2015年5月10日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?

城島と達也がやってきたのは、沖縄県・名護市。
今回で3度目となる、猛毒を持つ“ハブ"の駆除。
ハブはこの時期、県から注意報が出るほど活発になる。
過去には2m近い大物も捕獲されている!
そして、今年も2人に駆除を教えてくれるのは、この道30年のハブ捕り名人。
まず、3人が向かったのは、家族連れや子供たちも多い公園。
ハブ捕り名人「ハブトラップ仕掛けているので見てみましょう」
すでにハブ捕り名人が仕掛けていた罠を確認するが、
その前に、おなじみの、腕を保護する防具を装着。
これは、沖縄県公衆衛生協会が開発したもの。
さらに、足元は長靴でガード。
そして、繁みの奥には仕掛けたハブトラップ。
ハブ捕り名人「新型なんですよ」
去年学んだ仕掛けは、ハブが中に入れば入り口がすぼまり、
出られなくなるものだったが、
ハブ捕り名人「4~5日、箱の中にいると逃げられるんです」
巨大なヤツがかかると、鉄板を折り曲げ、
強引に逃げられることがあるという。そこで、
今回、ハブ捕り名人が開発した仕掛けは、中の板をハブが触ると、
フタが閉じてロックがかかり、2度と出られない構造に。
では、その進化した仕掛けにハブはかかっているのか?
ハブ捕り名人「フタが開いてますね」
これは、獲物がかかっていないという証拠。
ひとまず一つ目の仕掛けは元に戻し、二つ目を確認。
城島「フタが閉まってる」
改めて中を覗いてみると、何やらうごめく縞模様が!
と、達也、それを見てすぐに分かった。
達也「これハブじゃないね。“アカマタ"だ」
アカマタは毒は無いが、気性が荒く、人を襲うことも。
年に1度、こうして実習することで、
いざという時に正しく対応できるので、
ハブ捕り名人「今回は城島さんが袋に入れてみましょう」
過去2回、達也はDASH島での遭遇を想定し、
経験を積んだので、実際に遭遇したときも適切に対処できたが、
城島はどうしても恐怖心がぬぐえず、2年間進歩なし…。
今年こそは、自らの力でやらねば!
仕掛けからアカマタを出し、頭部を捕まえ、袋に入れる。
ハブ捕り名人「咬みつきに来るから、それが引いたときに捕まえて」
動くものに咬みつく習性があるアカマタ、
まずは、達也が目の前で手をかざして気を引く。
体が伸びきったときが抑えるタイミングだが、
城島は、なかなか近づけない。
ハブ捕り名人「長靴で首根っこ踏みつけてみて」
手でダメなら足も使って、なんとか初めての捕獲に成功。
だが喜ぶ間もなく、次の獲物を探して移動。
上陸したのは、沖縄本島の西にある屋我地島。
島全体に畑が広がり、その作物を狙ってくるネズミや小鳥などを
目当てに、ハブが集まってくる。
達也「こういう草の茂みの中にいたりする」
と、探し始めて間もなく、城島が草をかき分けると、
そこに隠れていた“ホンハブ"を発見!
しかし、もたもたする城島…結局、見かねた達也が捕まえる。
ハブを入れる袋は合成樹脂製の肥料袋、
2層構造でハブの牙を通さない。
暗いところを好むハブは、袋に頭を入れてしまえば、
勝手に奥へと入っていく。
こうして捕まえたハブは、すぐに冷凍して大学などに送られ、
新たな血清づくりの研究などに使われる。
そして、ハブの被害は、住宅地にも及ぶ。
背後に山があり、道路や庭での目撃はもちろん、
家にまで入り込んできた例も。
被害が多い理由は、民家のすぐ脇を流れる沢。
沢はハブとの遭遇率が最も高い場所。
暑いときは水辺で涼んでいたり、
昼間はカニなどが作った穴をのっとり潜んでいることも。
城島「水増えてますね」
実はロケの前日、大雨で塀が倒れるなどの被害も出た沖縄。
雨が降ると、カエルなど餌となる生き物が動き出すため、
ハブの動きも活発になるという。
と、達也の目の前に“ヒメハブ"が!しかも4匹まとめて出現!
ハブ捕り名人「雨降ったから出てきた。春は交尾の時期で群れでいる」
すると、一匹が沢に飛び込み、素早く泳いで逃亡!
では、先に岸にいるヤツらを捕獲。
城島が1匹捕まえる間に、達也は2匹。
そして、泳いで逃げたヤツは、向こう岸の穴の中へ。
見逃せば住宅地での新たな被害につながりかねない。
水中では1.5倍ものスピードになるハブだが、
穴の中にその姿を捉えた達也、果敢に棒を差し込んで捕獲!
達也「この道具(ハブ捕り棒)の使い方にも慣れたな」
そして、ハブの動きに目が慣れてきたところで溜池へ。
実はハブ、この溜池で繁殖しているという。
城島「木の上とかにいるからね」
それは、前回学んだこと。
木の上に潜んでいたハブは、保護色ですぐには分からなかった。
いきなり首筋に来たら、ひとたまりもない。
カヌーでハブの影を探す達也は、一際大きな穴に目を付けた。
ハブはこうした穴の中で産卵することもある。
つまり、1匹駆除することで繁殖も防ぐことが出来る。と!
達也「あっ!いた!」
予想は的中!威勢のいいハブが穴の中から攻撃してくる!
すぐさま首元を挟み、船を漕いで下がる力で引き出そうとするが、
城島「全然(カヌー)動けへん!力強い!」
そして、綱引き状態で格闘すること5分。
ようやく穴から引きずり出したハブの長さは、
人の背丈ほど、およそ1m70cmサイズ!
こうして捕獲されたハブの皮は加工され、様々な皮製品に。
で、肉は美味しく?いただきます。まずは、
ハブ捕り名人「ハブの塩焼き」
地元で作られた塩を振りかけただけのシンプルな味。
お店で食べると1本5000円の高級品。
そのお味は?
達也「美味い!鶏に近い、しっかりしたお肉だ」
さらに、見た目のインパクト大のお鍋。
ハブ捕り名人「ハブのスープ」
これは、ハブのブツ切りの身を2~3時間煮込んだだけ。
調味料は一切使わず、ハブの出汁がたっぷりと染み出たスープ。
滋養強壮に効果があると言われ、
古くは、薬代わりに飲まれてきたという。
それは、見た目とは裏腹に、
城島「美味しい!いりこ出汁とか魚の出汁のような」
達也「ラーメンの出汁、ハブでいいんじゃない?」
沖縄で3度目のハブ駆除、思いがけない収獲もあったか?
↑ページTOPへ