2015年5月10日 放送内容DASH 0円食堂 ~茨城県~

日本全国捨てちゃう食材探して料理旅!『DASH0円食堂』!
相棒のキッチンカーと共に、太平洋沿いを北へ。やって来たのは、
長瀬「来ちゃったね、茨城県」
城島と長瀬が訪れたのは、茨城県・日立市にある、
道の駅 日立おさかなセンター。
その名の通り、4つの鮮魚店が鮮度と値段を競い、
日立沖で水揚げされたばかりの地魚が、数多く並ぶ。
さらに、生産量日本一を誇る、名物の納豆はもちろん、
今が旬のタケノコなど、地元で採れた春野菜も数多く取りそろえる。
早速、2人が見つけたのは、地元で水揚げされたメヒカリ。
目が光っていることから、その名がついたといわれる深海魚の仲間。
その他にも、様々な魚がズラリ。
長瀬「いっぱいあるぞ、魚介系は」
城島「漁港に行った方がいいわ」
狙うは、商品にならない雑魚か?
野菜コーナーは、地元で作られた野菜がたくさん並ぶ。
長瀬「野菜は捨てるところがありそう」
キズついた野菜や間引いた野菜などが狙い目か?
長瀬が目を付けたのは、「ねぎでええやん」という名前のねぎ。
生産者の写真を見ると、作っているのは、若い御夫婦。
さらに見つけたのは、手打ちそばとそば粉。
作っているのは、道の駅から車で40分の常陸太田市金砂郷地区。
江戸時代からそば作りが盛んな土地として知られる。
そばと魚介類が手に入れる事ができれば…
城島「天ざるそばとかどう?」
2人が目指す料理は、天ざるそばに!
ここから二手に分かれて、食材探し!
長瀬が向かったのは、道の駅で見つけたねぎを作っている栗原農園。
その住所を訪ねると、長瀬が道の駅で見たねぎを作っている農家さんの
祖母である栗原ミサ子さんが、ほうれん草の選別中だった。
葉っぱが傷んでしまったほうれん草は商品にならない為、捨ててしまう
という事なので分けて頂く事ができた。
ねぎを作っているのは、ミサ子さんの息子で、
栗原農園の社長の昌則さんという事なので、そのハウスに案内して頂く事に。
一方、城島は、天ざるそばに欠かせないそばを求めて、常陸太田市へ。
生産者の会沢さんを訪ねてみるが、そこは製麺所ではなく、
「スーパーあいざわ」というお店。
城島が訪ねた時には、すでに切れ端は処分してしまっていた。
その頃、長瀬は、栗原昌則さんの案内で、ねぎを作っているハウスへ。
ハウス内で、道の駅で見た「ねぎでええやん」を
栽培している。
早速、そのハウスの中を見させていただくと、
長瀬「すごい設備!ダメになるねぎとか無さそう」
こちらでは、土を一切使わず、水で育てる水耕栽培が行われていた。
作業のしやすさはもちろん、水とウレタンを使うため、虫食いが少なく、
等間隔に苗を植えるため、間引く必要もない。
つまり、捨てちゃう部分が出づらい。
しかし、選別所で捨ててしまうというねぎを発見!
収穫したねぎを選別する際に出る、外側の固い葉。
自宅でも食べる事はないというので分けて頂く事ができた。
長瀬「薬味ゲット!」
一方、そばを探し求める城島がやって来たのは、
「手打ちうどんいづみや」。
創業81年、老舗の手打ちうどん屋さん。
1㎝を超える極太麺が特徴で、シンプルに味わえる肉うどんが大人気。
麺を切る際に端は形を整える為に切り落とすが、
お店のカウンター前などに袋にまとめて置いておき、
お客さんに無料で差し上げているということで、
0円食材とは認められず。
その頃、長瀬は、
道の駅で見つけていたサンマのみりん干しを作っている、
「田所半五郎商店」へ。
こちらでは、30年以上継ぎ足してきた秘伝のタレに4日間漬け込み、
丸一日乾燥させて、名物のみりん干しを作っている。
その選別の際に出てくるサイズが小さいものや、尻尾が切れた傷物
なども、お手頃価格で販売しているという。
しかし、選別場には、完全に処分してしまうものがあるというので、
見せて頂いたのが、柔らかいサバの干物。
こちらでは、ノルウェー産の冷凍サバを干物にしているのだが、
ごく稀に、干物にしても、身が締まらないサバが出てくるという。
だが、傷んでいるわけではなく、食感だけの問題で、
脂が乗っており、味は絶品だという。
従業員の方も食べないという事なので、分けて頂く事ができた。
こうして、茨城県日立市周辺で集めた、捨てちゃう所いろいろ。
結局、そばをゲットする事ができなかった2人が作ろうとしているのは、
うなぎのかば焼きをイメージしたもの。
長瀬が手に入れた、身が柔らかいサバは、小麦粉でまぶし、
軽く揚げて、身の崩れを防ぐ。
長瀬「外パリッ、中フワッな感じだよ。いい感じ」
醤油、みりん、酒、砂糖を加え、15分程煮つめて作ったタレを
油で揚げたサバに塗る。
一方、城島は、シラスの加工場で頂いていた、
選別の際にイカやタコなどが混じってしまい
捨ててしまう予定だったシラスを茹でる。
こうして、軽く湯に通すことで塩分を抜く。
シラス以外に混じっているものも、後で使う。
まずは、茹でたシラスに小麦粉を混ぜ合わせ、
クッキングシートを敷いた蒸し器に入れて、しばらく蒸す。
続けて、2人が作ったのは、ほうれん草の大豆和え。
葉っぱが傷んだほうれん草を軽く茹で、水を切り、形を整える。
そこに城島が納豆を作る加工場で頂いていた、
洗う際に飛び出てしまった大豆を弱火で焙煎し、
ミキサーで粉末状にし、味噌で味を整えたものに合わしたものをかける。
長瀬「これは美味しいよ、絶対」
さらに、もう一品。
先程茹でたタコ、イカ、エビ、と長瀬が農家さんから頂いていた
白菜の花を、水で溶いた小麦粉に入れて、油で揚げ、
魚介入りの白菜の菜の天ぷらの完成!
一方、城島が蒸していたシラスは、塩抜きし、小麦をまぶしたことで、
モチモチの食感に変わり、これを米に見立てて盛り付け、
その上に、サバのかば焼き、天ぷら、薬味にねぎでええやんを乗せ、
サバのかば焼き丼 天ぷらのせの完成!
こうして、今回のメニューが出そろったところで、食材を分けて頂いた
方々をお招きして食事会!
サバのかば焼き丼は、
城島「むっちゃウマい!カリッとしてるのに、中はフワッとしてる」
さらに、白菜の菜と魚介で作った天ぷらも、クセがなく絶品!
そして、箸休めに頂くのは、ほうれん草の大豆和え。
長瀬「ホッとする味だね」
茨城県日立市周辺の方々のおかげで、美味しい料理を作ることができた!
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