世界一うまいラーメンを目指す男たちの挑戦。 この日、集まったTOKIOの前には、3つの醤油。 千葉県の濃口醤油、兵庫県の淡口醤油、北海道の魚醤。 それは、自分たちが日本各地で探し求めた、究極の醤油。 男たちが目指す、世界一うまいラーメンに見合う醤油はどれなのか? 醤油と出汁を合わせてみて、味を確かめる事に。
達也が北海道で見つけた、旨味の王様、真昆布。 城島が高知県で手に入れたソウダガツオで作った、 強いパンチのある、手火山式の宗田節。 松岡が石川県で作った海塩を加えた出汁は、旨味が強くパンチがある。 そこに加えるのは、ラーメン激戦区の環七で行列を作る人気店、 『せたが屋』の店主・前島氏からお借りした鶏油。
まず試したのは、太一が千葉県富津で出会った濃口醤油。 達也「出汁と醤油の香りがしっかりしてる」 しかし、食べ続けているうちに気づいた。 麺と一緒に味わうと、TOKIOの出汁に、濃口醤油は… 達也「麺の味がちょっと弱まっちゃったかな」 長瀬「この濃口醤油、良くも悪くもズンとくる」 濃口醤油では、味が強すぎて、せっかくの出汁や麺の小麦の風味を損なってしまう。
次に試すのは、達也が兵庫県たつので出会った淡口醤油。 原料に使われる揖保川の水は、全国でも珍しい、超軟水。 不純物がほとんどないため、上品な味となり、出汁の旨みを引き出す。 松岡「深いね。出汁の味を生かしてる。ちゃんと出汁を醤油で立ててる」 出汁の旨味を引き出す淡口醤油に決まりか… 長瀬「もう少し醤油感が欲しい気がする」 麺と一緒に食べ続けると、次第に感じる物足りなさ。 TOKIOの出汁に、淡口醤油は弱すぎるか。
濃口醤油では強すぎ、淡口醤油では弱すぎる。 そこで最後に試したのは、松岡が北海道釧路で出会った魚醤。 原料は、旨味が強い青魚のサンマ。 内臓を取り除き、身だけを使うことで混じり気のない魚醤を生み出す。 松岡「昆布を立たせる、この魚醤は」 しかし、魚介の旨味が強すぎて、スープを飲むごとに飽きてしまうか。 太一「最初はいいんだけど、最後まで味にカドがある気がする」
どの醤油も、まさに一長一短。すると、松岡が… 松岡「醤油をブレンドする」 濃口醤油を3、淡口醤油を2、魚醤を1の割合でブレンド。 そんなブレンド醤油と出汁、そして麺との相性は… 長瀬「うまい!バランス最高!醤油の向こうにカツオが見える」 達也「小麦も感じる」 松岡「食べた後の口の残り香が良い」 その出来栄えは、前島氏も舌をうつほど。 醤油は、このブレンド醤油に決定か。
続けて、男たちには決めなくてはいけないものが… 松岡「今度は油にこだわらないといけない」 スープに深いコクを与え、麺にスープを絡ませる油。 第一印象に大きく影響を与え、やみつきになる旨さを与える、 うまいラーメンには欠かせない大事な要素。 そんな究極の油とはいったい…!?