2015年5月24日 放送内容出張DASH村 ~宮崎県 トマト~

DASH村で培った知識と経験を生かし、日本全国の農家さんをお手伝い!
今回の出張先は、宮崎県都農町。
城島「0円食堂でも来たね」
訪ねたのは、昨年夏、『道の駅 つの』で出会っていたトマト農家の宮崎和弘さん。
都農町出身の奥様と結婚後、トマト農家を営む義理の父に
勧められ、トマト栽培の道へ進んだが…
宮崎さん「実は、トマト大っ嫌いなんですよ」
宮崎さんのようなトマト嫌いでも、食べられるとは、どんなトマトなのか?
早速、見せて頂こうとハウスに向かうが、
宮崎さん「土足禁止なので、靴を脱いでいただいてよろしいですか」
外の菌の侵入を防ぐため、スリッパに履き替えなくてはいけないという。
そんなハウスの中で育てられているのが、
宮崎さん「これが、ごくとまです」
長瀬「キレイだよ、まん丸」
でも足元は、
長瀬「土が一切見えない」
宮崎さん「これが特殊なフィルムでして」
見てみると、トマトの根は透明なフィルムの上に広がっており、
その下には、土も何もない。
つまり、フィルムの上に根ごと乗っている状態。
このフィルムの正体は、
宮崎さん「世界初の最先端技術で作られた特殊なフィルムです」
それは、“モノづくり日本"が世界に誇る、最先端の栽培方法。
生長に必要な栄養素が入った水を吸水シートに染み込ませ、
特殊なフィルムを敷き、そこにトマトの苗を置く。
フィルムに空いている穴は、100万分の1ミリ。
そこを通る水分はごくわずかなため、トマトは身の危険を感じ、
生き延びようとして自ら甘みを溜め込む。
そんな特殊な栽培法で作られる、ごくとまの味は…
一般的のトマトの糖度は、4度から6度ほどだが、9.5度。
甘さだけでなく、旨み成分のグルタミン酸も約2倍!
宮崎さん「ギューッと濃縮された味」
城島「究極のトマトやな」
さらに、一般的な中玉トマトは、5cmほどに生長するが、
ごくとまは3cmほどと一回り小さめ。
この小ささこそ、甘さが凝縮した証。
ポイントは、トマトにとって、生かさず殺さずの絶妙な水分。
それを実現させたのが、この特殊なフィルム。
開発したのは、元々、人工透析など医療の研究をしていた早稲田大学の教授。
作物に必要な水分や養分は通すが、ウイルスは通さない構造になっており、
岩手県陸前高田市の沿岸部、津波による塩害で作物が育たない地域で、
このフィルムを使って高糖度トマトの栽培が始まっている。
宮崎さん「僕みたいな農業の素人でも、簡単にできる」
土づくりがいらない事から、誰でも栽培できるメリットがあるという。
長瀬「農家さんの窓口がグンと広がったんですね」
そんな世界最先端トマトの収穫は、手作業で行われる。
実のついた茎の第一関節部分を折るようにして収穫する。
とれたてのごくとまは、道の駅『つの』で
1パック350円で販売されている。
世界に誇るハイテクトマトを、地元ならではの食べ方で頂く!
宮崎さんの奥様はこの日、資格試験で不在のため、教えてくれるのは、
義理のお母さん、黒木美千代さん。
1品目は、ごくとまと宮崎産の鶏もも肉で作る、地元名物のチキン南蛮。
ごくとまを鶏もも肉に挟み衣をつけて油で揚げ、南蛮酢に漬けこむ。
そこに、タルタルソースと、ごくとま、にんにく、玉ねぎをオリーブオイル
で炒めて作った特製トマトソースをかけて完成。
2品目は、たっぷり40個のごくとまを使った、
城島「ごくとまカレー」
そこに入れるのは、地元の名産宮崎牛!
さらに、九州産の白みそで作る味噌汁。
具は、豆腐とワカメ、そして、ごくとま。
こうして、ごくとまをふんだんに使ったメニューが完成!
宮崎さんの長男・爽多くんも加わり、皆で楽しく食事!
まずは、その味が気になる、ごくとま味噌汁から。
長瀬「うまい!合う!コクの中に酸味がある」
続いて、宮崎県ならではの、ごくとまチキン南蛮。
城島「タルタルとトマトソースが合う!最高に美味しい!」
最後に、宮崎牛がたっぷり入ったごくとまカレー。
ごくとまと一緒に炊いたトマトご飯にかけて頂く。
城島「宮崎牛とごくとまのコラボ!パーフェクト!」
そして、デザートは、地元のお菓子屋さんとコラボして作った、
さわやかな酸味が絶品な、ごくとまロールケーキ。
城島「トマトづくし最高やな!日帰りやけど、この町に
“泊まっと"こうかな。トマトばっかり食べて」
日本が世界に誇る、世界初の技術を使って作られるトマトを、
思う存分に味わい尽くす事ができた。
↑ページTOPへ