤは3年前から作っているという。
太一が、こちらを訪ねた事情を説明すると、
玉城さんが見せてくれたのは、間引いた後に捨てていたゴーヤ。
ゴーヤは、ひと株に、何本も実できるのが特徴。
そのため、形の悪い物や、大きくなる見込みがなさそうな物は、
栄養が分散してしまうため、間引きする。
その中で、端っこが黄色く傷み、サイズが小さい物は捨ててしまうという。
太一「ゴーヤゲット!」
その頃、長瀬は島豆腐を求めて、糸満商店へ。
お店で作業中だった金城さんにお話を伺う。
長瀬「豆腐って賞味期限どのくらいなんですか?」
金城さん「だいたい当日が賞味期限なんです」
島豆腐と普通の豆腐の違い、それは固さ。
金城さん「チャンプルーに使う豆腐なんで、少し固めじゃないと」
普通の豆腐は、すり潰した大豆を煮込んでから絞って作るが、
島豆腐は、絞った後に煮込む。この作り方の違いが、独特の固さを生む。
さらにプレスすることで、より食感が固くなる。
金城さん「プレスが終われば、切って、島豆腐になります」
その際に、要らない部分が出てくるという。
プレスして40分後、島豆腐ができあがり、いよいよ切る作業へ。
奥さん「耳が必要なんですよね?」
耳というのは、
島豆腐を固める際に容器からはみ出してしまった端の部分。
この切り取った部分は、食べる事もなく、捨ててしまうという。
長瀬「島豆腐の切れ端頂きます!島豆腐ゲットです」
その頃、太一は、まだ玉城さんの所にいた。
玉城さんに案内されてやって来たのは、タマネギ畑。
畑には、放置されたままのタマネギの葉がどっさり。
玉城さん「商品にならないから捨てた」
それは、強風などにより、葉がしおれてしまったタマネギの葉。
葉がしおれてしまうと、養分を十分吸収する事ができなくなるので、
小さいうちに収穫。その際、玉の部分は切り取って、
道の駅で、買い得商品として売っているが、
大量に出るタマネギの葉は、全て捨ててしまうという。
さらにその中には小さなタマネギも
太一「お父さんこれも頂きます」
こうしてタマネギの葉と小さいタマネギをゲット!
その頃、長瀬は、糸満漁港。
長瀬「あれ、もらえないかな。リリースするって言ってた」
それは釣り上げたタチウオ。
実は5分前に出会った方に話を伺うと、
この日は釣れる手応えを楽しむスポーツフィッシングをしていた。
つまり釣れた魚はリリースするということで
長瀬「タチウオゲットです」
こうして、沖縄県糸満市周辺で集めた捨てちゃう所いろいろ。
この食材で作るのは…
太一「これでソーキそばはできるね」
長瀬「ゴーヤチャンプルーもいけるんじゃないですか」
まずは、糸満漁港で頂いたタチウオを捌き、ぶつ切りに。
長瀬「身が柔らかい」
さらに、頂いたタマネギを細かくみじん切りにし、
フードプロセッサーに入れ、そこへぶつ切りにした太刀魚を
細かくペースト状にしたら、手でこね、焼き上げ、一口大に切れば、
タチウオとタマネギで作った、スパム風の完成!
一方、太一は、沖縄そばのスープづくり。
糸満市にある沖縄トータルサービスから分けて頂いた、脂身の多い豚肉と
昆布の切れ端を茹でて、出汁を作り、醤油、酒、砂糖で味を整え、
出汁を加えて、スープの完成!
太一「美味しそうだよ」
一方、長瀬は、間引いたゴーヤとしおれたタマネギの葉、
島豆腐の耳(切れ端)を炒め、塩、コショウ、醤油で味つけ。
最後に、タチウオとタマネギで作った、スパム風を入れれば、
『0円チャンプルー』の完成!
太一「沖縄だ!」
そして、もう一品。
太一「ミックス麺。これいいよ」
実はこれ、長瀬が沖縄そばの製麺所で分けて頂いた麺の切れ端。
スープの中に、茹でた麺を入れ、豚肉と昆布、
刻んだタマネギの葉と、太一が頂いていた四季柑を乗せ、
二品目の『0円沖縄そば』の完成!
太一「おいしそうだよ」
こうして0円沖縄料理ができたところで、
食材を分けて頂いた方達をお招きして、食事会のはじまり!
太一「皆さんの協力があってこれだけ素晴らしい料理が出来ました」
まずは、ミックス麺で作った『0円沖縄そば』
太一「ソーキそばだ!」
長瀬「沖縄の味って感じするわ」
続いて、『0円チャンプルー』。
太一「ゴーヤとタチウオ、うまい!」
0円食材で作った沖縄料理を堪能できた。
太一「実は行ってない所も多いんだよね」
そう、キッチンカーが次に0円食材を探す町は…
長瀬「東京だー!」
捨てちゃう食材探して、旅は続く!
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