2015年7月12日 放送内容DASH 0円食堂 ~福島県~

日本全国捨てちゃう食材探して料理旅!『DASH 0円食堂』!
相棒のキッチンカーと共に、北関東から新潟県を巡り、やって来たのは、
城島「福島まで来たね」
太一「もうホームですからね。お米も美味しい、日本酒も美味しい」
2人が訪れたのは、会津盆地のど真ん中、磐梯山を望む、
福島県河沼郡湯川村の『道の駅 あいづ 湯川・会津坂下』。
昨年10月にオープンしたばかりの、福島県で一番新しい道の駅。
野菜コーナーにはトマト、ピーマン、ナス、ズッキーニなど、
約70種類の新鮮な夏野菜がズラリと並ぶ。
福島県会津地方の文化と情報の発信基地。
ここで0円食材探しのヒントを見つけたい!
早速見つけたのは、夏野菜を代表するトマトやキュウリ。
太一「規格外のやつとかあんじゃない?」
さらに
太一「私がいますよ」
と見つけたのは福島県オリジナルブランド米の「天のつぶ」。
15年の歳月をかけ生まれた新品種で、甘くしっかりとした食べ応えが特徴。
お肉コーナーで見つけたのは、会津名物の馬刺し。
城島「馬刺しええなぁ」
福島県は、馬肉の生産量が熊本県に次いで全国2位。
切りそろえられた馬刺しを見て、
太一「捨てるところあるね、これ」
さらに、馬刺しと同じく名物なのが、
太一「そば粉あるよ」
会津地方は全国有数のそば処。
山に囲まれ、昼夜の寒暖差が大きく、澄んだ空気の中で実ったそばは、
香りがよく、ツルっとした食感が特徴。
乾麺の加工の際に、捨てちゃう麺の切れ端あるか?
そんなそば粉を元に、2人がイメージしたメニューが、
フランス・ブルターニュ地方の家庭料理、ガレット。
そば粉の生地の上にハム、チーズ、卵をのせて焼いたものが有名だが、
地元の野菜をふんだんに使ったものなどできそうか!?
そこで、二手に分かれ、食材探し。まず、城島が目指すのは、
城島「やっぱりそばを行きたいなぁ」
手打ちそばの幟を発見し、訪ねたのは、『そば処 水車(くるまや)』。
お邪魔すると、ちょうど、店主の大竹さんがそばを打っている真っ最中。
こちらで作るそばは、つなぎを入れない、そば粉100%の十割そば。
分けて頂いたのは、麺の切れ端部分。
大竹さん「いつもは揚げそばにする」
とのことだが、この日の営業はすでに終了しており、
今出た分は廃棄してしまうという。
大竹さん「グットタイミング」
その頃、太一は、
太一「馬刺の捨てるところがありそうじゃない?」
会津名産の馬刺しを求めて、馬肉を加工販売する『小林畜産』へ。
加工場で作業をしていた小林さんに事情を説明すると、
小林さん「スキ身って言う部分は、一応廃棄処分します」
こちらで加工している馬刺しは、柔らかな赤身がウリ。
特に美味しいと言われるモモ肉は、スジに覆われているため、
まずはスジごと切り出し、機械でスジをそぎ落とす。
こうして出てくるのが、『スキ身』と呼ばれる、少しお肉のついたスジ部分。
食感が悪く、加工もできないため、捨ててしまうという。
さらに、機械の端に残っていた廃棄予定の赤身も頂き、
太一「馬肉ゲットしました!絶好調!!」
一方、城島は、夏野菜を求めて、『栗城ドリームファーム』へ。
こちらでは、夏野菜のズッキーニを始め、様々な野菜を作っている。
専務の栗城さんとスタッフの室井さんに事情を説明し、
農園に残っていた、出荷しないロマネスコの脇芽の部分を見せて頂くが、
残念ながら、社長のペットの馬のエサになるという事で、
0円食材としては認められず。
その頃、太一は、玉ねぎを求めて、偶然出会った農家の小池さんの元へ。
畑を見せて頂くと、玉ねぎが捨てられていた。
小池さん「イチゴを這わせるために邪魔だから。食べないよ」
元々イチゴの隣に植えてあった玉ねぎだが、両隣のイチゴが生長し、
伸びてくるため、玉ねぎがジャマになり引き抜いた際の
生長しきらないものを捨てたという。
太一「玉ねぎ4つゲットしました」
一方、城島は、まだ『栗城ドリームファーム』にいた。
栗城さんによると、社長のペットの馬にもあげないという食材が、
栗城「ビーツっていうイタリア野菜」
ビーツは砂糖大根の仲間で、糖度が高く、
スイカと同じくらいの甘さがあり、ビタミンや鉄分が多く、
2美肌効果があると言われている。
こちらの農園では、レストランなどから注文が来た分だけ作っているが、
馴染みのない野菜のため余分に作った分は引き取り手がなく、
放ったらかしにして、このまま捨ててしまうという。
しかも、馬はその甘さが嫌なのか、全く食べず。
城島「お馬さんも食べないやつゲット!」
こうして、福島県会津地方で集めた、捨てちゃうところいろいろ。
太一「リ―ダーが言ってたガレットをこれで作れるもんね」
今日2人が作りたい料理のイメージは、
フランス・ブルターニュ地方の家庭料理『ガレット』。
まず、玉ねぎ、馬刺し、間引いたアスパラガスを切って、
塩コショウで味付けし、オリーブオイルで炒める。
このアスパラガスは、アスパラガス農家の佐瀬さんの畑で頂いた、
間引きしたもの。
佐瀬さん「近くに生えてきちゃってるので、採って捨てちゃいます」
と、親茎の近くに生えたものや長さが達していないもの、
曲がってしまっているものなど、
規格外のため捨ててしまうというものを頂いた。
一方、城島が頂いたビーツは、たっぷりのお湯で煮る。
城島「せっかくやからビーツ生かした料理を」
馬のスジは、じっくり煮込み出汁をとり、その出汁に、
山菜のシオデと刻んだ玉ねぎ、茹でたビーツと煮汁を入れる。
このシオデ、出会った農家の菅沼さんに
菅沼さん「せっかくだから見せてあげます」といただいたもので、
なかなか数がとれないため、『山菜の女王』とも呼ばれる高級食材。
さらに、城島が栗城ドリームファームさんから頂いていた、
花が咲いてしまった春菊を加え、
ビーツの鮮やかな赤と甘さが特徴のロシア料理、
『馬のスジ肉入り 0円ボルシチ』の完成!
続いて、十割そばの切れ端を茹で、小麦粉をまぶし、
オリーブオイルをひいたフライパン全体に敷きつめる。
その中に、炒めていた馬肉と玉ねぎ、アスパラガス、
彩として春菊の花を添え、折るように周りを包み、弱火で蒸し焼きに。
こうしてできあがったのが、
『アスパラと馬肉の0円ガレット~春菊の花を添えて~』。
太一「うまそう!」
メニューが揃ったところで、
食材を分けて頂いた方々をお招きして食事会!
まずは、『アスパラと馬肉の0円ガレット』。
城島「馬肉合うねぇ。そばの生地に合うんやな」
太一「ちょっと噛みごたえあるけど美味しいですね」
アスパラガスや春菊のうまみも絶妙にマッチ。
一方、『馬のスジ肉入り0円ボルシチ』。
城島「美味しい!ビーツの甘みも出てる」
そして、もう一品が、そばの切れ端を茹でて丸め、
それに砂糖と醤油のアンを絡めた、『0円みたらしそば団子風』。
太一「美味しい!」
福島県会津地方で集めた様々な食材で、多国籍な絶品料理を堪能する事ができた。
大竹さん「そば打ち教えっから、団子の作り方教えて」
つくづく思う事は、
太一「福島、最高ですね!」
城島「最高やね!」
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