2015年3月22日 放送内容DASH 0円食堂 ~千葉県~

日本全国捨てちゃう食材探して料理旅!DASH0円食堂!
太一と長瀬が向かった先は、千葉県。
太一「九十九里」
九十九里浜は、約66km続く日本渚百選にも選ばれた美しい砂浜。
名物と言えば、ハマグリやイワシがあるが、その他にどんな食材があるのか?
やって来たのは、九十九里浜に面した山武市にある・道の駅オライはすぬま。
今が旬の菜の花を始め、地元でとれた新鮮な野菜。
千葉県が生産量日本一を誇る落花生の商品は、20種類以上。
さらに、九十九里浜で獲れた水産物の加工品も数多く並ぶ。
早速、野菜コーナーを見てみると、
太一「あ!海水ネギ。何これ!?」
これまで日本各地でネギを収穫してきたTOKIOだが、
海水をかけて育てるというネギは初めて。
さらに、九十九里浜の名物、ハマグリも発見!
太一「加工しているってことは、切れ端が出るよね」
続けて見つけたのは、米粉麺。
山武市は、県内でも有数の米所。米粉を使った加工品も様々。
これで、2人がイメージしたのは、
太一「スペイン料理行っちゃう?パエっちゃう?」
魚介をたっぷりのせた、スペインの家庭料理・パエリア!
2手に分かれ、太一が目指したのは米粉麺を製造している加工場。
そこは、道の駅から、わずか130mの場所。
太一「過去最高の近さじゃない!?」
この加工場では、千葉県・山武市産のお米を米粉にする加工を行っている。
できた米粉は山形県の製麺所へ送り、そこで米粉麺を作っている。
つまり、ここでは麺の加工は行っていない。すると、
石川さん「賞味期限切れの米粉麺とかならありますけど…」
賞味期限が切れた米粉麺は、回収され、ほとんどが処分されるという事で、
太一「米粉麺ゲット!幸先いいね!」
一方、長瀬は、
道の駅で見つけた、九十九里の郷土料理、イワシのゴマ漬けを作っているお店へ。
九十九里は、江戸時代からイワシ漁で栄え、
今でもカタクチイワシの水揚げ量は日本一を誇る。
しかし、よく見ると、このごま漬け、イワシの頭がカットされていた。
そこでやってきたのは、
長瀬「魚民商店」
しかし、この日はイワシが揚がらず、捨てちゃう頭はないとの事。
押尾さん「こんなアラじゃしょうがないでしょ?」
と、見せてくれたのは、捨ててしまうという、イナダのアラ。
長瀬「イナダのアラ、ゲットしました!」
一方、太一は、道の駅で見つけた海水ネギ。
海水ネギとは、10倍に薄めた海水をおよそ2週間おきに散布することで、
塩分がネギに適度なストレスを与え甘くなり、
海のミネラルを吸収することで太く育つ。
生産している土屋さんを訪ねると、これから収穫に行くとのこと。
畑には、捨てられている細いネギが残っていた。そこで、事情を説明すると、
土屋さん「片付けてもらえるとこっちも助かりますけど」
細いものは規格外の為、出荷もできず、家でも食べないという。
太一「海水ネギ、ゲットしました!美味しそう!」
その頃、長瀬は片貝漁港の直売所で、
殻が割れて捨てられるハマグリがあると聞き、市場へ。
ハマグリは、浜辺から300mほどの所で熊手のような道具を
海底に沈めて船で引っぱりながら漁を行う。
その際、割れてしまったハマグリは、呼吸が出来なくなり、
1日から2日で息絶えてしまう為、出荷もできずに、全て捨ててしまうという。
長瀬「ハマグリゲット!」
一方、太一は、道の駅で見つけた菜の花を求めて『ソムリエファーム』へ。
そのハウスで見せて頂いたのは、花が咲き過ぎた菜の花。
花が咲くと、花に栄養をとられ、味が落ちてしまう為、全て捨ててしまうという。
さらに、隣のハウスでヒビ割れてしまい廃棄する紅芯大根もいただいた。
こうして、千葉県・山武市周辺で集めた捨てちゃう所いろいろ。
今回、2人が作りたいのは、スペイン料理の家庭料理・パエリア。
まずは、殻が割れてしまったハマグリを白ワインで蒸していく。
太一「これはいい出汁でるよ!」
さらに、長瀬が直売所で頂いていた、サザエに似た食感の巻貝、
ナガラミを10分茹でる。
一方、長瀬が頂いたイナダのアラは、片栗粉と塩、みりんを加え、
フードプロセッサーですり身にし、袋の中へ。
そこへ穴を開けて、これを絞り出す。
長瀬「今、イカに見たてたリングを作ってます。」
そう、長瀬瀬のイメージは、パエリアに入っているイカリング。
これを、フライパンで蒸していく。
続けて、海水ネギと、虫食いのスイスチャードを切り、フライパンで炒める。
そこに、ハマグリとナガラミでとった出汁を加える。
太一「ダブルスープだね」
そして、米粉麺をハサミで細かく刻み、パエリアのお米代わりに。
長瀬「これ、無かったら絶対パエリアできない」
刻んだ米粉麺を、野菜と貝の出汁で作ったスープに入れ、
その上に、イナダのアラで作ったイカのリング、ハマグリ、ナガラミ、
花が咲いたスティックセニョールを乗せて、
およそ5分間、炊きあげる。
そして、もう一品。
紅芯大根と、頂いていた青首大根をスティック状に切る。
そして、長瀬がナガラミを頂いた直売所で見つけた地面に落ちたイワシを
たっぷりのオリーブオイルで炒める。
太一「アンチョビドレッシング作ってんの?」
ここにお酢と、塩、コショウを加え、味を整えたら、
アンチョビドレッシングの完成!
菜の花を添えたら、『春野菜の0円サラダ』のできあがり!
そして、『0円パエリア』が炊き上がったところで、
食材を頂いた方々をお招きしてのお食事会!
まずは、出来たての『0円パエリア』から。
長瀬「美味しい!」
「これは千葉でしか出せない味だな」
続いて、『0円サラダ アンチョビドレッシング』。
太一「なにこのオシャレな味」
長瀬「ドレッシングいけてるな、これ」
太一・長瀬「みなさんありがとうございました!」
東京のお隣、千葉県で出会った食材で春を感じる、
美味しいスペイン料理を堪能することができました!
↑ページTOPへ